「アクアマン」(映画)
監督ジェームズ・ワン
出演ジェイソン・モモア, アンバー・ハード, ウィレム・デフォー
“冒険と驚異の映像、怒涛のスペクタクル” 『アクアマン』では、1人の英雄の誕生秘話が明かされる。人間とアトランティスの2つの血を引くアーサー・カリーは、自身の運命を確かめるための旅に出る――自分は何者なのか、本当に王となるべき男なのか……それを見極めるために。 Rating G AQUAMAN and all related characters and elements are trademarks of and (C) DC Comics. (C) 2018 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
珍しく、アメリカのスーパーヒーローものを観る。物語とかキャラ造形は好みじゃないのは歴然だから、後はもうデザインと特殊効果を楽しむ。
スーパーマンとかスパイダーマンとか、アッパーミドルの白人主人公がアメコミの既定路線と思っていたけれど、アーサーは髯ずら長髪の60年代ヒッピー風。
そして適役のお兄ちゃんは、金髪碧眼のアングロサクソン風で、いかにもアッパークラス。赤毛の王女は異教の代表ケルトの象徴っぽいし、こんなにもステレオタイプを想像させる設定でいいのかな。
それにしても、頭の悪いやつを王様にしちゃいけない、と思ったよ。
冒頭の、海賊を見殺しにする場面なんかも、いくら相手が犯罪者でもあなたに裁く権利はない、彼らの罪は法廷で裁かれるべきもの、と思うし。お前ら人殺しだから、死んで当然という理屈は、正義のヒーローとして通らないと思うよ。
なんだか、外見、性格から、彼もステレオタイプなのかな、ワーキングクラスのアメリカ人の。
全体通して、単なる力自慢、力で押し通すヒーロー像を、今の時代に描いてウケるんだろうかと逆に意外感。頭使うアイテム探しは、相棒の王女さまについていく感じだし。
背景の廃墟や、海底の科学都市なんかの造形が綺麗。アイテム探しで7つの海の様々に進化したアトランティスの末裔を巡る持っていき方なんかはお手本的進行。
さすがに後半集中力が切れたけれど、なんとか最後まで観れました。
あーこさんは、最初のシーンでもう、引き気味だった。




