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大人に伝える子供経験則  作者: 柊  仁
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新たな一面を探して

初めまして。柊 仁といいます。

今回は私が最近一番嬉しくて、自分自身成長出来たなと思えた経験を書きました。

これを読んで少しでも共感してもらい、日々の生活に役立てていただけると嬉しいです。

私のクラスには、一人周りから避けられている女子がいます。


その女子は普段あまり喋らず、いつも本を読んでいるので周りからはきもいだの話しかけたくないだの散々言われています。


何故喋らないだけでそう言われなければいけないのでしょうか。


私は彼女への悪口を聞く度にそう思います。


しかし、私自身も彼女に対してどこか偏見を持っていたのかもしれません。


それが違うと確信したのはつい最近のことでした。


私が生徒会の仕事で演劇部の活動を取材したときに、彼女は見違えたかのように声を張って、今まで見たことの無いような笑顔で役にのめり込んでいました。


普段全く喋らない彼女がこんな楽しそうな顔をするのかと私は驚きました。


そのとき思いました。


人を一部分だけで決めつけてはいけないと。


あんなに楽しそうに演技をしているのに、クラスでは喋らないからといって避けられているのが私は許せなくなりました。


それから私は一日に数回ですが彼女に話しかけるようにしました。


好きな映画を聞いてみたり、今までどんな役をやってきたのかを聞いてみたり、たわいもない話から始めました。


話しているうちに彼女はだんだんと笑顔を見せるようになったのです。


その笑顔は、演劇部にいるときの笑顔と一緒でした。


私は彼女の笑顔をもう一度見れて、とても嬉しかったです。


クラスでは未だに彼女に対しての偏見は消えていませんが、きっとすぐに消えると思います。


何故なら、彼女はひたむきに頑張る強い心と素敵な笑顔を持っているからです。


私がそれをもっとクラスの皆に伝えてあげれば、誰一人として彼女を避ける人はいなくなると思います。


でも、私がしたらそれは意味の無いことです。


クラスでは見せないような部分を自分の目で見て、感じて欲しい。


そうして彼女に話しかけてあげられる人が増えて欲しい。


そう願うばかりです。


今回の話を通じて何が言いたいのかというと、人を一部分だけで決めつけずにもっと色んな面を見て欲しい。ということです。


周りに流されてその人に対して勝手な偏見を持つのではなく、もっと色んな面があるのではないかと探してみることが大切です。


その人は喋るのが苦手で中々自分から話しかけられないだけなのかもしれません。


そういう人がいたときは自分から話しかけてみてください。


きっと普段は見られない新たな一面が見えてくると思います。


読んでいただき誠にありがとうございました。

皆さんにもこういった経験はありますでしょうか。

周りに流されず自分の意見を持って人と接すると、新たな一面が見えてくると思います。

評価、感想、ブックマークなどしていただけると、皆さんの意見も知れて嬉しいです。

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