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大人に伝える子供経験則  作者: 柊  仁
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自分にできること

初めまして柊 仁です。

今回は僕が小学生の頃に経験した人生で一番後悔していることを書きました。

どうかこれからの生活に役立ててくれると嬉しいです。

初めに、皆さんに質問があります。


いじめられた、もしくはいじめを目の前で見た経験はありますか?


こんなことを聞くのはとても失礼なのかもしれません。


ですが、どうしても私がした経験を皆さんに知ってもらい、同じ過ちを犯して欲しくないないので書かさせていただきます。


私は小学生の頃、友人がいじめられているのを目の前で目撃しました。


その友人は、私の一番の親友でした。


クラスは違いましたが、昼休みになると私達は毎日のように校庭に集合して一緒にサッカーをしていました。


友人がいじめられているのを見たのは、その校庭に行く途中です。


私はいつも遅れて行っていたので友人はもう校庭にいるものだと思っていました。


長い間待たせては悪いと思い小走りで階段を降りると、階段の裏から何か声が聞こえました。


気になって覗いてみると、そこには隣りのクラスの男子4人くらいに友人が囲まれていました。


彼らの共通点はよく分かりません。


何をしていたのかもよく分かりません。


でも、友人に向かって暴言を吐いていたのは確実に分かりました。


私はその時、怖くて咄嗟に逃げてしまいました。


その日から私は、彼に話しかけづらくなったのです。


いつも通り接するのが一番なのか。


しかしそれはいじめを目の前で目撃した僕にとってはとても出来ないことでした。


あの時何があったの?と聞いたら自分がいじめを見ていたことがばれてしまう。


かといえ彼をそのままにしているのも辛い。


私は彼の一番の親友なのにもかかわらず、何もすることが出来ませんでした。


ギクシャクしたまま私達は小学校を卒業し、別々の中学に進学しました。


それから彼とは連絡を取っていません。


今になって思います。


あの時、彼を助けていれば。手を差し伸べていたら。


高校生になった今でも後悔しか残っていません。


どうか私のような過ちを犯さないでください。


このエッセイを読んでいる方々は、私より年齢が高い人の方が多いと思います。


でも、これは学校だけじゃなく、会社やプライベートでもあることです。


自分の大切な人がいつどこでいじめを受けているか分からないのが今の日本の状況です。


もし、いじめに悩んでいる人を見かけたら迷わず手を差し伸べてください。


いじめられる辛さはいじめられている人にしか分かりません。


でも、その人を救えるのは周りの人だけです。


とりあえず、話を聞いてあげてください。


それだけでも悩みは和らぐと思います。


悩みは人に聞いてもらうのが一番です。


私はそれが出来ませんでした。


数年経って後悔する前に、手を差し伸べてあげてください。


学生の頃の友達は一生の友達と言いますが、どうか一生の友達を守ってください。


自分の大切な人を守る為に何が出来るか、それはその人と信頼し合っている自分にしか分かりません。


僕のような過ちを犯さず、友人を大切にこれからの日々を生きていってください。








読んでいただきありがとうございました。

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