仲間思い!?
俺が聞いていたこの世界のステータス平均値はもう少し低かったような。
種族: 人族、エルフ、ドワーフ、獣人族、魔族、魔人族、妖精族 等
性別: 男 女 無性 両性 半両性
称号: 剣士 魔術師 騎士 魔導師 聖騎士 大魔術師 勇者 賢者 等
魔法やスキルのレベルは熟練度によってあがる。個々によって熟練度の成長率は変わる。上がりやすい人もいれば、上がりにくい人も居る。
通常魔法
基本的に一般人は魔法無しか一つ持っている程度。
魔法の才能がある人は二つ。大体は魔術師。努力すれば魔導師と呼ばれる程に。
天才と言われる部類三つ。大魔術師。賢者。
人外。天災。四つ。今まで確認されたのは一人のみ。
神と崇められる。一国の軍、それ以上の戦力に匹敵。五つ。未だに確認無し。
固有魔法
個人にある思いの具現。
生活魔法以外の固有魔法が具現する事は滅多にない。
一般的に知られている固有魔法。
生活魔法は珍しくもなく持っていないのは十人に一人程度。
時空魔法。その名の通り時と空間を操る。とは言っても他人の時間を止める、世界の時を止めると言ったことは膨大な魔力量が必要となってくるためできる者は居ない。基本的な使い方は異空間にアイテムを入れて保管できる、飛んできた小石を50cm以内で止める等。勿論、反応できなければ止めれない。アイテムは異空間に入ると時が止まった状態になる。生体は入れれない。キャパは所有者の魔力量で変動する。
古代魔法。太古の文明で使用されていたと言う魔法。現在残っている古代魔法は極一部。魔力量の消費が多く、長い詠唱を必要とする。その代わり威力は現代の魔法の比にならない程に強大。
錬金魔法。ドワーフ族によく具現する固有魔法。ドワーフ族はほとんど持っている。ドワーフ族以外に持っている人は限りなく0に近い
通常スキル
スキルは基本血筋、要は遺伝で決まる。
父親が農作と言うスキルを持っていて母親が剣術と言うスキルを持っている。
その間に生まれた子供は農作、剣術のどちらかを持って生まれてくる。
確率は半々なのだ。
しかし教会の統計を見ると女には清掃、料理、計算 等と非戦闘的なスキルが多く、男には剣術、拳法、馬術 等と戦闘向きなスキルが多い。
中には希に両親のスキル両方もしくは全く関係のないスキルが発現する。
しかしその場合熟練度の上昇が遅いもしくは片方だけが上がりやすい。
固有スキル
固有スキルは生まれ持った物は希で十万人に一人程だろう。
と言うより固有スキルを持っている事、事態が珍しい事である。
固有スキルは何か偉業を達した、自己の限界を突破 等が発現する条件ではないかと言われているが、詳細は不明である。
レベル:10平均値
魔術師向き
体力:650
魔力量:1200
攻撃力:1000
防御力:2000
俊敏:800
運 :1000
剣士向き
体力:1200
魔力量:900
攻撃力:1500
防御力:2500
俊敏:1200
運:1000
どう考えてもかけ離れてるんだよなぁー
どうしようこんなの見せたら大問題だよな。
「どうしたんだ?アヤト、早く見せてくれ。なにステータスが悪くてもその見事な剣技があれば大丈夫だ」
お父様はステータスが悪くて見せるのを渋っていると思っているようだ。
違うんだよなぁ。
「は、はい…ステータスオープン」
俺はステータスを指先に表示させる。
テンシャ・ヘル・アヤト
種族:人族
性別:男
称号:勇者 魔王 創造神のお気に入り 神々の話題
通常魔法
炎魔法Lv10(MAX)
水魔法Lv10(MAX)
風魔法Lv10(MAX)
光魔法Lv10 (MAX)
闇魔法Lv10 (MAX)
固有魔法
生活魔法Lv8
古代魔法Lv1
時空魔法Lv5
錬金魔法Lv1
神魔法Lv1
通常スキル
畏怖Lv1
五感強化Lv10(MAX)
第六感Lv5
大魔術師Lv10(MAX)
剣術Lv10(MAX)
聖騎士Lv10(MAX)
固有スキル
魔眼Lv2
勇者Lv3
英雄Lv1
魔王Lv1
神力Lv1
神格化Lv1
創造神の加護Lv10(MAX)
レベル:10
通常
体 力:10000
魔力量:50000
攻撃力:20000
防御力:10000
俊 敏:10000
運 :6000
神格化状態
体 力:??
魔力量:??
攻撃力:??
防御力:??
俊 敏:??
運 :??
「なるほど、基本魔法すべてLv10!」
「「はぁ!!?んん!!?」」
お父様とアルデ公爵が俺のステータスを見て目を見開いて驚いている。
まぁそうなりますよね
「アヤトくんもう私は年かな?私の目には基本魔法五属性全てLv10更には古代魔法、時空魔法。ドワーフが持っているはずの錬金魔法。それにこの神魔法とはなんだ?私は夢を見ているのか?」
「異常な程の通常スキル、その年で聖騎士をLv10になっている!?固有スキルに関しては勇者はあるかもしれないと思っていたが勇者の上位スキル英雄まで!?それに魔王?神力?神格化?数値ステータスなんて人外じゃないか!?どうなっているんだアヤト?俺は夢を見ているのか?」
「アヤト様すごいです!」
ミーシャ嬢は俺に抱きつく。
「おおっと。えーと大変申し上げにくいのですが夢ではございません。御二人とも気を確かに持ってください」
数分後。
「レック、取り敢えず王都に行くぞ」
「はい!セバス!王へ謁見依頼の手紙を出してくれ。返事が着き次第出身する!」
「いや、レックよこのまま今から行くぞ、王へは緊急謁見依頼をこちらから出しておく」
「わ、分かりました」
───────────────
馬車の中。
教会で俺のステータスを何十回見返して状況を理解したアルデ公爵が王へ報告をしなければならないと言い出した。
あーめんどくさいことになりました。
「アヤト一体どんな事をしたらそんな化け物ステータスになるんだ?勇者の俺でもそんなに化け物じみてないぞ?」
そう言ってお父様はステータスを表示させる。
テンシャ・ヘル・レック・ベネレー
種族:人族
性別:男
称号:勇者 英雄 剣聖
通常魔法
炎魔法Lv10(MAX)
水魔法Lv10(MAX)
風魔法Lv10(MAX)
固有魔法
生活魔法Lv10(MAX)
通常スキル
五感強化Lv10(MAX)
第六感Lv1
魔術師Lv10(MAX)
剣術Lv10(MAX)
固有スキル
剣聖Lv4
勇者Lv5
創造神の加護Lv1
レベル:87
体 力:8000
魔力量:6000
攻撃力:10000
防御力:6500
俊 敏:6000
運 :3000
うん、なかなかにチートだ。
「これでも、数値ステータスはレベルで言ったら平均の1.5倍ほどあるんだぞ?」
「お父様、すごいです!」
「ハッハッ。息子に嫌味を言われてるじゃないか。勇者レックハハハ」
アルデ公爵は腹を抱えて笑っている。
お父様は頭を押さえて『ほんとですよ。はは』と苦笑いしている。
本当に十分チートだと思うんだけどな。
ベネレー領を出てから一時間程した。後30分ほどで王都につく。
アルデ公爵とお父様は互いの領地の経済状況、領民達の様子などの世間話をしている。
俺はと言うと。
「アヤト様はお好きな食べ物などはありますでしょうか?」
「あ、うん?好きな食べ物ですか~」
「アヤト様、私とのお話は退屈でしょうか?しょぼーん」
しょぼーんって口に出すほど落ち込んでる!
「いえ!すごく楽しいですよ!少し気になることがあっただけです!好きな食べ物は牛肉のハンバーグです!」
「本当ですか?!分かりました」
そう言いながらメモを取るミーシャ嬢。
「それでアヤト様、気になることとは?」
「いえ、前方に馬車が走っているのですが、その馬車に一直線に向かっていく集団が……お父様!」
「どうした、アヤト?そんなに大きな声を出して」
前方の生命反応が一つ消えた。
「ここから少し離れたところで馬車が盗賊に襲われています!馬車の護衛と思われる方が死にました。数で押されている形になっています」
また護衛と思われる人の生命反応が消えた。
このままでは全滅するだろう。
「このままでは全滅してしまいます!援護に行って参ります」
俺は馬車の扉を開けて風魔法のフライで飛び立つ。
「ちょ!アヤト!」
フライと空間魔法を駆使して時速100㎞で飛ぶ。
30秒程すると予想通り剣を持った男達20人ぐらいが6人の騎士風人達を襲っている。
馬車の紋章はこれまた見慣れた者だった。
すぐさま急降下して地面に突っ込む。俺の身体、頑丈だな。
土煙の中から俺は出る。
すると盗賊及び護衛の騎士の皆さんが俺を見ている。
派手な登場でしょう?
「てめぇなんだ!どこのガキだ!?」
おー如何にも悪そうな面。
そんなに大きな剣をこっちに向けないでほしい。
「あ、どうもそちらの騎士様達の援護に参りました。アヤトって言います」
そう言った瞬間男は俺に切りかかってくる。
「と言うことはお前は俺達の敵ってことだなぁ!」
「そう言うことになりますね!人殺しは初めてなのでお手柔らかに」
俺は軽く男の剣を躱すと同時にグーパンを鳩尾に放り込む。
「グハッ」
男は白目を剥き意識を手放す。
僅か3秒の出来事だった。
その場に居た盗賊、騎士達は唖然としていた。
突然現れた歳七もいかない少年が大人のそれも冒険者崩れの荒くれ者を瞬間で気絶させたのだ少年がもし、剣を持っていれば盗賊は確実に死亡。
「コラァ!ガキが!ぶっ殺してやる!!!」
仲間が殺られたことに(死んでません!)腹を立てた盗賊達の矛先は俺に向く。
それも全員。
何で全員!?以外に仲間思いかよ!
盗賊20人ほどが迫ってくる。
めんどくせぇー
「範囲魔法 音波反響」
ドサッドサッ
俺に到達する前に気を失っていった。
ヨシッこれでいっちょあがり。
盗賊討伐完了!
俺が手をパッパッとやってると馬車から誰か降りてきた。
「アッくんー!」
そう言って俺に勢いよく抱きついてくるお姫様
文字通り色々な意味でお姫様。
ケケル王国 第一王女 サルバ・ネロ・ローナ
「さすが、私の旦那様よ!」
そう、この方俺の許嫁つまり俺のお姫様なのです!
読んでいただきありがとうございます!
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