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別世界でも誰かに振り回されている件  作者: 網野ホウ
第一章 俺は初日から振り回される
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プロローグ:俺はこの世界でも振り回される

電子書籍で何冊か出してますが、小説は初めて書きます。比較的自由な時間があるので、何か形に残せる物に取り組みたい ということから始めました。精一杯がんばります。

 俺はどこからきたのかわからない。何をしていたのかもわからない。

 俺の名前も分からない。人間であったのは確かな気はする。

 

 俺は無理やりこの世界に連れてこられたらしい。 

 気が付いたらこの世界にいた。


 束縛されてるわけでもないし、制限されてるわけでもないが、俺は自由に動けない。

 俺をこの世界に呼び出した人物はミスラスという錬金術師。

 呼び出した依頼主はミリアという魔法を使えない女魔法使い。


 のっぴきらない理由があって、そんな依頼をしたんだと。  

 この世界に来ることを俺が望むはずもない。こんな世界があるなんて夢にも思っていなかったから。


 ミリアとかいうその女、名前も忘れたこの俺に勝手に「スタン」と名前を付ける。そして今、俺はそのミリアに振り回されている。とにかく俺を振り回さないと、俺もミリアも役に立たないんだと。

 ミリアの仲間は否定はするが、ミリア本人がそう思い込んでる。



 なぜなら俺はこの世界では、人間ではなくなってしまったのだから。

 人間どころか、生き物でもない。幽霊、化け物の類でもない。



 なぜなら俺は折り紙の紙鉄砲になってしまった。


 だがただの折り紙じゃない。音が現象を引き起こす、魔力がこもった紙鉄砲。ところが俺を振り回すおかげでミリアも活躍してる。


 こうなったらばしょうがない。元の世界を思い出すまでこいつと一緒にいてやるか。紙鉄砲としてばかりでなく、折り紙として助けてやろう。



 いつまで一緒にいられるか誰にも先はわからない。だがこれからミリアの相棒。そしてミリアは俺の相棒。ミリアが所属するチーム、ファイヤー・クラックルの一員として、行動力はまったくないが、深謀遠慮に侃々諤々、俺の成しうる力の限り付き合うか。



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いつも見て頂きましてありがとうございます。
新作小説始めました。
勇者じゃないと言われて追放されたので、帰り方が見つかるまで異世界でスローライフすることにした
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