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黒  作者: ディベイニー
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第2話 電話が鳴った

明日はついに沖縄旅行だ。


俺髙寺は楽しみで痙攣が止まらない。おかげで残像が見える。


準備はほぼ万端。


後は今日届く用意した服・水着、夜食を買い貯めたら完璧だ。


(どぅー、どゅー)


電話の音だ。


しかも俺のスマホじゃなく家の電話にかかった。とりあえず出よう。




「はい、もしもし。」


『…あ、もしもし…遠藤です……』


実に不自然な感じの返答だ。


しかも確認したら見覚えのない電話番号。


もうこの時点で分かったかもしれない。


これは詐欺電話だ。


近頃、企業を装い振り込みやら手数料やらを求め片っ端から電話をかけてくる。


それに気づいた俺は電話先の彼を問い詰めようと思った。


「あなたは一体、何様なんですか」


『…んえーっと……』


「私に何か求めているんですか?」


『あーっと…』


毎度毎度返答が不自然だ。詐欺師の条件と完全に噛み合っている。


しかし、俺はこれが人生初めて来た詐欺電話だ。少し面白い気分になってきた。


どうせ詐欺電話なら…、そう思い俺はふざけた返事をすることにした。


「やーいやーいw」


「へいへいへーい!」


「大丈夫ですかーw!!」


「大塚愛でーすwww」


「笑顔裂くーーーw」


「飛ばなーーーーいwww」


「♪冷たい水をーくだーさーーーーーーーーーーーw」


ただただ楽しかった。


まあひたすらキチガイしてただけに、ちょっと疲れてきたので電話を切ろうと思う。



(電話を切る)



スッキリしたとこで俺は夜食を買いに行くことにした。


あれ、そういえばまだ服が届いてないな。

 


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