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プロローグ

その日は日本の国政選挙が行われる日。ニュース速報を見ながら、三人の男女が雑談をしていた。


「お、最初の当確がでたのか。こいつは野党の党首だっけ。地元人気高いねえ。」

「そうねー いつも一番ってイメージあるわよね。地元の代表ってイメージなのかしらね、やっぱり。」

「次の当確は、与党の有力者でしたか。この方も引退までこの調子ですかね。」

「お、推定の投票率がでたぞ。あー天気も悪かったからなあ。……過去最低を更新しちまってるぜ。こんなことでこの国は大丈夫なのかねえ、ったく。」

「私の占いでは、このままではどうにも良くないとでてますねえ。」

「まあ、正直、占わなくてもそんなの目に見えてるわよねえ。」

「姉貴も最近またちょっと引きこもり気味だしなあ。」

「それは、政治とは関係ないわ!最近のアニメが面白すぎるのがいけないのよ!全部チェックするのだけでも一苦労なのに。」

「ははは、姉君の引きこもりの理由がアニメで良かったですよ。もっとも、そちらの文化活動も怪しくなってきてますね。」

「国連のサイバー犯罪条約ね……このまま通ったらどうなっちゃうのかしら?外圧に屈して我が国の表現の自由が妨げられるのはシャクよねえ、本当に。」

「だが今の外交の調子じゃあ、このままジワジワと押し切られそうだぜ。」

「ふむ、少し政治の風通しを良くしてみますか。投票率だけでも上がれば、何かが変わりますかね。」

「へ、あんた何か考えがあるの?」

「ええ、以前から温めていたアイディアがあるのです。どうせこのままでも駄目なら、いっそちょっとだけ介入してみますかね。」


人の知れぬところで、日本の「まつりごと」を変えるきっかけが動き出した。


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