プロローグ 前半
初投稿です。
文章力0ですが頑張っておもしろい物語を皆さんに届けられるように頑張ります。
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僕の名前は、八神 瑠。
年齢16歳。
容姿、学力普通の何の変哲もない高校生だ。
今日はいつも通り、特に寄り道もせずにまっすぐ学校から帰ってきた。玄関につくと、
「おにいちゃーん!おかえりー!」
と言いながらかわいい妹(13歳)が走って抱き着いてきた。
「ただいま莉奈、今日も一緒に散歩に行こうか?」
「うん!行く行く!いつものお店でアイスクリーム食べたい!」
僕は家に帰ってから、散歩に行くのが日課になっている。ゲームや、読書ばかりしている僕は体力がなく、学校への登下校や体育などでよくバテてしまう。なので、少しでも体力を増やすために毎日頑張っている。そして、妹の莉奈は運動が大好きなので僕の散歩についてくるようになった。僕は制服から動きやすい服に着替え、莉奈と一緒に家から出た。
「着いたよ」
「着いたー?じゃあいつものやつおねがーい!」
「分かったよ」
バーの常連客みたいなことを言う莉奈は、アイスクリーム屋から少し離れたベンチに座ってゆっくりしていた。ここの大通りはパン屋さんやカフェ、レストランなどの店が多く、家族やカップルがたくさんいる。そのせいで背の低い莉奈と過去に何回もはぐれていた。今日はいつもより人が多く、アイスを買うのに時間がかかったけど、なんとか人混みを抜け出して莉奈のもとへ向かった。しかし、ベンチには誰もいなかった。「またはぐれたか?」と思い、周りを見渡したけど莉奈の姿がなかった。しかも、いつもなら大声で「おにいちゃーん」と周りの目を気にせず呼んでいたけど、今日は何も聞こえてこない。嫌な予感がして人混みをかき分けながら進んで行くと妹の姿が見えた。なんと派手な花柄の服を着たガラの悪そうな見た目の男の人の車に乗ろうとしていた。
「莉奈!!」
大声で呼んだが聞こえていなかったようで車に乗ってどこかにいってしまった。車のナンバーを写真に収めようとしたが、人が多く、ナンバーを写すことができなかった。写真を撮ることをあきらめた俺は走って追いかけようとしたが、人が多い道だったため追いかけることができなかった。落ち着いて警察に連絡し、妹と車の特徴を伝え、一旦家に帰ることにした。
家に帰るとお母さんとお父さんが帰っていた。お母さんは晩ご飯の用意をしていて、お父さんはソファーでテレビを見ながらゴロゴロしていた。ぼくは、さっきあったことを伝えることにした。
「二人とも!落ち着いて聞いて。莉奈が知らない男に連れていかれた。」
お母さんは冷蔵庫から取り出した大根を床に落とし、お父さんは飲んでいたビールを吐き出しそうになり落ち着いてから僕に問い詰めてきた。
「いつ連れて行かれた!?」
「僕と一緒にいつもの場所まで散歩していたんだけどそのときn....」
「そいつはどんな見た目だった!?」
「花柄の服を着たガラの悪い男だった。」
「お前はその時何をしていた?どうして莉奈を追いかけなかった?」
お父さんの声がどんどん荒くなってきた。事情をある程度話し終えると一言も話さなかったお母さんが僕に近づいてきて
バシッ
僕をビンタした。突然のことで戸惑いながらお母さんを見ると、顔を真っ赤にしながら
「瑠がしっかり莉奈を見ていればこんなことにならなかったのに!!!」
と大声で僕に怒鳴った。
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