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幕間

 ガタンッ、ゴトンッ。

 電車が揺れる。

「ぐぅー、すぅー」

 乗客の一人は郵便局員のような、軍服のような黒い制服を着ており、赤く大きいネクタイが垂れ下がっている少女。

 そして右肩の方には、少女と同じ位の長さをした刀を支えて眠っていた。

「…ふふ」

 その左横には少女の寝顔を見て微笑んでいる女性がいた。

「んぅ…」

 目を擦り少女が目を覚ます。

 少女は女性の方を向き、顔が中性的で緑髪、服は少女のと同じだが白色であり、黄色のスカーフを巻いている女性の姿を捉えた。

「まだ寝ててもいいよ。目的地に着くまでの時間はまだあるからね」

 そう言われると少女は首をこくりと頷き、再び眠りについた。

 女性は少女の頭をゆっくり撫でる。

「おやすみなさい。良い夢を」

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