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プロローグ

エルボーは肘で相手の首筋を殴る技です。

ラリアットは腕で相手の胸あたりを殴る技です。

俺の名前は尾形 健一。

超日本プロレスでプロレスラーをしている。

今の俺は超日本プロレスのトップであるOJPW(over Japan Pro wrestling)ヘビー級のタイトルを保持している。

今日はそのOJPWヘビー級のベルトをかけたタイトルマッチだ。

相手はあの最日本プロレスでトップを取ったエル・ヤンダレモンが相手だ。

相手にとって不足はないぜ。


「青コーナー!!エル・ヤンダレモン入場!!」


リングアナウンサーがエル・ヤンダレモンの入場コールをした時に奴の入場曲が流れた。

そろそろ俺も出番だな。

俺は座っていた椅子をたってベルトを抱えて入場する準備をした。


「赤コーナ!!尾形 健一入場!!」


入場コールと一緒に俺の入場曲が流れた。

花道には俺を呼ぶコールが聞こえる。


「「尾形!!尾形!!尾形!!」」


観客の声が俺に勇気を与えてくれる。

これこそプロレスの醍醐味だと俺は思う。

俺はリングに上がった。

向かい側にはエル・ヤンダレモンが待っている。


"カーン!!"


試合開始のゴングが鳴った。

ゴングと一緒に観客もまた騒ぎ始めた。


「やれ!!尾形〜!!」


「ヤンダレモン〜!!尾形をぶっ潰せ!!」


やっぱり観客の声はいい。

応援だろうがやじだろうが俺にとってはオーケストラのように聞こえる。


「おりやぁ〜!!」


ヤンダレモンがいきなりラリアットをかましできやがって。

だが俺はプロレスラーだラリアットを受けることは日常茶飯事だ。


「っぅ!!」


やつの腕が俺の胸にとてつもない衝撃を与えた。

だが俺はここで倒れる訳には行かない。


「さすがだぜヤンダレモン!!俺のも受けてもらうぜ!!」


俺たちはお互いにラリアットをかましては受けるを繰り返した。

だが流石に何発ものラリアットはヤンダレモンにはキツかったのか、やつはリング外に逃げた。


「くそぉ…リング外に逃げなければ…」


「逃がさねぇぜ!!」


俺はコーナーの一番上に昇った。

そしてそこからヤンダレモンに向かってダイブした。

これはプロレスだ。

コーナーからの場外ジャンプ攻撃は基本的には相手は受けるっていう暗黙のルール的なものがある。


だが、奴は俺のダイブを交わしやがった。


"バキバキバキ"


明らかに人の体からしてはいけない音がした。


「ヤンダレモンてめぇ!!」


ヤンダレモンは不敵な笑みで笑った。


「ふはは!!尾形ぁ!!これは確かにプロレスだがその前に格闘技なんだぜ!!避ける行為があって当たりえだろ!?」


「「ブーブ〜」」


観客がヤンダレモンに対してブーイングをかましている。

だがヤンダレモンがやった事は反則では無い。

確かに正しいことだ。

だが、俺はチャンピオンだここで奴を倒さなきゃならない。


「行くぞやんだレモン!!うおおおおぉ!!」


俺はヤンダレモンに対してエルボーを仕掛けに行った。

だが、ヤンダレモンは無慈悲にも弱った俺に対してバックドロップをかました。


"バギィ!!"


「…かぁ!!!!」


ヤンダレモンのバックドロップによって俺は首の骨からさっきよりも鳴ったらまずい音がなった。

俺は立てなかった。

レフェリーが倒れてる俺を見て試合をとめた。


「勝者!!第44代OJPWヘビー級チャンピオン!!エル・ヤンダレモン!!」


ヤンダレモンの勝利者コールを聴きながら俺の意識はどんどん薄れていく。

その後、俺がこの世界で目を覚ますことは無かった。


そして、目が覚めた時には俺は森の中にいた。





この度はこの小説を読んで頂きありがとうございます。プロレス用語が多くて困惑したと思いますができる限り前書きで説明しようと思いますので、よろしくお願いします。


よろしければブックマークの方よろしくお願いします。

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