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大人からの初恋

作者: つらら

「ほんとに、ほんとだよ、、好きだった好きだったんだ」



好きだった



言葉は既に過去形になっていた



慰めるつもりが、

自分の中では整理してしまったような

言葉だった


淳は遠くを見つめていた






パーティーが終わった後の部屋はタバコの煙りとアルコールの匂いが満ちていた


黙って片付けをしだした和美は、夕べの出来事を思い出していた




「本当なのね、何も言うことがないの」


和美の言葉に答えず健二は消えそうになったタバコの先を見つめていた


初めてでは無かった前にも同じことがあった

頭の中で同じ景色がフラッシュバックし始めていた


健二は言い訳しないいつもそうだった

何も言い訳しないことが、かえって和美を暗い気持ちにさせていた


そのつど、和美は自分の負い目に苛まれ

耐えきれない日々が続く


健二が浮気をするたびに、自分の負い目を呪う和美だった



もう、終わりにしたかった


独りになっても辛いときがあるだろう

でも、形だけの生活をするよりはいい


和美は離婚することを決めていた




ランチタイムが過ぎ暇になった淳は、パーティールームに向かった

片付けを手伝うのも仕事のうちだった



「和美さん、手伝いに来たよ」


「あっ、いつもありがとう」


とりとめの無い話しをしながら片付けをしていた


「終了!」


「ありがとう、ご苦労様でした」


「じゃあ、行くね」


出て行こうとした淳に和美が言った


「今夜、何か予定ある?」


「えっ、別にないけど、何?」


「良かったら、ボーリングに行かない?ストレス発散!」


声は元気だが、和美の表情は明るくはなかった


「いいけど」


(結婚してると色々あるんだろうなぁ)


淳は気らくに考えていた


そのときは、ただ気らくな気持ちだった




楽しそうだった

ピンが倒れるたび、ガーターになるたび和美は笑い、はしゃいでいた


一生懸命何かを

何かを振り切ろうとしてたのかも知れない


淳にそのことが分かったのは帰るときだった


車を運転する和美が海に向かっていた


悲しげな和美の横顔を見て


帰る道とは逆に、海に向かう車に淳は黙って乗っていた




潮の香りが二人を包み込んでいた




夜の海が好きだった


穏やかな波の音を聞くと、何もかも忘れられそうな気がした


波に洗われた砂浜を歩き始め、和美は沖を見ていた


星が無ければ、空と海との境界線が分からない

そんな、夜の海が好きだった


沖を見つめる和美を淳は黙って見ていた


淡い月灯りに照らされた和美の横顔に見とれ、言葉をかけるのを忘れてしまっていた



「今日は、ありがとう、付き合ってくれて」


「どういたしまして」


短い言葉を交わしたあと二人は、歩き始めていた




その日から二人の、時間が増えていった


結婚してる和美との付き合いに後ろめたい気もあったが、淳は和美に惹かれていった

同じ時を過ごしていたかった






「貴女が決めたことだから私は反対しないけど、いいのね、本当に」


「ごめんなさい、お母さんにも迷惑かけるけど、もう決めたことだから」


「貴女が悪いんじゃないから、、ただ、 自分を責めるのは、よしなさいね」


「ありがとう、母さん」



改めて時間を持つことも無く、健二との離婚は成立した




離婚したことを聞いた淳だか、理由は聞かなかった

言いたくなれば和美が話してくれるだろうし

離婚が成立したことで、後ろめたい気持ちが楽になっていた



好きなら一緒にいたい

好きなら傍にいて欲しい

好きなら抱きしめたい


淳の気持ちは強くなるばかりだった


一緒に休みをとった日に

二人は結ばれていた


和美が離婚して

ひと月が過ぎようとしていた




淳は事務所に呼ばれていた

個人的に事務所に呼ばれるなんてことは今まで無かった


少し緊張気味の淳に専務は口を開いた


「何故呼ばれたか、分かりますか?」


事務的な言い方に、淳はよけい堅くなった


たぶん、、いいや、

呼ばれた理由は分かってる

分かってはいるが、自分から口を開く気には、なれなかった


「恋愛は自由です、ただ、同じ職場で、正式に離婚してないうちから付き合っていたということは…」



最後まで聞かなくても言われることは、分かっていた


時が過ぎるのをじっと待つ淳だった




和美は辞めることになった


淳が、そのことを聞いたのは二日前だった 初めて二人で訪れた海に来ていた


「辞めて、何処へ行くの?」


今にも泣き出しそうな淳だった


和美は視線を海に向けたまま黙っていた

見えはしない水平線を見つめ黙ったままだった



「迷惑かけてごめんなさい 私がいけなかった」


「自分の弱さから、淳に甘えちゃって」


「年上なのに、、

ごめんね、ごめんなさい」



「だから、、だから何なんだよ、年上だとか自分が弱いとか、だから… …」


淳は泣き出していた


そんな淳を抱きしめた和美の頬にも、涙が伝っていた


月灯りに映し出された二人の足元を波が濡らし始めていた




和美が辞めてしまった 最後まで淳には行き先を告げずに、和美はいなくなってしまった


和美の母親に連絡したが、行き先は教えてくれなかった

そして、和美と同じ言葉を母親も言った


「迷惑かけてしまって、ごめんなさい

辛かったときに優しくして貰ったからだと思います

和美のことは忘れて下さい」


「本当にごめんなさい」



そんな言葉だけで、それだけで和美を


和美のことを忘れろなんて…




切ないとか、虚しいとか、遠い昔にも経験したことがあった

今もまた同じ思いだった



和美とのことは、夏の夜の夢だったのか



大人になってからの


初めての恋だった


淳の胸は張り裂けて


しまいそうに痛かった




和美は叔母が所有するアパートにいた


近くにあるスーパーで働き、誰も待つことがない部屋に帰るだけだった


働いてる間は何も考えずに済んだ

帰って独りになったとき、淳のことを考えてしまう


自分の弱さから、淳を巻き込み、そして傷つけてしまった


淳を愛してはいたが自分のすべてをさらけ出す前に去ってしまった


年の差ではない

そんなことは時が、解決してくれるだろう それ以上に辛いことを淳に告げねばならなかった


和美は、それができずに逃げ出してしまった




毎日が無だった

仕事にも身が入らず失敗の連続だった


先輩からも注意されていた


「いつまで、いじけてるつもりだ!恋愛なんか、これからいくらでも出来るさ、

しっかりしろ!」


耳に入ってはいなかった、淳は温くなったアイスコーヒーのグラスの水滴を触りあるはずの無い氷を探し続けていた




和美の心は揺れていた 夕べ、淳に電話をするところだった

呼び出し音が鳴る前に、和美は受話器を置いてしまった


会いたい気持ちと、

さらに淳を傷つけてしまうかも知れない

二つの思いが胸の中で交錯していた


あの日二人で歩いた海 夜の海にまた行きたかった




パーティールームへ片付けの手伝いに入っていた


ついこないだまで、楽しかったはずの片付けが苦痛になってしまい パーティールームに来ることすら嫌気がさしていた


この苦痛から逃げ出してしまいたい淳だった




寮に帰り部屋にいた淳に、電話を告げる声が聞こえていた




「こんばんは、元気にしてますか?」


声に覚えがなかった

話し方からすれば、相手は自分を知っているようだった


「誰ですか?分からないんだけど」


「私、法子 こないだ映画館の前で会ったでしょ 年上の人と、一緒にいた淳君」


最後の言葉は笑っていた


同級生の法子だった

和美と映画を観に行ったときに、偶然出会っていた


「法子か、電話番号よく分かったな 職場で聞いたのか?」


「うん!淳が帰ったあとだったから、寮の番号教えて貰ったんだ」


明るく話す法子の声に、煩わしさを感じていた淳だった


淳のそんな気持ちを知らない法子は、話しを続けていた




まだ、思いが交錯したまま和美の指はボタンを押し始めた


声を聞いたら泣くだけかも知れない

それでも、淳の声を聞きたかった

和美の指が最後の、ボタンを押していた




取りとめの無い話しにうんざりしながら、淳はいい加減な返事を繰り返していた


「じゃあ、約束!分かった?今度の月曜だよ サンモリッツだからね」


法子の声が大きくなり、淳は我に返った

月曜?サンモリッツ

「9時だからね、 ちゃんと待っててよ」


そう言って、電話は切れてしまった


月曜、サンモリッツ9時、約束か、、、


頭の中を整理しながら、淳は部屋に戻っていった




冷たく渇いた、虚しい音が続いていた

定まらない思いの、 今の自分には合ってるのかも知れない

暫くその音を聞き、和美は受話器を置いていた


電話は話し中のままだった




『San Murezzan』

淳には辛い場所だった、何度か和美と来た店だった

和美への思いを引きずる淳には、皮肉な


(約束の店だった)


店に入った淳は、いつも和美と座った席を避け、反対側のボックスを選んでいた

独りでここに来たのは初めてだった




眠れない夜だった

ベッドに入っても、渇いた虚しい音が聞こえていた


決心しない自分をいたぶるような、酷く 悲しい音が聞こえ、横顔が濡れていた


このままではいけないと思いながらも、時だけが過ぎて行く


自分が変わらないと

いけない、そうしないと同じことの繰り返しになる、横顔を濡らしたまま、和美は朝を迎えていた




「おはよう!ごめんね、待たせたかな」


「いや、俺もさっき来たばかりだ」


この前は気にもしなかったが、法子はとても大人に見えた

学生時代のあどけなさは消え女性だった


「何よ、変な顔してる」


「悪かったな、変な顔で」


「変な顔だ〜」


そう言いながら微笑む法子は、あの頃のあどけない顔に戻っていた


こうして落ち着いて会うのは卒業してから初めてだった

法子はナースになるのが夢だったはずだが、本当になったのか淳には分からなかった


アイスティーを飲む法子を淳は黙って見つめていた




和美は休暇をとることにした

もう一度、しっかりと自分を見つめ直す必要があると思った


同じことを繰り返さない為にも

何度も辛い思いをしない為にも


その為の時間が必要だった



まだ


夏は終わっては


いなかった




水面がキラキラと輝いていた

夏の陽を受けて輝く海に元気を貰っているようだった


今までは夜の海ばかり見て来た

何かを隠すような、夜の海ばかり


自分の姿も隠していたのかも知れない

これからは自分も変わらなければ、夜の海から昼の海へと


輝く海を見る和美の表情は、柔らかく穏やかだった




法子の従姉妹が住む街は今日から夏祭りだった

海辺に面した小さな街は、帰省した人達と祭りの見物客で溢れ返っていた


休みになっても予定のない淳は、法子に誘われるままこの街に来ていた


昼過ぎに着いた二人は挨拶を済ませ海辺に向かっていた


海に来るのは久しぶりだった

はっきりと水平線が見える昼間の海は、眩し過ぎるほど綺麗だった


海を見つめる淳に、法子が言った


「気づいてた?」


「えっ、」


突然そう言われ、淳は答えに困った


法子は、微笑みながら淳を見つめ言葉を続けた


「私、好きだったの

淳君のことが」


「気持ちを伝えること出来なかったけど 卒業してもう会えなくなると思ったら、本当に悲しかった」

「私のそんな気持ち淳君知らなかったでしょ」



(知らなかった)


嫌いではなかったが法子のことをそんなふうに思ったことは一度もなかった


法子も輝く海を見つめていた




和美を初めて見たのは、法子が夜勤を終え帰るときだった


それから暫く経った休みの日に、また和美を見た


病院で見かけたときとは違いとても楽しそうな和美だった


一緒にいた淳も笑みを浮かべていた




夜店を見て廻った二人は海に来ていた


波の音に混じって、祭りのざわめきが微かに聞こえていた


買って来た線香花火に火をつけ、二人は砂浜に座っていた


穏やかな柔らかい輝きに二人は見入っていた

最後の灯が、落ちる迄じっと見ていた


立ち上がろうとした淳の手を掴んだ法子は淳の胸に顔を埋め

抱きついた


まだ、祭りのざわめきが聞こえていた




明けきらない空は海と同化してるようだった

祭りのざわめきは消えてしまい、聞こえるのは微かな波の音だけだった


遠くを見つめる淳の横で、法子はまだ眠ったままだった


海を見つめた淳の視線は法子のあどけない寝顔に移っていた




久しぶりに戻った職場の景色は何も変わっては、いなかった


だが、その景色を見る和美は変わっていた、暗い面影とは違

い輝く昼間の海になっていた


(淳に会いたい、彼に会って、しっかり抱きしめて欲しい)


電話をするのが、待ちきれない和美だった




帰って来てからの二人は、毎日のように会っていた


祭りの夜、海辺の夜が二人を結びつけてしまった


自分の中では和美のことを忘れてはいない


忘れてはいないが、目の前の法子に惹かれ始めていた


独りになったときには、思い出すことがある


思い出してはいたが戻れはしない時だった



法子を送り部屋に戻った淳に、電話を告げる声が聞こえていた




消してしまったはずだった

忘れてしまったはずだった


それが、

和美と一緒にいる、彼の姿を見たとき、

蘇ってしまった


病院で見た時とは、別人のような和美の姿に嫉妬を覚えもした、蘇った記憶は、彼に伝えることで、より鮮明になっていた ずっと彼のこと

が好きだった


法子は電話をかけ始めた




「ほんとに、ほんとだよ、、好きだった好きだったんだ」



好きだった



言葉は既に過去形になっていた



慰めるつもりが、

自分の中では整理してしまったような

言葉だった


法子と結ばれてしまった自分には、和美に愛してると言う資格はなかった


受話器を持つ淳は、胸の奥で呟いていた


(何故、もっと早く連絡してくれなかったのか何故黙って去ってしまったんだ)


呟きを繰り返す淳だった


淳の気持ちの変化に気づきながらも、和美は会いたくてしかたなかった


会って、どうなるかは解らない

だけど、たまらなく会いたかった


今夜行くことを伝え和美は受話器を置いていた




電話をしたが話し中だった

暫くしてかけたが、受話器から聞こえて来る音に変わりは、なかった


そのとき

何故だか解らないが

胸の中で痛みが、はしった


暫くしても痛みは、続いていた


目に見えない不安を感じ、法子は出かける用意を始めていた




夏が終わりかけた海は寂しかった


夜空の色も

海の色も同じなのに

あの時の景色とは違って見えていた


強く抱きしめて欲しかったはずなのに、

淳の顔を見た途端、それが無理なことに思えてしまった


二人は黙ったまま、


海を見つめていた




「私には子供ができないかも知れないの結婚して四年、病院で検査も治療もしたけど」


海を見つめたままの和美は話し始めた


「それが離婚の原因 義母や親戚、近所の人達からも毎日のように言われてた」


「顔を合わせる度に孫はまだか?お子さんは?田舎って、そんなところなのよ」


閉鎖的な周りの環境が、和美を追い込んでしまっていた


「庇ってくれるはずの健二が、浮気をしたのも義母に責められたからよ」


「ノイローゼになってみんなと顔を合わせるのが嫌だった」


「だから、何も知らない人達のいる所へ勤めたの」


「淳と過ごした時間は幸せだった、だけど同じことになるのが怖かった繰り返すのが怖かったのよ」



淳は心が折れそうだった

苦しみ悩み続けていた和美を独りにしてしまった

どんなことをしても離れるべきではなかったんだ


和美は震え、泣き出してしまった


淳は和美の腕を引き寄せ強く抱きしめていた




寮から出て来た淳の様子が変だった、声をかけるのを戸惑ってしまい、そして同時にある思いが浮かんでいた


法子は自分の思いを確信していた


(和美さんがいる)


胸の痛みが更に激しくなっていた




泣き続ける和美を強く抱きしめ

もう放さないと思った、どんなことがあっても放しはしない


淳の胸には和美の涙が染み込んでいた




抱きあったままの二人に法子が近づいていた、法子は胸の痛みを我慢できないでいた




泣き続ける和美を抱きしめた淳は、近づいて来る法子に気づかなかった




「どうして、何故、和美さんがいるの」


不意にかけられた声は悲しみと憎悪に満ちていた


法子が、すぐそばに立っていた

突然のことに淳は、声が出なかった


「なぜ和美さんなのなぜ私じゃないの」


「あんなに辛い思いしたの忘れたの?その人は貴方を置いて去って行ったのよ」


法子の声は激しさを増していった




「すまない、お前には悪いと思うけど、俺の気持ちは、、」



「俺は和美を愛してるんだ、和美を忘れてしまった訳じゃないんだよ」



胸の痛みが更に激しくなった

自分に謝る淳ではなく、法子は和美を見ていた




「ごめんなさい法子さん、私の弱さから貴女まで傷つけてしまって」


「勝手にいなくなって、勝手にまた戻って来て、貴女にも辛い思いをさせてしまって」


和美は法子に深々と頭を下げていた




長い夜の始まりだった


自分の弱さから一度は去って行った和美


悲しみから逃れる為法子と結ばれた淳


思いが、やっと叶ったばかりの法子




誰かがもう一度、辛くて悲しい思いをしなければならない




淳が法子に言った


「次の日曜、二人で初めて行った海で、待っていて欲しい」


法子は黙って聞いていた


和美には、同じ日にこの場所に来て欲しいと言いった


和美は黙って頷いていた



淳が決めなければいけない

そうしないと、先へは進めはしない




空が白く霞んでいた


まだはっきりとは、


見えない水平線を


淳は見つめていた




夕べ電話があった


和美からなのか、法子だったのか、淳には分からない


約束の日まで二人には、会わないと決めていた


自分が決めなければいけないことだった


二人の顔が、重なり始めていた




(淳は、和美さんのところに行くだろうきっとそうだ、私のところへは…)


電話をした自分が、虚しく思えた


やり切れないまま、法子は、あの海に行くため家を後にした




(淳が、来なければ素直にそのことを受け入れよう)


和美はそう決めていた、私の弱さから起こったことだ

淳のことも法子さんのことも、苦しめたのは自分だった、仕方ないと和美は思っていた


和美も約束の海に向かっていた







終わってしまった夏は戻っては来ない

海は寂しさで溢れていた

波の音も泣いてるようだった

初めて見る海でさえ繋がっているんだと思ったのは……ずっと後になってからだった

二人には二度と会うことはないだろう


この海も水平線が、ぼやけてしまって、

見えてはいなかった


大人になって初めての恋は…夏と共に終わりを告げていた





好きな海で、何かを書きたいと思い考えました。そして携帯ではなくて不便さの残る普通の電話を使いたいと思って書いてみました。


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― 新着の感想 ―
[一言] 視点の切り替わりが突然で、ちょっと多いのではないでしょうか。そのせいか、ちょっと混乱してそれぞれの想いを素直に感じる事が出来ませんでした。 自分に引け目があり、つい引いてしまう。自分に自信が…
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