表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
憑神  作者: 右下
27/31

第七話:勝負


今日の雲行きは随分と怪しい日だった。どんよりと墨を含んだ筆で擦りつけた様な雲が、途切れ途切れで空を流れる。お世辞にも気持ちの良い朝とは言えない。


朝方目が覚め、少々警戒しながら部屋を見渡しても特に異常はなかった。例の悪魔は来なかったようだ。


身の安全を確認し、すぐさま部屋から出る。すでに起床していたシロさんも、黙って後ろから付いてくる。階段を下り受付に座っていたご主人に簡単に挨拶し、あと二日ほど泊めてくれるよう頼み追加の料金を払った。


想像通りご主人は必死に僕たちの奇行を説得してきたが、最終的にお客の意思を尊重しているご主人は渋々承諾した。多少の罪悪感を感じつつ宿を出て、今は町の南に建っていると聞いたこの町の兵舎に向かっている。


「空も町も嫌な空気じゃな」


シロさんが怪訝そうにつぶやく。確かにそうだった。行く途中どこか軽い朝食を摂れる店に寄ろうと考えていたのだが、どこもかしこも店は開いてない。それどころか住民が誰一人として外にいない。いくら朝方とはいえ、この時間帯に誰もいないなんてありえない。無人なのかと錯覚してしまう程の空虚な景色だった。


まるでゴーストタウンだ。と僕はポツリと言った。



僕は多少の空腹を我慢しつつ、湿った土がむき出しの道を歩いてく。ぼちぼち歩くと、兵舎らしき団幕が飾り付けされてある建物が見えてきた。入口には一人の軽装の兵士が立っており、兵士がこちらに気がつくと少し身構えた。恐らく見慣れない僕たちを警戒しているのだろう。


「おはようございます。一つお尋ねしたいんですが、ここは兵舎でしょうか?」


「そうですが・・・・・・・あなたは?」


「申し遅れました。隣町のクリードから来ました牧師です。こちらは見習いのシスターで、僕の従者を務めています」


「おぉ、牧師様でしたか。ご無礼な態度をとってしまい、すみません。何分現在この町は第二次警戒状態でして」


暗い表情だった兵士は、僕たちの存在を確認しホッとしたのか身構えるのを解いた。


「いえ、お構いなく。それで、ここは兵舎で間違いありませんか?」


「あ、はいそうです。しかし、クリードの牧師様がこんな辺鄙な場所に何用でしょうか?」


兵士は眉をひそめ、再び少し警戒を強めた。


「少々、この町で起きている事件を耳にはさみまして。職業柄、巡礼で各地をよく回る僕達のような者は、良くも悪くも多数この様な事件に遭遇しているんです。その経験を少しでも事件解決へのご助力に貢献したいのですが、どうも情報不足なんです。まずはこの町の兵士の方々からご意見、もしくはご協力をして頂けないかと思い、やって参りました」


「成程、事情は分かりました。ですが・・・・・・」


兵士は歯切れの悪い口調で言葉を止め「少々お待ち下さい」と早口で言い残し、兵舎の扉を開け中に引っ込んだ。


「どうじゃろうか。無理そうかの?」


「恐らく、あの兵士の位はあまり高くないんだと思います。独断で物事を決めかねて、隊長の意見を聞きに行ったんでしょう」


現状が現状なだけに、もしかしたら下級の兵士たちは何かあったらまずは隊長に話を通し、決して独断で判断してはいけないと言い付けられてのだろうか。


まあ確かに、何が次の惨事を招くか分かったものではないからね。


数分が経ち、戻って来た兵士が中に招き入れてくれた。



部屋の中は外からの外見とは違い、以外にも広かった。六角形の形でそれぞれの隅には武器立てが置いてあり、部屋の真ん中には木で出来た長机が一つあり、長椅子が机を挟むように机の左右に一つづつ置かれている。机の上には鉄で出来た頑丈そうなコップがいくつも乱雑に置かれており、ほのかに酒の匂いも部鼻につく。


見渡す限り中にいる兵士は五人。最初に出会った門番役の兵士が一人。図体が大きく屈強そうな兵士が一人。中肉中背の人の良さそうな顔をしている兵士が一人。少しお腹が出てビールっ腹の兵士が一人。背は僕と同じ位の、男性としては低い背丈の兵士が一人。


みな同じ軽装の皮のレザーを着ており、腰には皮の鞘に収まった剣を携帯している。みなどこか顔がやつれており、陰鬱とした空気が流れていた。僕たちが中に入るとみな視線をこちらに向け、一人の兵士が話しかけてきた。


「あなたがクリードの牧師様ですか?」


一番友好そうな顔の中肉中背の兵士だった。


「はい。ネリウス教会クリード支部の牧師、名をクロドと申します。以後お見知りおきを」


一礼して挨拶すると、五人の兵士たちも軽く頭を下げた。どうやら見た目ほど悪い人達ではないのだろう。


彼はそのまま話を続ける。


「ネルから話は聞きましたが、あの事件について詳しく聞きたいんですって?」


どうやら門番の兵士の名はネルと言うらしい。しかし、目の前の中肉中背の兵士は友好的に話しかけてくれてありがたいが、何が可笑しいのか先程からニヤニヤと笑みを絶やさない。そこが酷く不気味だった。


「はい。ネルさんから僕の言い分を聞いたとは思いますが、どうかご助力お願いできませんか?」


「ふむ。隊長は何て言ってたんだネル?」


「た、隊長はあまりこの話を聞いてくれませんでした。隊長はお前達の判断に任せる、と一言だけ言っていました」


「ふーむ。成程成程。俺達の判断に任せる・・・・・・・ねぇ。どうするよ、みんな?」


不気味な笑顔のまま彼は周りの兵士達に視線を配る。他の四人は特に何も言わず黙ったままで、僕は段々と部屋の中が息苦しくなった。


「みんな特に意見なしか・・・・・・・・・・よし!こうしよう」


ポンッと手をつき、不気味な笑顔のまま彼は一つの提案を口にした。


「牧師様、ここは一つ勝負をしましょう」


「はい? と、言いますと?」


「簡単な事です。牧師様はここにいる五人の中から好きな奴を選んで、一回勝負の腕相撲するんですよ。それでもし勝てたなら、何でも好きな情報を言いましょう」


「・・・・・ほう」


「そ、そんな!」


シロさんが悪態付くように一言漏らし、僕は思わず声を荒げる。幾らなんでも不条理な話だ。普段鍛えている兵士に、僕のような者が勝てる訳がない。


「もしもの話しですよ? 牧師様がこの事件を解決して下さっても、牧師様が、我々アルトを守る兵士達よりも非力だったら、俺たちの面子丸つぶれです。ですからね、ある程度の腕っ節を証明してほしいんですよ。この事件を任せられるに足る方か確かめたいんです」


兵士は苦笑交じりにだが、まるでこの状況を楽しんでいるかのように笑う。


「あなたはこんな非常時にも自分たちの面子を気にしているんですか!? 早急に事件を解決したくないんですか!?」


「・・・・・・確かにこの様な時自分達の事を優先させるなんて、一介の町の警備兵が言って言い事ではない。それは分かってますよ。ですがね、余所から来た訳の分からん奴に解決されたら、それはそれで困るんですよ」


ここにきて初めて彼から笑みが消えた。無表情のまま彼は続ける。


「我々はずっとこの町を守り、愛しています。しかし守るとはいえ、この町はとても治安がいいんです。だから我々の仕事はもっぱら町の見回りや、住人から頼まれた色んな手伝いをこなす毎日。勿論平和なのは好い事ですよ? ですがね、突如として襲ってきたこの不可解な事件。これを自分たちの手で解決出来なかったら、我々の存在は一体何なんです!? ただ飯ぐらいの無能集団ですか!?・・・・・・・・・これは我々にとっても試練なんですよ。分かって下さい」


彼の語る力強い言葉。その威圧感とあまりの剣幕の強さに、僕は思わず一歩後ずさっていた。シロさんは腕を組みジッと彼を見ている。


「さて、無駄話が過ぎました。それでどうしますか?」


彼は一瞬にしてまたあの笑顔に戻り、僕たちは選択を迫られる。


『主よ、これは願ってもないチャンスじゃ』


突如、シロさんが僕の心に語りかけてきた。


『どういう意味ですか? 何か勝算が?』


『主は忘れておらぬか、わしの力について』


『シロさんの力・・・・・・?』


少し悩む。そしてすぐに思いだした、最初の出会いの事を。


『思い出した様じゃな。なら話は簡単じゃろ?』


ふふ、とシロさんは薄い笑みをこぼし彼を見据える。そうか、あの時シロさんは悪態をついたのではなく、予想外の好条件に勝利を確信していたのか。


そして、僕にもその勝算が見えてきた。これならきっと勝てる。



「分かりました。その勝負、受けましょう」


~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~



突如として僕が勝負を快諾したので、一瞬五人の兵士たちは困惑した。


しかし誰も僕が勝てないと思っているのか、ネルさん以外薄い笑みを浮かべている。それもそうだろう、僕の腕は見た目通り痩せ細って非力だ。お世辞にも力持ちとは思えない。


確かに僕の握力ともに腕力は、彼らに比べれば雀の涙だ。それは自分が一番分かっている。本当なら先程の勝負を提示された時点で、僕は無念にも素直に帰らなければならない所だった。しかし今は助かったと思っている。腕相撲が勝負内容で、と。


勝負に勝った後、確実に条件を守らせるために一番腕力がある人と勝負する事にした。この事を兵士達に告げると、一番巨体の見るからに強そうな兵士が無言のまま前に出た。後ろに待機していたネルさんの顔を見ると、やめとけと言わんばかりに首を横に振り、心なしか顔が青ざめていた。


本当なら恐怖する所だったが、今の僕は勇ましい気持ちの方が強かった。


「そうだ」


笑みと言うより、あと少し衝撃を与えれば声をあげて笑いそうな程の顔の彼が言った。


「自己紹介がまだでしたよね。申し遅れましたが、俺はミーネルって言います。あの酒の飲み過ぎで腹が出ちまってる彼はルマ。俺の後ろに立ってる彼はマミアス。牧師様の後ろにいるのはネル。そんで牧師様が勝負を挑んだ彼は―」


「ガルビンだ」


屈強そうな、いや実際屈強だろう兵士、ガルビンは自分で名前を告げた。体格差は頭一個分もある。


「牧師さん、あんた本当に俺とでいいのか」


口以外の顔のパーツがまったく動かないガルビンさんは、少し警戒するように言った。


「はい、構いません。ですが、本当にガルビンさんがこの中で一番力があるんですか?」


僕は挑発っぽく訊いた。


僕の言葉を聞いたガルビンさんは、近くに置いてあった鉄で出来た頑丈そうなコップを手に取り、両手で力を込める。すると、驚く事にグニャリとコップが変形し、底も綺麗に一緒に真っ二つに折ってしまった。挑発しといてなんだが、僕は今すぐ逃げ出したかった。


だがこれは作戦なのだ。ここまで相手に発破をかけて状態で勝負に勝利すれば、相手は何も言えないはず。とシロさんが言っていた。


「俺はここじゃ二番目だ。一番は団長。だが俺で十分だ」


ガルビンさんはギョロリと目玉を動かし睨むように僕を見る。僕は蛇に睨まれた蛙の如く、体が固まりそうだった。


『ふむ。その団長とやり合いたい所じゃが、恐らく部下達で十分と言われるのが落ちじゃろ。ここはガルビンとやらを倒して、こやつらの薄ら笑みを浮かべた醜悪な顔を叩き潰してしまおうぞ』


シロさんの強烈で攻撃的な言葉に、僕は内心引きつった。戦の女神であるシロさんにとって、自分より弱い者に勝ち誇った顔されるのが気に食わないのだろうか。若干シロさんのボルテージが上がっている事が、内心を通して直接伝わってくる。


「では、早速始めようかと思いますが・・・・・・・って、お譲さんは見ないんですか?」


「ふん。見なくとも勝敗など分かりきっておる」


不敵な笑みを浮かべながらシロさんは扉を開け、外に出て行った。おかしな態度をとるシロさんを見てミーネルさんはきょとんとした表情になるも、僕の情けない姿を見たくないのだろう、と解釈したのかすぐにニタニタと笑みが戻った。


しかし、これも作戦の内。とゆうより仕方のない行動なのだ。


他人の前で、僕の中に入る訳もいかないから。


僕は隣を見ると、今外に出て行ったはずのシロさんがいた。半透明でふわふわと浮いている状態で、表情は不気味さと恐怖を醸し出している。恐らく笑っているのだろうが、子供が見たら一発で号泣だ。ミーネルさんなんかより何百倍も怖い。



勿論他の人達には見えていない。僕だけ目視出来る、マナーモードの状態だ。


『さぁお主、この阿保共に身の程を教えてやるんじゃ』


そう言ってシロさんは僕の体にスーッと入って来た。その瞬間、爆発的にエネルギーが体を滑走する。生命のガソリンとでも言うのか、体中に力が漲り、途端に体が軽くなる。


そう、これがシロさんの力。戦の女神が使える祝福の力。体の基礎代謝が異常なまでに発達し、傷の治りが早くなり、全てのステータスが何十倍にも飛躍する。まさに神の力と言うべきか。この状態の僕と同じ土俵に立てる人間など、この世にはいないだろう。


ちょっと言い過ぎだろうか。だが、それ程の力なのだ。


『どうして僕はこの事を忘れていたんでしょうか。この力を使っていれば、昨日はあんなにヘトヘトにならずに済んだのに・・・・・・・』


『仕方なかろう、わしも主も書いてる阿保も忘れておったんじゃから』


『書いてる阿保?』


『何でも無い』


何だかメタ臭がしたが、それはさておき万全な状態なった事をガルビンさんに告げる。


長机に僕とガルビンさんは向かい合うように座り、周りに他の三人が集まる。僕の後ろに来たネルさんは、とても心配そうに声をかけてくる。


「牧師様、こんな勝負は馬鹿げてる。勝てっこありませんって」


「大丈夫ですよ。まあ見ていて下さい」


さも自分の力のように振る舞う自分自身に、少々の罪悪感を覚えながらも、心の内は少しの畏怖と勝利への自信が渦巻いていた。


「ではお二人さん。手を組んで」


無言のまま僕とガルビンさんは右手を手を組む。ガルビンさんの腕回りは、僕の細腕を二本横に並べても足りないくらいの太さだった。手は熊手と同じ位大きく力強く、彼の顔を見ると獅子のような眼で組んだ手を見ていた。


誰が見ても口をそろえて無駄な勝負だ、と言うだろう。僕もそう思う。これじゃまるで大人と子供の喧嘩だ。通常なら赤子の手を捻るよりも簡単な事だ。通常ならば。



ミーネルさんは僕たちの組んだ手を両手で包みこみ、勝負の開始を告げる。


「では。よーい・・・・・・・・・始め!!」


開始の声が聞えバシッ!と力を込める音が部屋に響いた。勝負はどうなっているのか見ようとしたが、目の前は真っ暗だった。どうやら、いつの間にか僕は目を閉じていたのだ。


白状するならば、本当は勝てるかどうか半信半疑だったのだ。何せシロさんのこの力を使ったのは一カ月程前の事だ。もしかしたら負ける可能性もあるのでは? と疑問を持ってしまうのも仕方ない。


だが、僕とネルさんの心配はまったくの無駄だったようだ。


恐る恐る目を開けると、顔を真っ赤にしているガルビンさんがいた。額に欠陥が浮き上がり、とてつもない力が右手に込められている事がよく分かる。周りに目をやると、ミーネルさんの顔が固まっていた。笑みは完全に消え、口をぱくつかせている。


後ろを振り返ればネルさんが真っ青な顔で僕を見ていた。ガルビンさんの後ろにいたマミアスさんは、地べたに尻餅をついた状態で僕たちを見ていた。



組んでいる手を見ると、その力の差が愁然と広がっていた。ガルビンさんの右手はプルプルと震えながら、必死に左に向かって倒す力を込めているのが見て取れるが、僕の右手はまるで何事もないかのように不動のままだった。まったく力を込めていない様な、僕の右手はそう見て取れる。


力の差は歴然だった。僕は目を閉じている時、ガルビンさんが力を込めている事にすら気が付かなかった。今も感じない。未だに、ただ手を握り合っているような感覚のままだ。


僕自身も大きく驚嘆していたので、数秒間呆けてしまった。


『さっさと決めんか、お主』


シロさんが勝利への催促をし、我に返った僕は促されるまま右手を軽く左に倒す。僕が力を込めた事に気がついたガルビンさんはさらに顔を赤くし抵抗を試みるが、まったく効果は無く、ガルビンさんの手は角度を変えながら地へと吸い込まれるように傾いて行く。


太陽が落ちるも必然なように、ガルビンさんの手も落ちていく。


ポスッと軽い音を立てながらガルビンさんの右手の甲が机に着き、手を離すとそのままガルビンさんは後ろに倒れこんだ。ぜーはーぜーはーと荒い息を立てるガルビンさん。彼の右手を見ると、痙攣してビクビクと動いていた。


周りの人達は目の前で起きた事が、現実である事を理解出来ないのか、暫く無言のまま微動だにしない。どうやら、身体的にも精神的にも完全に勝負あったようだ。


気がつけば体からは先程の力は感じ取れず、後ろの扉がガチャリと開いた。僕は後ろを振り開ける。ガルビンさん以外の三人も同様に、開かれた扉に目をやる。


そこには圧倒的勝利に酔いしれた、抑揚したシロさんが立っていた。そして、力強く漠然と言い放った。



「さあ、話してもらおうかの」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ