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死神が転生!?自由気ままに異世界を歩く。  作者: 「」
布団の使い方を間違っている
3/8

元・死神が名前を変えるそうです

 少女が俺に乗っかかっって謝って、助けてもらうことができず数時間が経った。暗かった森の中が光に溢れてきていた。

 一睡もせずに助けを待っていたら朝を迎えていた。

 朝チュンを希望する。

 未だぐるぐる巻きの状態。蒸れて汗が止まらない状況。今すぐにでも温泉に入りたい。

 エルカサドールは考えることを止めた。そして、深い眠りについた。


・・・


「あ、あの……」

 可愛い女の声がする。エルカサドールは女の声だと一瞬で目を覚ます。

「何ですか?」

 「きゃっ」と驚いた声を出して身を引いた。

「あの、返事しただけなのに引くと結構ダメージを受けるんですけど……」

「ご、ごめんなさい」

「謝られても困るんですけど」

「す、すみません」

「無限ループかよ」

 声がする方を見ると、美人がいた。髪の色が金髪で巨乳のまるで世界トップモデルのような感じだ。

 ただただ普通の会話だが、どこか楽しさを感じていた。人間は喋ると楽しく感じるのかもしれないな。

 ……会話ってどうすればよいのだろう。名前を訊いてみたりとかなのか。

「あ、あの名前を訊いていいか?」

「急ですね」

「会話慣れしてないもので」

「ふふっ、分かりました、私の名前はグーパ・ディシート、あなたは?」

「俺は、エルカサ」

 と言いかけて少し考えた。そして、

「ネコ。俺の名はネコ。苗字はない」

「ネコ?あの自由気ままに生きる動物猫ですか?」

「まぁ、そんな感じだ」

「猫みたいじゃないのに猫?可笑しいですね」

 そう言ってグーパは微笑む。

「そうだな変だよな」

 エルカサドール名を変えてネコも微笑んだ。

「それでなんだがグーパ」

「何ですか?」

「このチェーンを解いてくれないか?」

「任せてください。こんなこと朝飯前です!」

 そう言って、グーパは両手をネコに向け、

『ウインドブレイド』

 と言うと風の刃が現れ、ネコを縛るチェーンを斬る。

 布団から解放され涼しさを感じていた。ぐーっと伸びをして体を動かした。

よっと解放されました。布団をぐるぐる巻きの状態は実際にしました。妹に頼もうとしたら汚物を見る目で「クズ」って言われました。……これはこれで……いやそんなことは考えてない。絶対に、だ。結局は友達に頼んでみたら、馬鹿みたいに絞めやがりました。手の感覚が無くなってきて、マジで焦った。チェーンだとそれ以上と考えると恐ろしい。

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