なんにせよ。
あらすじに注意書きを書き足した元凶となる作品。
今のところこの能力は使ってないはずなので、報告を受けたらすぐ消せるはず!
……そこまでするなら何故コピペにこだわるのか
「なっ―!!なんで、はがれっ!ないの!」
そしてスライムをミライの体に貼り付けたまま移動を再開した一同。
既に歩ける状態ではなかったミライは、奴隷紋の効果で無理やり歩かせることでなんとかしていた。
ただ、これはミライにとって拷問に近いものである。
本来なら力が抜けて立てないレベルのくすぐったさをその身に受けつつも、それを振り払うだけの自由を奴隷紋によって強奪されて歩かされているのである。
最早移動の副産物ではなく、本格的にやりだしたスライムのくすぐりはミライに耐え難い刺激を与える。
「――っ!」
身体が跳ねるように痙攣するが、足は言うことを聞かず、前進するのみ。
周りを見る余裕もなく、ひたすらにこの全身を駆け巡る感覚に耐え続けねばならない。
いや、最早耐えているというよりは委ねているといったほうが正しいが。
そして、前を行く2人は時々ミライを振り返りながら、どこか恍惚とした表情で歩くのだった。
どうやら中身が男子である事は忘れ去っているか、気にならないようだ。
さて、おかしな3人の前には街がある。
今までの大きな街と違い、城壁は無いようだが、代わりに半透明の結界が貼ってある。
確か、光属性をうまく使うと色付きの結界を作れたんだっけな。
「にゃはは、―ひぅ!」
ミライは相変わらずであるが、街が近づいてきてその前には開放されたいのか、スキルの準備をしているようだ。
そして、次の瞬間には《物理超現象》によってスライムが砕け散った。
あとに残るのは、衣装が水濡れでペタッとした幼女だけである。
「気持ち悪い……適当に作って……《天日干し》!」
光属性で適当な魔法を創って、服を乾かす。
臭いが残るかと思ったが、まさに日光の下で干したような爽やかな匂いがする。
素晴らしい。
素晴らしいと思ったのだが、測定した感じ魔力を数千使ってるっぽいので実用性は皆無だろう。一般には。
日常的に必殺技みたいな量の魔力を放っていてはいざという時に何も出来ない。
そんな魔力の無駄遣いをして、街に入る。
不思議と門番は居ない。もしかして、自動警備か?
しかし、文明的に発展しているとは思えない。結界だけ凄い感じだな。
何故か結界を通るときに物理的に引っかかるものがあったので、それを《魔法吸収》していきながら街に入る。
何故かそれに連動して街の結界がなくなってしまったので、同じような色付き結界を魔力1兆ほど乗せて張っておく。
ん?弾かれてたのか?まあいいか。
そのままでは移動不可能結界で封鎖中になってしまうので、チート能力《条件設定》の上位互換《条件司令》をインポート。
ついでに、小説で読んだチート能力をいくつかインポートしておく。
■取得スキル(新着順)
・殺属性超現象 … "死ね"と念じると相手(非生物でもOK)が即死する能力と、殺意を線として表示する能力のセット。組み合わせると、「術者に殺意を持っただけで死ぬ」という芸当ができる。
・睡眠学習 … 睡眠中のあらゆる攻撃を無効化し、それに対応したスキルを自動獲得する。安眠妨害因子を確認すると無敵攻撃スキル《夢喰》を自動起動する。《白昼夢》取得済み。
・[失敗]ログインボーナス … 毎日ランダムでスキルが貰える非魔法スキル。7日毎に3択で選べるようになる。[Error:原作の設定のままインポートすることは出来ません。設定を定義して下さい。]
・条件司令 … 人や物、場所、状況に条件を付けて条件をクリアした場合に設定した魔法を発動させる魔法スキル。複数条件指定可。
あ、一つ失敗した。
セーフだと思いたい。
アウトだと思う。




