相性の話。
人外ステ数値化したけど、必要ない……?
こういう作品って、何処から∞にするかが謎だなぁ。
彼の銃弾は、魔力で生成されてはいるものの化学属性魔法みたいなもので、ちゃんと金属で出来ている。
その為、人体以外には基本的に攻撃できないこちらの聖光属性魔法では、彼の攻撃を防ぐことは出来ない。
だが、同時に彼はこの光の攻撃を防ぐ方法を持ち合わせていない。
つまり、まあ双方の防御は結界のみだ。
魔力を軽く1億ずつ込めながら、バンバンと《球状光波》を放っていく。
弾幕ではないのか、《[VISUAL SHOT] 弾幕》が反応しないが魔力は有り余ってるので問題なし。
そういえば、さっきの魔力値に単位つけるとどうなるんだろう。
■単位付きで教えよう!毎度あり!
34正0282澗3669溝2093穰8463秭4633垓7460京7431兆7682億1145万6000[魔力]
毎度ありじゃねーよ!何張り切ってんだよ!
そして見たこと無い単位があるぞオイ!
…億単位か…小さいなぁ…
よし、ガンガン飛ばそう。どんどん飛ばそう。
1京の魔力をつぎ込んで、相手の位置を探る。
本来気配察知には専用のスキル、そして相応の魔力が必要なのだが、僕はこれらを魔力のみで補うことにした。
1京もあれば実は充分足りる、いや明らかに過剰供給なのだが、何故か残り59京を足して60京の魔力にするミライ。
鬼畜の所業である。
更に、1億ずつ込めて1秒毎に飛ばしていたドームも、0.5秒毎に1兆に変更して敵を殲滅する。
しかし、魔力の自動回復は健在のた魔力値は全然変動しない。
魔力自体のエネルギーが高いためか、空間がまるで豆腐やプリンのように波打っては伸縮する。
時間の進みがまばらになる。
その光景はまるで、世界のバグだった。
ちなみに、モモカたちは事前にミライが張った結界の中に居る。
この空間だけは安定しているが、外の空間がアレなので結界の表面は布のようにふよふよとしている。
「酷すぎる」「な、なにこれ…」
両者とも声を上げる事すら出来ない。
見たことのない光景に目を奪われる。
そして、ミライはハルヒトが少なくともこの場から居なくなったことを確認し、攻撃を止めた。
「ふぅ…疲れるけど、魔力消費的には問題ないな、追い払えたかな?」
どうやら、壊れステータスを見て「普通」の基準もぶっ壊れたようである。
人ならざる業を成しておいて、ミライはケロッとしていた。
さて、先を急ごうか。
あいつ、邪魔にもならなかったな。
サブタイネタバレってあるけど、この小説のサブタイはどうなんだろう。
パパっと見ると流れが分かるけど、ネタバレって程でもない。
ところで、サブタイでストーリーの流れが掴めるなら小説本体要るかな?




