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近代。

終わりが見えてきました。

エンディングの大体の構想……じゃなくて想像ができたので、それに向かって頑張ります。

現れたそいつは、日本では少しだけ見かけた事のある迷彩服というものを着ていた。

軍隊やコスプレイヤーが着ている…いや、メインは軍隊の人か。


「クソ野郎共…しかしやはりあの程度の地雷は通用しないか…」


おっさんではなく、例に漏れず若い少年の姿。

少年にしては低く迫力のある声。


「だがなっ!俺の能力で、蜂の巣にしてやるのは決まってるんだよ!」


そう言うと、彼は一瞬でおよそ百メートルを移動し、その加速度を意に介さないがごとく機敏な動きで空中から銃器を取り出す。

あの距離でも《鑑定》は使えるのか…?



■ステータス

・名前:ハルヒト

・体力:1000 / 1000

・魔力:83999 / 84000

・腕力:6.4

・走力:6.5 s

■スキル

□固有

・[砂漠の孤島 2nd] 兵器収納&取り出し・購入

・[砂漠の孤島 2nd] ステータス等自分のデータの確認

・[砂漠の孤島 2nd] AIM補助

・[砂漠の孤島 2nd] オートAIM

・[砂漠の孤島 2nd] 近接戦闘アシスト

・[ベースアイランド] 睡眠不要

・[ベースアイランド] 瞬間転移

□一般

・鑑定

・冷氷属性魔法

・光聖属性魔法

・時間停止(5秒) … 時間を一定時間停止する。停止時間や範囲に融通は効かない。術者とその仲間だけが停止された時間中動くことが出来る。

□付与

・衝撃吸収 … 常時発動(パッシブ)。不意打ちによるダメージ、及び物理ダメージを1割まで減衰する。

・気配消去 … 常時発動(パッシブ)。気配探知系のスキルにも引っかからなくする。



ふむ、使えたようだ。

しかし、このスキルの内容…ゲームスキルか?明らかにゲーム名入りスキルが入ってるし。

ただ、ゲームの数に伴うゲームスキルの数は僕に比べてそうでもないようだ。…まあ、RPGエディタをゲームとしてカウントしていいなら、だが。


そして能力をもう一度見るが、中々に厄介な相手だ。

チート能力は数多く見てきた。それこそアルトみたいな奴が霞むような能力ばかりだったが、これだとモモカの能力も霞んで見えるな。


さて、あいつ何処行った。

僕は別に《気配消去》に耐性があるわけではないので、あれの影響を受ける。

他の2人も同様の様子。ただ、モモカは手榴弾や閃光弾の使用に備え、マーキングを連続で発動している。


こんなとき、僕の魔法は本当に使いやすい。

技量のない僕でもゴリ押しできるのだ!



■ステータス(ミライ)

・体力:6000 / 6000

・魔力:340282366920938463463374607431768211456000 / 340282366920938463463374607431768211456000 (2^128)

・腕力:5.1

・走力:8.4



さて、増えた魔力も使って攻撃を展開していくか。



「《球状光波(フラッシュウェーブドーム)》!!」


無慈悲な、回避の余地が無い攻撃が今始まる。

一応注意入れたけど、これで何処まで削除回避出来るものなのか。

インポート能力って言うのが強すぎる。

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