表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/135

真打ち登場。

性格的に、折角溜めた小説を一斉に出したい気分になる。

駄目だ…凍結が一番ダメだ…


※タイトルが「○○。」は主人公視点、「○○!」はそれ以外視点です。

盗賊が現れた。

前作というとメタいが、前の盗賊をふっ飛ばした翌日だ。


前の盗賊の見た目を「THE☆盗賊」とするならば、今回の盗賊はこの大自然に似合わない銀行員みたいな格好だ。

正直言って、めっちゃ目立つ。


ニヤニヤとしている彼の表情からは、僕らのほうが弱いと踏んでいることしか分からない。

前世でも読心術とかは雑誌で軽く目を通りただけだから、出来なくても当然だけどな。


しかし、また一人か。

ここいらの盗賊は全員自身があるのかね?


今回の盗賊も「今持っている荷物を云々―」と言い始めたため、それを聞き終わる前に光球をぶつけてみた。


光球は、彼の服に吸い込まれて消えた。



は?と唖然となる僕に反し、他のパーティー7名は戦闘態勢に、商人たちは防御結界の強化に入った。

凄く速いな。


そして、最初の戦闘と同じように斧の人が飛び出していく。


しかしその斧は、盗賊にあたった瞬間砕け散った。


呆然とする戦士さん。

その間に、僕は光球のショックから立ち直りこの盗賊を《[VISUAL SHOT] 敵情報の表示》で見てみた。



■ステータス(RB法)

・名前:トモヤ

・体力:390 / 400

・魔力:500 / 500

・腕力:6.5

・走力:7.5

■スキル

□固有

・魔力吸収…常時発動(パッシブ)。魔法攻撃を吸収する。

・武装破壊…任意起動(オーダー)付与型(エンチャンタブル)。攻撃された際、その武器の耐久度の減少を通常の100倍に増幅する。

□一般

・火属性魔法 Lv.1…火炎属性系統の初段。ある程度魔法で火を扱える。

・聖属性魔法 Lv.1…神聖属性系統の初段。回復系魔法を扱える。



ふむ。名前や能力からして、チート転生者の可能性が高いな。

ちょっとカマをかけてみたいが、それはこれの考察が終わった後だ。


まず、体力や魔力は明らかに僕に劣っている。当然だ。

しかし、腕力は僕より上なのか。まあ運動不足だったし仕方ないか。


そしてスキル。

おそらく光球を吸い込んだのもスキルのお陰だろう。

斧を粉々にしたのも…まあ、スキルだろうな。



さて、折角得た情報を共有するか迷っていると、盗賊が行動を開始した。


一瞬で間合いを詰めると、斧を失って呆然としている戦士に短刀で斬りかかる。

戦士は一拍遅れてそれに反応しようとするが、いかんせん隙がない。

瞬時に背中に回られ、戦士は大胆に斬られてしまった。


盗賊―いや、もう青年でいいか―は、人を切った経験があまりないらしく、戦士は即死ではなかったが重症だ。血がだらだらと出てきて、立っていることも出来ないようだ。


回復しなくては、と思ったが、そう言えば回復魔術師がいたなと思い返す。

その人に任せるか。


「おい、大丈夫か?」


声を掛けると戦士は一応反応を返す。既に言語ではないので、意識があるのは奇跡といったところだ。

次の瞬間回復が始まったので、回復魔術師に軽く礼を言ってから―「え、ちょっと待ってまだ―」―青年に向き直った。


「ふーん…回復魔術師持ちとは、贅沢なパーティだな。面倒だ」


青年はそう吐き捨てると、僕に向かって先ほどの攻撃を繰り返してきた。

僕は魔法以外の攻撃手段が今のところ皆無なので、先程は「こんなもんかな?」の魔力で放っていた光球を、魔力の数値で意識して丁度1だけ消費するように調整した。

それと、投げやすいように元気玉サイズから野球ボールサイズにまで圧縮してみたのだが、なるほど一度作ってしまえばこっちのほうが楽に作れそうだ。

ただ、ちょっと魔力を込めすぎたのか禍々しい光属性となっている。


そのまま青年に飛ばしてみると、青年が紙一重でかわそうとしたがここでも謎の自動AIMが働き、青年にモロに当たった。

相手のスキルが発動し、魔法自体は吸収されたがダメージは入ったようだ、しかも若干青年を押した。



…正直、ゴリ押しで勝てそうなんだが。

ちなみにプロットや予定や目的は無いです。

そのうち、ね(やらない奴の台詞

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ