アルトの戦い!
ポイント評価ありがとうございます!
評価が4→3→2と下がってきていたので、ここにきての3は有り難い!
普通のなんたる嬉しいことか!
私は人間の中では多分強い方には入るだろう。
典型的な魔法タイプだ。
でも、それが獣人に通用するかと言われれば知らない。
戦ったことがないから。
我ながら性格がコロコロ変わっている気がするが、そこは今置いといて。
さて、今目の前にいる彼、"重腰"のドッグは割と優しそうな好青年だ。
何も、技の兆候は見受けられない。先手を譲るということだろうか?
ならば遠慮無く行かせてもらおう。
「《闇弾》っ」
光を吸収しているかのような、黒々の弾は獣人の衛兵に向かって飛んでいった。
向こうは先程まで穏やかな笑みだったのだが、こちらの攻撃を見るや血相を変えて、何かしらのスキルを使って回避した。
聞こえたのは《犬回避》。和む。
「《暗点》、《炎円》!」
続けざまに魔法を放つ。総て詠唱破棄だ。
完全詠唱するのは隙を見せすぎている気がするし、この空間内だと威力を抑えられる自信がない。
自分が巻き込まれるのは嫌なのである。
「っ!?《耐久》っ!!」
慌ててスキルを使う衛兵だが、もう遅い。
炎の範囲攻撃によってダメージを受けた身体は、吸収力を持つ黒い球体に吸い込まれていく。
もう少しで球に触れる―そのくらいのところで、突然魔法が消失した。
「え…?」
困惑。魔法はほとんど使えないはずの獣人族に、対魔法スキルがある?
それならば、獣人は遠距離からの攻撃は効かないのか。
非常にピンチ。どうしよう…!
「そこまでだよー」
その時、横から力の抜けた可愛い声がした。
見ると、結界を取り払ったミライが笑顔で立っていた。
ああ、かわいいなぁ…はっいけない。
ホント、性格変わりすぎだよね…
そして私は、獣人族の衛兵に勝利を収めたのだった。
ついでに、総合ポイント?の方もいつの間にか450ptくらいになってました。読んで下さってありがとうございます!
最近はポイントはあまり見ていないので、見るたびに100ptくらい増えていて恐縮です…




