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おやくそく。

さあ、調子に乗っているうちに話を書いていきましょう。

ところでこの書き方では、結局貯めていることにはならないのでは()

盗賊が現れた、出発から5日目の朝。

馬車を出発させた数分後に出現した盗賊に皆が緊張する中、僕だけ変なことを考えていた。


(なんかいかにも盗賊ですって身なりだな…)


そう、なんかRPGのフリー素材で出てきそうな、盗賊らしい盗賊だったのだ。


思わず吹き出しそうになったが、ここで余計な波風を立てるのも良くないと思い、すんでのところで思いとどまった。

盗賊はまだ一言も喋っていない。どうやらやり過ごせたようだ。


「おいおまいら、身ぐるみ置いてけ!」


「なんで"おまいら"なんだよ!!」



……あ。

ついツッコんでしまった。


やばい、周囲からの冷たい視線がやばい。

「お前一人でなんとかしろよ」みたいな声が聞こえてきそうだ。


まあ、盗賊相手なら僕の魔法でなんとかなるとは思うが…

そう思い、とりあえず光球を瞬間的に作り上げて飛ばす。


僕からしたら大したスピードではなかったのだが、不意打ちだったのか盗賊はそれをまともに食らった。

すると、光球に負けず劣らずの速度で向こうに吹っ飛んでいった。



よわい(確信


流石に周囲も僕の実力を認めたか怖気づいたか、先ほどのような無遠慮な視線を感じなくなった。

まあ、僕に迷惑にならなければ良いのだ。ははは。


「驚いたな、それ初心者装備だろ?」

魔法付与品(マジックアイテム)ですら無いのかよ…」

「呆れる」


…若干褒め殺しにされている感はあるのだが、悪い気分ではないな。

元々僕は他人の悪意に晒されるのが苦手だ。特に、匿名性を利用した奴ら。

こうやって認めてもらえる分には良い。

…この能力は僕が努力したわけじゃないので、その分若干気が引けたりするが。



「しかし、盗賊系が1人というのも珍しいな…」


3人パーティーの剣士の方がそうつぶやく。つぶやくとあるが、その声は結構大きく独り言とはいえない大きさであった。

それに同じパーティーの回復魔術師が「そうね」と同調する。見るに彼女は魔道書以外の書物も持っているので、情報管理も任されているようだ。


確かに、盗賊系は油断一つで通過・討伐されてはメンツの丸つぶれなので群れていることが多い。

集団で襲って、確実に商品や女性を強奪するのが目的だからだ。

それが一人、しかもあんな弱小では…心許ない。


しかしステータスを見なかったのは痛手だった。人相手に攻撃手段を試すわけにもいかないので、あの吹っ飛びかたをするのがどのくらいの実力なのかは知りたかった。


そんな僕の心情を読み取ってか、マウスのクリック音みたいなカチッという音がした。

もしやと思い、スキルの新着を確認する。



■スキル(新着)

・一般:《鑑定 Lv.1》

・一般:《残留思念読取(10m)》

・一般:《転移魔法 Lv.1》



なんかエグいのが追加されてる!





スキルをお忍びで試してみた結果、ここに「あった」人やモノであれば《鑑定》や《[VISUAL SHOT] 敵情報の表示》を使用できるようになる、というのが《残留思念読取》スキルであった。カッコ内の数値は巻き戻せる時間を表すようで、数分前にふっ飛ばした盗賊の情報は問題なく引き出せた。



■ステータス(RB法)

・体力:4.97 / 5

・魔力:0 / 0.2

・腕力:6.2

・走力:8.2



あり?

さて…どこまで書こう

次回は長いかもです(短いかもです

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