謎の現象。
だらだらと書いてるけど、これエンディングあるのか?
と思ってしまった今日この頃。
間もなく、ブルーの国王が現れた。
なんだこのリプレイ映像は。どこもかしこも衛兵以外の従者居ないのかよ。
「また派手にやらかしましたね」
「はい?」「何を知っているというのだ?」
「勿論、聞いてますよ。イエローとグリーンを半壊させたとか」
「まあ、間違ってはないな」
襲いかかってきたから、倒すのは当然のことだろう。
というか倒さないとこっちがやられる。
「なので私は、あなた方を試します。
仮にも私はブルーの国を統べし者。より強い方に付きます」
実に合理的だ。と2人で笑い、臨戦態勢に入る。
多分ブルーの国王は普通に強い。
それは今までの国でも変わらなかった。
まずは安定して戦える大地を整える。
「早速行きます…《紫電》!」
「危ない!《完全障壁》!」
牽制のつもりなのか、小さな雷は障壁の前に無力にも消滅した。
互いに詠唱破棄ではあるが、その威力は双方えらいことになっている。
無力な電撃とは言っても、家一軒程度なら楽に吹き飛ばせる威力を持っているのが確認できる。
並の人では完全詠唱でも参戦できないだろう。
そして、先ほどの《紫電》はやはり目くらましだったらしく、ブルーの国王は視界から消えた。
攻撃に備えて、全方向に無詠唱で結界を貼りまくっていると、上の方からガキンと音がした。
どうやら上から来る予定だったらしい。残念だったな。
戦術に劣る僕は、力によるゴリ押ししか選択肢がない。
ならば、結界を山程用意しておくのが最善策だ!
結界の配置を《仮想自動化》に任せ、攻撃のあたった方向に向かって広域に弾幕を発射する。
しかし届かない。まるで先を読んでいるのかという風な動きで、軽々と避けてゆく。
仕方がないので弾数追加。僕には《[VISUAL SHOT] (魔力消費) 弾幕》があるので、弾数を増やす分には魔力消費が増えない。
すいすいとかわすブルー国王。しかし結界は増え続けるので、相手は進展していない。
決着が着かないので、面白くないし、完全にデルタ国王が空気と化してるから早く終わらせよう。
「これで終わりだ!
我の周りに蔓延る敵よ、視界を遮る障害物よ、天よりの裁きを受けよ
《範囲破壊》!」
辺りは白い光に包まれた…
◆
「あなた方の強さは分かりました。なので、私はこちらに付こうと思います」
失神していたブルー国王を起こすと、正式に味方になってくれた。
今までの国よりも考え方が柔軟なのか、それとも頑固なのか分からないが、今回はいい方向に働いてくれた。ありがたい。
まずは、ブルー国王に攻撃すると僕が呼び出される魔法を適当に作ってかけておいた。
「我の出番がないのが寂しいな…」
「何故かは知らないけど、デルタ国王は弱いんだからじっとしていてください」




