表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/135

九死一生!

2人目の転生者。

また盗賊かよ(溺

あたしは藤田桃華、カタカナでモモカと呼ばれている。

チート転生後、盗賊稼業をしている。


なんでこんなことしてるかって?

簡単な話、割が良いから。

だって、一時の仕事だけで数十万よ?魅惑的でしょ。



転生後は転生地点が森のなか一人だったから戸惑ったし、焦ったりもしたけど、今は彼らと頑張って働いてるんだ。

もちろん相手は盗賊だから、最初は襲われそうになったけど、攻撃を思いついた魔法で跳ね返したら頭にしてくれた。実力主義なんだね。


初めはこの能力が普通だと思ってたんだけど、使っているうちに、なんか違うなって思い始めた。

それで、あーこれがチートってやつかぁと思ったんだ。



今の頭はあたしなので、作戦を考えるのも私。軍師的な人は昔居たらしいけど、前の頭に「気に食わない」って殺されちゃったらしい。かわいそう…

でも、あたしも相手を殺してるんだ。お互い様ね。


そう思いながら、ブルーから出てきた馬車を追いかける。魔法で高速移動してるので馬車と同じスピードで飛行可能。

うん、視界には写ってないからあっちからはバレてないはず。嫌な予感はするけど。


スキル《探索眼(レーダーアイ)》を発動させ、死角から馬車を追いかける。


作戦としては、まず大半の盗賊で足止めして時間を稼ぐ。

そして後ろの警戒が甘くなった所を、あたしたち追っ手側が仕留める。そんな感じ。


その時突然「おめでとうございます!」という声が聞こえた。

驚いて一瞬地面についてしまったが、飛行を再開する。


今のは何?敵の罠?

すごく聞き覚えのある声…●んまさんか!

え?地球ネタ!?嘘っ!?

別の転生者か!ということは…依頼のランクA+よりはるかに強い護衛がいる可能性がある。


「ちょっと聞いて…向こう、かなり強い護衛を雇ってるかも」

「マジですか?分かりやした、警戒いたします」


よし、説明は済んだから…警戒を怠らずに追せk「阿呆~」どころじゃないし!

また!?今度は誰か知らないけど…イントネーションから関西系かな?


気にしてる場合じゃない、撤退の準備をきちんと整えておかないとあたしがやられる…

あたしがチートだからって言って、相手もチートだったらまともに勝負になってしまうかもしれないね。

それだけは避けないと!



っと、どうやら馬車がうちの仲間に足止めされたっぽいね。

急ぐよ!


馬車と仲間がはっきりと見え始める。

仲間の一人がなにか食らったみたいね、肘がちょっと切れてる。


と思ったら今度は仲間の前線が一斉に炎上した。

オレンジ系統の炎…何?《鑑定》!



■発動された魔法(新着順)

聖火(ホーリーファイア)…人の罪を燃やす炎を指定範囲に放出する。罪は術者の正義に依存する。



これまた厄介な魔法ね…つまり、あたしたちも気づかれたら一発アウトかもって事ね。

あれは《反転(リバース)》出来るか分からないし。不可視の攻撃とはね…


悠長に話す冒険者…「神」…?ぶふっ!

神じゃないっつーの紙よその装備!


その背後から仲間の盗賊が短剣で一突きする。

もらった…と思ったら、弾かれた。

え?《鑑定》!



■発動された魔法(新着順)

・物理・魔法両結界…物理・魔法攻撃を防ぐ結界を指定範囲に展開する。強度は術者の魔力依存。

聖火(ホーリーファイア)…人の罪を燃やす炎を指定範囲に放出する。罪は術者の正義に依存する。



結界…ですと?

しかも両結界…こりゃ予想よりもヤバいかもね。

両結界は2つの攻撃を無効化出来る結界のことで、本来は特定の属性魔法2つだけを完全ブロックとか、属性制限がある代わり強いというものなんだけど…物理・魔法というチョイスからして狂ってる。


次にその紙装備の少年は、何事かを唱えている。

間違いない、あれは詠唱!

あたしは、追っ手仲間にもかけていた低空飛行の魔法を《反転(リバース)》し、とっさに引く。

多分彼らは体を引き裂かれるような痛みに襲われてると思うけど、一瞬だし、あの中にいたら多分本当に―



流れ星が落ちてきた。《鑑定》。



■ERROR:上位の《鑑定》に自動で弾かれました。



鑑定不能ですか!たまには役に立たないですね《鑑定》先輩!

しかし見られないのかぁ…


…と考え事をしていたのが不味かったのか、例の光球が目の前に迫っていた。

回避!したはずだが、何故か追尾して衝突。


ズザザザザ…


バランスを崩し、思わず低空飛行の魔法を解除して地面を滑る。

最初に装備していた革鎧が結構すり減った…ショック。



ううー、諦めないからね!


あたしは目標となる荷馬車の最後尾を《探索眼(レーダーアイ)》でマーキングした。

女の子の描写は難しい。

台詞は男女関係なく難しい。

→台詞率5%という悲惨な状況が改善せず

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ