防具選び。
設定矛盾は随時修正していきます。
さて、遂に総合評価が100ptを突破しました!ありがとうございます。
続いて、防具屋に来た。
長い行列があったので何事かと先頭を見ると、そこが防具屋だった。
どうやらキャパオーバーのようだ、どう見ても客の数に対して店舗が小さすぎる。
僕は「行列ができる店=いい店」という日本人的発想に従い、行列の一番後ろに並んだ。
これくらいの行列なら、ラーメン屋換算で1時間くらいだろうか。
待っている間は、魔力を鍛える方法でも練っておくか。
うーん、効率の悪い魔力の使い方…あった、アレだ。
足の下にある空間の空気を、魔法で固形化する。
それを魔法打ち消し系の魔法で一瞬で消して、再び固形化する。
それを、独自に開発した魔法である《仮想魔法自動化》を使い、その作業を僕の魔力を使って自動で発動するようにする。
これで、僕は地面から数センチメートル浮いた状態になる。
ちなみに、精度高く飛ぶだけであれば、無論風魔法で事足りる。
わざわざこんなことをしているのは、魔力を無駄遣いするためだ。
これなら、1時間も付けておけばあるいは…
◆
店内に入る。
例の魔法の成果は、即刻出ていた。
MPが倍になったのだ。
ちなみに一度魔力を使いきったのだが、気絶することもなく普通に最大値が上がり、全回復した。
え?勿論、普通の空間の固形化でMPが減るとでも?
途中からこれは消費しないなと思って、空間の固形化の強度を強化プラスチックレベルからオリハルコンレベルまで引き上げた。
ちなみに回復スピードまでレベルアップしたらしく、レベルアップ後はいくら使ってもMPが切れなかった。
かなしい。
店内には陳列品がなく、奥におじいさんがいらっしゃるだけだった。
話しかける。
「すみませーん」
「はいはい、こちらはいかがでしょう?」
「早速かよ!」
速すぎんよ!おじいさん。
「いやいや、人を見ると適正装備が分かるんだよ。君にはこれだね」
そう言って取り出したのは、紙でできていると思われる鎧。と言うより、フルプレートじゃないやつ。なんていうのかは知らない。
触ってみると一応厚紙を2枚位張り合わせたみたいな感じで、新聞紙装備のように二度と着られないものではないとは分かる。
「この鎧セットは、"まるで神の如き軽さ"と謳われた装備品なんじゃ」
「いや紙だよ!?あんた騙されてるぞ!」
「いや、ワシが作ったんじゃが」
「お前かよ!」
ヤバい。突っ込みたくないのにツッコんでしまう。
どうして止めよう。
結局、僕は例の紙装備を購入した。
理由?《鑑定》での結果が高かった。特に魔法耐性。本当かよ…
と思ったが、不意打ちでも食らわないことは大事だ。
問題は、胸の部分にデカデカと「神」と達筆で描かれてることかな。
なんの羞恥プレイだ。
今日はお出かけしたのでちょっと疲れました…
ので投稿だけ。




