逃げる。
【悲報】エンディングは非常にあっさり
ここから感動展開に持っていくのも至難の業だとは思うけども
僕の攻撃は基本防がれたことがない。
前に奴隷紋作者と思しき転移者のボスは魔法を無効化、チート能力封じを使ってきたが、魔法無効化がこんなにタイミングよく現れるとは思わなかった。
勇者、勇者か。相手の技を封じるのは正々堂々と言えるのだろうか?
そのあたりは個人の考え方だな。
さて、もう一回斬りかかってくる勇者を今度は背後の壁を粉砕して回避する。
フィギュア?知らない子ですね
「ちょろちょろと動くな……」
「死にたくないんで」
「そりゃそうだw」
草を生やすな。草を。
そう頭のなかでツッコみながら通路を破壊して回避する。
どうやら結構頑丈なようで、破壊しても崩れる様子はない。
どうなってるんだよここの構造。パズルか?
石材も結構な長さ続いているが、どこまで続いているのだろうか……疑問は絶えないが、ひとまずはこの目の前の危険を取り払わなくてはならない。
僕の防御力は見た目通りの幼女。つまりは紙行装。魔力強化や結界によって補っているが、それも勇者のあの剣の前では期待できない。
つまりは防御手段がない。
魔力に依存した僕の戦い方は相手に対して不利すぎる。
回避か逃走しなければ。
幸い魔法自体が封じられている訳ではない為、逃走に必要な魔法を頭のなかで整理していく。
あ、普通に転移使えば良いか。
勇者の剣の切っ先が僕に向けられるが、即刻僕は《瞬転》2つと《転移》を発動させる。
薄暗い石の部屋に広がる、眩しい色とりどりの閃光。
目眩ましにはなっているか分からないが、とりあえず外に転移には成功した。
外は中の時間の流れがおかしかったかのように暗くなっており、しかし雲でもあるのか星や月的なものの存在は見受けられない。
入った時よりも濃厚な魔力を感じる。
敵襲か?と身構えるも、何も動く気配がない。
マップを見ても、地下の勇者パーティーと2人の反応しか無い。
あ、あの2人入り口の小さな神殿の階段の横に寝かされてるのか。反応からして積み重ねられてるけど、重くないのだろうか……
これは魔法か?そう思い、魔力の塊を発射してみるが闇に消えてしまう。
そうか、魔力による魔法の抵抗や解除はケタ違いの魔力を消費しないと駄目だったな。
しかしこれどうしよう。
闇のドームってことは、勇者の仕業じゃないとは思うけども。
魔法封じとか使ってこなければ楽勝だ。
ブクマと評価ポイント、上がってるのは確認してないんだけども、もし下がってたらと思うと怖くてよく見ない……




