証。
前話とすら整合性が取れない程度の状況管理能力である
■Mの王の証
M(Mahou)の王の証。この証を持つものを倒すことで得られる。
譲渡/販売/棄却不可能。以下の特殊能力を扱える。
Mahou:完全魔法
→24分間、MP消費が0になる。
→24分間、発動を念じた総ての魔法が強制的にイメージ補助されて発動する。
→24分経過後、24時間魔法行使ができなくなる。
色々ツッコミどころはあるが……まずは順番に……
「なんでMahouなんだよ!せめてMagicで良いじゃん!これ作ったやつ英語力無さ過ぎだろ!」
「完全にパクリじゃねぇか!」
「そしてペナルティキツすぎるわ!」
順番に勢い良くツッコむ。風圧で綺麗に組み合わさった石材がずれる音がするが、まだ許容範囲内だろう。
自称勇者は恐れおののいている。
2人は突然のツッコミにポカンとしている。
ゴゴゴ、と石のこすれ合う音が辺りに響く。
しかし、やがて一番に解凍したのは勇者だった。
「おい!よくも脅してくれたな!なるほど、それが世界征服の手口と言うわけか……」
「いや、今始めてやったんだが」
「口車には乗らんぞ!―出てこい、俺の仲間たち」
勇者はこちらの言い分も聞かずに突っぱねると、物陰から仲間と思しき人々、総勢4人を出してきた。
つまり勇者一行は5人になるのだが、新しく現れた内の一人がフリーズしたままのモモカとアルトを入口の方向に運んでいった。
さて、この六畳半と言った広さの部屋で一体どんな戦闘ができるのか不明だが、勇者からは明らかにヤバい空気が漂っている。
身の危険ではなく、狂信者的な恐怖だ。
SAN値ピンチどころの話ではない。まるで操り人形と相対しているかのような感じだ。
この部屋には窓や天井の穴はない。唯一の外部接点は扉すら無い廊下の方向だけである。
削ることはできるが、ここの構造を把握していない為、下手を打てば崩れ去ってしまう。
回避も、壁際に並べ立てられたフィギュアのせいで難しい。
ならば防御一択か。
そう思い、早速斬りかかってくる勇者―叫んでる技の名前がなんか小学生っぽい―の間に結界を張る。
しかし、
勇者の剣は結界をまるでその周囲の空気と同じように通過してしまった。
否―切断されたのである。
勇者はいたずら小僧のような悪い笑みを浮かべ、僕は隠し切れない驚きを見せながら後方に退避した。
まだ続きます(泣)




