表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
127/135

ちわーっす。

なんか、瞬殺か敵わないかの二択になってるなぁ

風による、前世を思い出す安っぽい松明が両脇に並べられた通路を歩く。

足音はあまり響いていない。広くない空間のようだ。


既に僕のマップには中立の反応が表示されているが、それを敢えて2人には教えずに突き進む。

といっても、空間が空間だけにすぐに着きそうだが。



廊下は幾重にも曲がっており、狭い空間でなるべく長い廊下を作ろうとした製作者の意図がありありと伝わってくるが、やがてそれも尽きて、突き当りに出た。

突き当りには狭めの部屋があり、その中に一人の人が佇んでいる。

……というか。


「何故アニオタ!?」


ツッコミの風圧で廊下全体の床・壁・天井が鏡面仕上げされ、その細かい粉が僕らに降ってくる。

それを吸い込まないように気をつけながら、相手の方を見る。

……あ、アルトが大声にビビって腰を抜かしてる……


「……誰だ?お主らは」


やがて、訝しげな声が返って来る。

低めの男声。深夜ラジオで聞くと落ち着くアレだ。

怪しい人物ではないのか。


いや、しかし。

部屋の中に所狭しと並んでいるのは、どう見ても地球と同じようなアニメグッズ。

僕が見たことあるアニメは残念ながら少ないが、少なくとも知っているキャラクターは居る。

フィギュアが中心だが、ポスターなどもあるようだ。ハチマキやTシャツのようなグッズも地球では見かけたが、ここでは再現できなかったか、あるいはスペースがないのかこの部屋にはないようだ。


「地球のことを知っているとなると、生かしては帰れんな」


しかし、そんなことは敵はお構いなしのようだった。

マップ上の光点が、中立の反応から敵色に変わる。

どうやら本気で来るようだ。


まだ敵とは一言も会話をしていないのだが、物凄い超展開だな。

というかアイツは誰なんだよ。


「とりあえず、あんた誰?」

「我の事を知らぬと申すか……まあ良い。我は唯一にして絶対、魔王と名乗る者(なり)

「うわー厨二臭い」

「厨二病言うなゴルァ!!」


あ、怒らせたか。えらく短気だなぁ。

いや、気にしてたのか。まあ僕には全く関係のない事だ。


厨二病野郎を倒すのは簡単である。

何故なら、能力が実際にある・ないに関わらず詠唱が無駄に長いため、隙だらけなのである。

つまり、詠唱中にやさし~く攻撃してやればOK。


「いでよ、混沌の闇より現れsぐはッ!?ひ、卑怯だぞ!」

「今時詠唱とかないわー。遅れてるわー」

「なに!?無詠唱……だと!?がはぁッ!!」


あ、やり過ぎちゃった。

動かなくなったけどまあ良いか。

魔王(笑)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ