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そういえば。

転移者の、何故か戦争を起こそうとしていたグループは壊滅した模様だ。


なにやら、リーダーの死を感知する魔法でも使っていたのか数人の転移者が王城に乗り込んできたが、魔法無効化能力はリーダーしか持っていなかったらしく力押しで普通に倒すことが出来た。

無敵すぎる。精神が力に飲み込まれないと良いが、それは自分ではわからないからなぁ。


相手が全滅したのを確認して、次の行動を考える。

とりあえず、邪魔者は居なくなったわけだが、僕らの目的は元の世界に帰ることだ。

真の目的はそこにある。


ちなみに、莫大魔力で《鑑定》を使ったりしたらヒントくらいは得られるのではないかと思ったが、それをすると大気中の魔素の分布が変わってしまう為良くないらしい。

禁止行為って訳だな。


まあ、地球とは違って生身の状態で飛行することが可能なので、地道に探すよりは遥かに時間のかからないことが予想される。

早速、引きとめようとするデルタ国王に別れを告げて3人で飛び立った。



「そういえば、アルトってなんでついてくるの?」

「え?あー、うーん……楽しいから?」

「僕ら、帰るつもりなんだけど」

「何処に?」

「いや、元の世界に」


一瞬でアルトの顔が曇った。

あれ、言ってなかったっけ?


「初耳。そんなこと隠してたんだ……」


あれえー言ったと思ったんだけどなぁ。

そう思いつつ、頭のなかで愚痴をこぼしながらアルトに僕らの境遇というか状況を説明する。

アルトは突然の告白にかなり同様していたが、しばらくすると立ち直った。



「なるほど、つまりミライは元々女の子だって事ね」

「それは言ってない」

「あ、本当の事なんだね」

「ち、違うから!」


この格好は装備だと何度言えば分かるんだよ!

この服装が好きなわけじゃないから!


「そう言えばミライ、もう飛ぶのって平気なの?」

「そりゃ探すためだししょうがないじゃん?」

「そうじゃなくて、なんか旅館に泊まった辺りからスカートの中が見えないように気を使ってる気がするんだけど」

「あっ」


そうだった……

というか


「このタイミングで言っちゃう?」

「飛ぶ前にゴネられたら嫌だし」

「いや……飛ぶ気力が失せたんですけど」


スカートの中がモロ見えになる状態をずっと維持するのは精神的に良くない。

良くないのだが、飛行以外の効率的な手段がないのも事実だ……


その頃、2人は羞恥と効率のどちらを取るか悩み悶える僕を見て楽しんでいたらしい。

楽しむなコラ。

今日の疲労のせいか、このストックの話に心が反応しなかった;

最近暑いもんね、しかたないね()

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