首謀。
ここから現在のストック(5話くらい)は読者を冒涜しているようにも見えるかもしれない……
読者様はこれが完全に筆者の趣味で書かれていることを念頭に置いてお読みくだされば幸いです。
その敵が起き上がった時には、既に僕らは警戒を解いていた。
あの後、全回復した僕は自分の身に起きた変化に驚きつつ、倒れこんでしまったアルトに礼を言いながら床に寝かせ、今後のことを考えて相手を完全に無力化しておくことにした。
大してペナルティ時間も食わない《[Nice! RPG Editor]技能編集》を連続で発動させ、その途中睡眠の状態異常を適宜かけなおしながらスキルを全削除した。
唯一聖属性魔法だけ残してやったが、他は綺麗サッパリなくなっている。
勿論、隠しスキルも削除しておいた。
隠しスキルには、「root」と言う謎のスキルがあったがよく分からないので削除。
確か、根本とかいう意味だったかな。結構まずい能力かもね。
もう存在しないが。
起き上がった敵は逃げようとするが、転移魔法は既に削除済みなので転移が使用できず(本当は魔力のみで代用可能なのだが、消費魔力が跳ね上がるため使えないようだ)、他の攻撃魔法もまともな威力が出せずに僕の結界に普通に阻まれる。
僕じゃなくても大丈夫だとは思うが。
そうこうしているうちに、もう一度《物理超現象》で拘束して持ってくる。
この人はまた誰かの差金なのだろうか。
随分と高みの見物が好きなんだな。
「おーい、聞こえてるかー」
「……何を、した」
相手の口調は変化なしだが、よく聞くと声に畏怖の念のようなものを感じる。分析力はないから多分の域を出ないが。
流石に全スキルが消える怪奇現象が発生したら怖がるのは当然か。
「それは答えられないね。ねぇ、君たちのボスのことを教えてよ」
「……答えられん」
《鑑定》。
■「……答えられん」
こいつがボスです。
おい!重要情報を1行でさらっと書いてんじゃない!
そしてタイトルどうしたんだよ!
と、ツッコミの風圧で王城の床という床がピッカピカになったところで、鑑定を察知したのか相手が話しだす。
「バレたか……まあ仕方がない、殺せ」
「いや、なんでこんなことをしたのかぐらい言っていけよ」
「だって面白そうだったから」
「慈悲は要らないな」
準備していた光のエネルギー波をそのまま敵に照射して、消滅させる。
……おおう、あっさりすぎるな。




