商店街を歩く。
皆様ブクマ登録ありがとうございます!
段々とプレッシャーになってきました(笑)
でも減ると悲しいんだよね…。
魔石を売りに、建物が一番大きいお店に入った。
魔法付与品のお店らしかったが、買い取りもしているようなのでその列に並ぶ。
店内には人が溢れかえり、さながら日本の都会を思い出す。
しかしここは平和な日本ではない。売り物には物騒なキャッチコピーや宣伝文句が書き連ねられ、日本だったら法外な値段の書かれた札が所狭しに置いてある。
過去を懐かしんでいると、すぐに順番が来た。前の人は大きさはそうでもなかったようだが大量に何かを売り払ったようで、奥で店員と思わしき人がせかせかと働いているのが見える。
「いらっしゃいませ。本日はどのような品物をお売りくださるのですか?」
「じゃあこれを」と言って、例の魔石を取り出す。ダンジョン「光の闇」のボスの悪魔から取ったものだ、標準サイズはまだ分からないが、加工することを考えるとこれは大きすぎるような気がする。
店員さんはひとしきりそれを眺めた後、査定額として100万円を提示してきた。
相場が分からないし、今はお金に困ってないのでそれで納得して売った。
周囲が騒然としていたけど、魔石を持ってくるのは珍しいのだろうか?
店を出ると、やっぱり視線が気になる。
変な服でも着ていたか?と思い、自分の格好を見直すが普通の革系の軽鎧のはず。
ブルーではこういう格好は滅多にしないのかな。
さて、魔石を売った金もあるし、それで消費系のアイテムと武器防具を新調したいな。
いや…武器は必要ないか…?まあ買っておこう。
ただ、平和な国に住んでいた僕にとっては武器が身近ではない。
手軽なところで包丁だろうか。結構無理心中とかの凶器として登場したりする。
下手な刃物は法に触れるからなあ。
とか考えながら歩いていると、再び大きな建物があったので入る。
基本的にこの国は資本主義っぽく、儲ければ良い土地が買えるので裏通りの職人などは少ないようだ。
居たとしても客に引きずり出されるに違いあるまい。
最初に入ったこのお店は、薬系のアイテムのショップだ。
大阪の3階建てくらいの貸しビルみたいな大きさだが、個人経営で店員を少し雇っているだけのようだ。
雇われの店員さんと思わしき人が、汗水流して働いている。
…若干、人数が足りていない気もするが。
毒消し等の状態異常回復系の薬を適当に選択し、まとめ買いしようと店員さんに交渉する。
「ごめん、これとこれと…100個ずつくれる?」
「はい…はい!?分かりました!」
凄く驚かれた。何をしたって言うんだ…
しかし100個頼む人はそう少なくはないらしく、なれた手つきで傍らにあった瓶を箱に詰めていく。
いや、最初から詰めておけよ…
とか心のなかで愚痴っていると梱包が完成したらしく、数個の木箱を手渡される。
代金として22万円を支払い、店を後にする。
やっぱり周りがざわざわしているな。気のせいではないのか。
適当なところで木箱を《[Cube Craft]インベントリ機能(Lv.1(50))》に収納する。
表示がこうなっていた。
■インベントリ中身(新着順)
・お金 700万2000円
・毒消し薬の瓶入りの木箱 1個
・お喋りの薬の瓶入りの木箱 1個
・散電薬の瓶入りの木箱 1個
・ブルーベリー薬の瓶入りの木箱 1個
最後のは全力で無視したいところだ。(ちなみに《閃光》等の視界異常系統に効く)
しかしこれ、まとまらないのか?外見は全部木箱だし…
■インベントリ中身(新着順)
・お金 700万2000円
・薬瓶入りの木箱(いろんな効き目、入ってます。) 1個
融通利くのかよ!ていうかちゃっかりネタ入れんな!
まだまだ続きます。
さて、エンドィングどうしよう
(すぐ追記)外部検索で見ると、会話率が5%しかなかった。なんとかしたい。




