友達に聞いた真実
♪〜プルプルプル
私はある所に電話をかけた。
「・・・はい?」
「あ。海李だよ」
「海李?!」
そう、私は友達の叶佳に電話したのだ。
「お久だねぇ!あれ・・・。海李陸にいるのにどうして海と繋がるの?」
「ン?この家お母様が用意してくれたからお母様が色々してくれてるんだよ」
「へぇ!お母さんに感謝☆感謝」
こんなこと話してる場合じゃないよ〜。
本題を出さなきゃ!
「・・・叶佳」
「ン?」
「マーメイドだってバレたらどうなるの?」
「人間に?」
「うん」
「うーん・・・。あ!ちょっと待ってて」
そう言うと叶佳はなにかを探しているようだった。
「あったぁ!」
「へ?」
「あのね・・・。『人間に自分がマーメイドだってバレたらもう二度と陸にあがることも、海上にあがることすらできなくなる』だってさ。マーメイド専門BOOKに書いてあるよ」
「えぇぇぇえ?!」
そんな・・・。
じゃぁ二度と裕樹に会えなくなるじゃん・・・。
そんなのやだぁ。
「え?どうしたの??もしかして海李正体ばらす気じゃ・・・」
「そ、そんなわけないじゃん!!」
「だよねぇ。よかった」
「じゃぁありがと☆」
「うん。バイバイ」
ガチャッ
私は電話を切った。
はぁ〜・・・。
どうしよ・・・。
バレたら裕樹と会えなくなるし、言ったら裕樹に会えなくなるし・・・。
あ〜ん!
誰か助けてぇ




