渦巻く空騒ぎな日々
Write77
茜の家
グルグル「お前に母親を名乗る資格はねえ!!篠原瑠璃子!!」
茜「きゅ、急になんてこと言うのよ!!」
瑠璃子「すみません」
茜「そ、それよりお母さん今までどこに行ってたの?ずっと連絡がなかったから心配してたんだよ?」
瑠璃子「ごめんね。ずっと友人の家をいろいろ回ってたの」
茜「晩ご飯なにか食べた?まだならなにか作るよ?」
瑠璃子「いいの、食べて来たから」
茜「そう…」
瑠璃子「ごめんね」
茜「べつに謝る必要なんてないよ」
瑠璃子「ごめんね…ごめんね…」
茜「…お母さん?」
瑠璃子「ごめんね…本当にごめんね…」
茜「…どうしたの?」
瑠璃子「こんな私で…ほんとうにごめんね…」
グルグル「…もう遅いんだよ、謝ったって」
茜「グルグル?」
グルグル「オレはもう帰る、二人きりで話したいこともあるだろうしな」
茜「べつに気をつかわなくても…」
グルグル「いいんだよ…これが最後なんだから」
和「茜の母親が茜の父親を殺しただと?」
金丸「これは確かな情報だ。現に篠原瑠璃子は事件後、姿を眩ませて行方不明だしな」
和「………」
金丸「もうすぐ警察も死体の身元を特定するだろう。そしたら真っ先に疑われるのは妻の篠原瑠璃子だ。だから疑われる前に姿を消したんだろう」
和「…ならどうして茜をつけた?」
金丸「篠原瑠璃子はおそらくは警察から逃げ切れるとは思ってない。ならどうして姿を消したか?」
和「茜に会うためか?」
金丸「そうだ。だからオレは篠原茜をはっていれば篠原瑠璃子に遭遇すると踏んでつけてたんだ」
和「………」
金丸「もういいだろ?これで開放してくれよ」
和「…その情報はどこから仕入れた?」
金丸「…それは言えない」
和「言え。どこから仕入れた?」
金丸「それは勘弁してくれ。言えばオレの命が危ねえんだ」
和「言え」
金丸「本当にそれだけは言えねえ!!。お願いだからもう勘弁してくれ!!」
和「言え!!」
グルグル「それは中山グループから仕入れた情報だ」
和「…グルグル」
グルグル「もう放してやってくれ。あとのことはオレが話すから」
和「…わかった」
金丸「た、助かった」
グルグル「金丸」
金丸「は、はい」
グルグル「お前は自分がなにしたか分かってんだろうな?」
金丸「………」
グルグル「行け。もうお前に用はない。二度とオレの前に姿を表すな」
金丸「し、しかし旦那…」
グルグル「口答えするな。それともお前…死ぬか?」
金丸「し、失礼しました」
和「………」
グルグル「これで邪魔はいなくなったな」
和「どうして中山グループが?」
グルグル「茜の親のことは前々からオレが個人的に調べさせてたんだ。その情報があのアホのところに流れちまっただけだ」
和「グルグル、お前…」
グルグル「和、オレはいま最高に機嫌が悪い。なんでか分かるか?」
和「…さあな」
グルグル「もう金丸から茜の親のことは聞いたか?」
和「ああ」
グルグル「そうか…。茜はこれからも苦しみ続ける、あの女のせいで…」
和「あの女っていうのは、茜の母親のことか?」
グルグル「無論だ」
和「それは違うぞ、グルグル」
グルグル「なんだと?」
和「茜の親にだって責任はあると思う。でもそれだけじゃない。茜は社会全体から苦難を強いられてる」
グルグル「………」
和「茜の親を責めたところで根本はなにも変わらない」
グルグル「根本か…」
和「だから茜の親のことで機嫌を悪くするのはよせ」
グルグル「違う。オレが一番許せないのは…そんな茜になにもしてやれない自分自身だ」
和「…そんなことはない、茜はお前に感謝してる」
グルグル「慰めはよせ」
和「オレは事実を言ってるだけだ。茜はお前にほんとに感謝してる」
グルグル「だけど…オレじゃあ茜は救えない」
和「…グルグル?」
グルグル「和、オレはお前が羨ましいよ」
和「どうして?」
グルグル「…すまない。今日のオレはどうかしてた。忘れてくれ」
和「グルグル…」
グルグル「…今日はもう帰れ。茜のことなら今はまだ大丈夫だ」
和「今はまだ?」
グルグル「茜のこと、頼んだ」
和「………」
櫻井家
和「ただいま」
沙百合「おかえり。ちょうどよかった、バケツに水をくんでくれない?」
和「いいけどなんで?」
沙百合「ウキクサが風邪を引いちゃったのよ」
ウキクサ「ゴホッ…ゴホッ…」
和「ふーん…なんかウキクサ最近風邪ひいてばっかじゃない?」
沙百合「そうなのよね。…やっぱり薬の副作用かしら」
和「薬?」
沙百合「なんでもない。それにしても今日帰りが遅かったじゃない。どうかしたの?」
和「まぁ…ちょっとね」
沙百合「そうそう、晩ご飯だけど今日は優也がいないから手軽にカップラーメン作ったから」
和「カップラーメン以外を作ったとこを見たことないんだけど」
沙百合「優也は今頃美味しい料理でもたくさん食べてるんだろうな…いいなぁ…」
和「美味しい料理?」
沙百合「どっかのお偉いさんが開くパーティーに出席してんの」
和「ふーん、一応社長だもんね」
パーティー会場
出席者1「優也社長、社長就任おめでとうございます」
優也「ありがとう」
出席者1「それにしても本当にすごいですね。一年そこらでこんなにも会社を大きくするなんて」
優也「まぁね」
出席者1「それにしてもあの優也さんが社長になると思わなかったです」
優也「いろいろあるんだ、いろいろ」
出席者1「大人になったってことですかね」
優也「そんなところだ」
出席者1「そういえば中山グループの中山政夜さんが優也社長のこと呼んでましたけど、知り合いなんですか?」
優也「まぁな」
出席者1「政夜さんは向こうにいますから」
優也「わかった。行ってくる」
優也「お久しぶりです、政夜先輩」
政夜「…まずは、社長就任おめでとうとでも言っておこうかな」
優也「ありがとうございます」
政夜「で、仕事嫌いなお前が社長になるなんて…なにが目的だ」
優也「出世に目的もなにもないですよ」
政夜「嘘はよせ。お前は大学時代からそういう社会のシガラミに入るのは嫌いだったろ」
優也「大人になったってことですよ」
政夜「嘘はよせと言っただろ」
優也「社長になった理由ですか…そうですね…強いて言うなら…」
政夜「………」
優也「どっかのバカ先輩を止めるためですかね」
政夜「………」
優也「………」
政夜「…ふ、はははは。…図に乗るなよ、若造が」
優也「いつまでも先輩面してんじゃねえよ、ハゲ」
翌朝
櫻井家
和「おはよう」
沙百合「おはよう。今日は朝からカップラーメンよ」
和「今日もでしょ?。好い加減飽きたよ」
優也「確かに毎食カップラーメンだが、沙百合のカップラーメンは日々進化してるんだぞ」
和「どこらへんがどう変化してるんだよ?」
優也「さあ?オレにもわからん」
和「なんだそりゃ…」
テレビ『続いてのニュースです。先日埼玉県のとある山中で死体が発見された事件で、昨夜犯人と名乗る女性が都内の交番に自首をしました』
和「えっ…」
テレビ『自首をした女性は篠原瑠璃子、36歳、職業不明…』
沙百合「篠原ってもしかして…」
和「茜の母親だ」
ウキクサ「えっ…」
和「茜の家に行ってくる!!」
茜の家
和「茜!!いるか!!いるなら返事しろ!!」
和「…くそっ、いないのか…」
ガチャ
茜「どうしたのよ?こんな朝早くから」
和「あ、茜!!。ニュース見たか!?」
茜「私の家テレビないからニュースなんて見れないわよ」
和「そうか…じゃあ、落ち着いて聞いてくれ…」
茜「な、なによ…」
和「茜の母親が…逮捕された」
茜「……で?」
和「でって、驚かないのかよ!?」
茜「だって私が自首を進めて交番までついて行ったもの。知ってるに決まってるじゃない」
和「そ、そうなのか?」
茜「うん、昨日お母さんが帰って来てたから」
和「そ、そっか…」
茜「で、他に用はある?いま学校の支度で忙しいの」
和「…行くのか?学校」
茜「当たり前じゃない、高校生なんだから」
和「そ、そうか…」
茜「和も準備しないと遅れるわよ」
和「あ、あぁ…」
学校
茜「おはよう」
恵「おはようございます」
工藤「おはよ」
和「………」
恵さんたちはまだ知らないよな、あのこと
恵「昨日はどうでした?」
和「昨日?」
工藤「ストーカーのことだよ」
和「えぇっと…それは…」
茜「それのことなんだけど実はね…」
先生「篠原茜はいるか?」
茜「はーい、ここにいます」
先生「ちょっとこっちに来てくれ」
茜「わかりました。和、あのこと話しといて」
和「オレが?」
茜「頼んだ」
和「…わかった」
工藤「なんだよ?あのことって」
和「その…なにから話せばいいかな…」
グルグル「埼玉県のとある山中で死体が発見された事件は知ってるか?」
工藤「お、グルグルおはよう」
恵「犯人が自首したってやつですか?」
グルグル「そう。で、その犯人が茜の母親なんだ」
恵 工藤「え?」
グルグル「殺された死体は茜の父親だ」
工藤「…ほんとかよ?」
グルグル「ほんとだ。現に茜はいま警察から事情聴取されてる」
恵「そんな…。だって茜はいつも通りでしたし…」
工藤「無理してるのかもな…」
和「してるだろうな…」
恵「茜はこれからどうなるんでしょうか?」
グルグル「茜はマスコミからしてみれば格好のワイドショーのネタだからな…いろいろ話題になるだろう」
工藤「騒がしくなるな…」
和「なんとかして茜を守らないとな」
工藤「だな」
恵「それより…茜は学校辞めたりしませんか?」
和「それはないだろ」
恵「でも教育費とかいろいろあるじゃないですか。そういうのはどうするんでしょうか?」
グルグル「奨学金とかあるし…大丈夫だろ」
工藤「とにかく茜と話をしたいな」
和「…だな」
先生「授業始めるぞ、席につけ」
和「先生、茜はどうしたんですか?」
先生「ああ…篠原は家庭の事情で早退した」
クラスメート1「家庭の事情?」
先生「まぁ…気にするな。それより授業始めるぞ」
クラスメート2「どうしたのかな?茜ちゃん」
先生「早く教科書開け。今日は38ページの反省文の書き方についてやるぞ」
工藤「なんの教科書だ?これ」
放課後
和「茜の家に行くか」
グルグル「そうだな」
クラスメート1「なんかさっき校門のところでインタビューされたんだけど」
クラスメート2「え、なんで?」
クラスメート1「よくわからないけど篠原茜についてなんか知らないかって聞かれた」
クラスメート2「茜ちゃんどうかしたのかな…?」
和「…茜の話が広まるのも時間の問題だな」
茜の家
和「茜、いるか?」
茜「あ、みんな…とりあえず入って」
工藤「邪魔します」
恵「お邪魔します」
グルグル「茜、わかってると思うけど…」
茜「ええ、お母さんの話でしょ?。今朝からマスコミがうるさいのよね」
和「どういうつもりだ?茜」
茜「どういうつもりって?」
和「なんでこんなことが起こったのに普通でいるんだ?」
茜「なんでって言われてもね…」
恵「無理してません?」
茜「無理か…してるっちゃしてるかな…」
グルグル「………」
茜「でもね、私は内心ホッとしてるの」
工藤「ホッとしてる?」
茜「お母さんが無事に生きてたから」
恵「でも…お父さんは…」
茜「わたしが父親に最後に会ったのって10数年前なの。だからあんまり父親だっていう実感がなくて…」
工藤「言ってみれば他人同然ってことか?」
茜「まぁ、そういうことかな」
和「でも親が殺人を犯したんだぞ?ショックじゃないのか?」
茜「ショックだよ。でもそれ以上に嬉しい、帰ってきてくれたことが」
工藤「…でも今はもう刑務所だろ?」
茜「それでも面接とか手紙とかあるからさ、むしろ前より触れ合う機会はあると思うの」
工藤「ポジティブだな」
茜「当たり前よ。じゃなきゃやってらんないわよ」
グルグル「これからどうすんだ?」
茜「どうするって?」
グルグル「学校とか家とかだよ。定時制の学校とか行かないのか?」
茜「ううん。このままでいいと思う。奨学金とかもらえば問題ないだろうし、この辺って定時制の高校ってないから引っ越さなきゃいけないし」
グルグル「寮がある定時制の高校とか知ってるぞ」
茜「この町から出て行く気はないの。この街で…やりたいことが三つあるの」
和「やりたいこと?」
茜「うん。ひとつがショッカーのこと」
グルグル「………」
茜「二つ目がお母さんの帰りを待つこと」
工藤「帰りを待つって…何年かかると思ってんだよ?」
茜「何年でも待つわ。お母さんの帰る家はもうここしかないの」
恵「…三つ目はなんですか?」
茜「三つ目はね…」
和「………」
茜「ヒミツ」
和「なんだそりゃ…」
茜「とにかく、私はまだこの町を離れたくないの」
和「まぁ、茜がそう言うなら協力するよ」
工藤「ああ、いつでも力になるぞ」
茜「ありがとね」
グルグル「お金に困ったらオレに言え。時給2万円でメイドとして雇ってやる」
茜「それは遠慮しとくわ」
恵「わたしも力になります」
茜「うん。ありがとう」
和「さてと、じゃあちょっと目先のことでも考えようか」
恵「目先のこと?」
和「茜が今後ぶつかるであろう問題点の話だ」
工藤「具体的には?」
和「マスコミとそれによる周りの態度だ」
グルグル「………」
茜「べつに私は気にしないけど」
工藤「茜は気にしなくても殺人犯の娘ってなれば世間は冷たいぞ」
恵「なんとかばれないようにできないんですか?」
和「うーん…茜は夫殺しの娘ってだけじゃなくて、ネグレクトの被害者でもあるからな…マスコミは飛びついてくるぞ」
恵「ネグレクト被害者?」
グルグル「言ってみれば育児放棄の被害者みたいなものだ」
工藤「マスコミは飛びついてくるな…」
和「どうしたもんかな…」
グルグル「オレがなんとかするよ」
茜「え?」
グルグル「オレがなんとかする」
恵「なんとかするって…どうやって?」
和「まさか中山グループの力とか使うんじゃないだろうな?」
グルグル「そのつもりだ」
茜「それは…ちょっと…」
グルグル「平穏に過ごしたいんだろ?いいからまかせとけ」
和「茜がそんなこと許すわけが…」
茜「じゃあお願いしようかな」
和「え?」
茜「任せたわ、グルグル」
グルグル「おう」
工藤「珍しいな、茜がそんなの許すなんて」
茜「だって…邪魔されたくないの」
恵「邪魔?」
茜「いろいろとね」
和「でもマスコミのことは何とかできてもな…周りの目はどうする?」
茜「大丈夫よ、私はそんなの気にしないわ」
工藤「でもな…」
茜「それに…私にはあんたらがいるから」
メール『緊急指令、明日ショッカーの活動あり。10時アジト集合』
櫻井「明日!?いくらなんでも急すぎる」
いままでこんなに急に指令が入ることなんてなかったのに…
いったいどうして…
翌日
通学路
ガヤガヤ…
工藤「おう、おはよう、恵」
恵「あ、おはよう。今日はなんだか人が多いような気がするんですけど、なにかあるんですか?」
工藤「なにがあるって…忘れたのかよ?今日はここで賽隊仁華祭が開かれるんだろうが」
恵「そういえばそうでした!!。…で賽隊仁華祭ってなんですか?」
工藤「賽隊仁華祭を知らない日本人がいたなんて…。賽隊仁華祭っていったら日本で最大規模を誇るお祭りだろ」
恵「へ~、そういえばそんなお祭りありましたね」
工藤「忘れる方がどうかしてるぞ」
恵「私だって本当は覚えてましたけど、フィクションなんですから読者にお祭りのことを説明する件を書くためにわざと忘れたフリをしただけですよ」
工藤「そういうことを言うんじゃありません」
恵「せっかくですからみんなで一緒に行けたらいいですね」
工藤「茜はお祭りに行ってる場合じゃないだろ」
恵「こんなときだからこそ、行くべきなんです」
工藤「それもそうだな。みんなを誘ってみるか」
ショッカーアジト
悪将軍「…そろったようだな」
和「………」
グルグル「………」
悪将軍「では、行くとしよう」
賽隊仁華祭
薫「パパ」
護「どうしたんだ?薫」
薫「人がいっぱいいるね」
護「そりゃあそうだ。なんせ日本で一番大きなお祭りだからな」
薫「黒いスーツを着た強面なお兄さんもいっぱいいるね」
護「SPと呼ばれる人達だな?あれは」
薫「ヘー、どうしてSecurity Policemenがあんなにいっぱいいるの?」
護「それはお偉いさんたちを守るためだよ」
薫「お偉いさんたち?」
護「内閣総理大臣を始め、この国の政治の中心を担う人達がたくさん来るんだよ」
薫「へえ。…じゃあここでテロを起こせば革命が起こせるね」
護「齢10にも満たない子がそんな物騒なこと考えちゃいけません」
薫「甘いわね。革命家に必要なのは年齢じゃなくて、人の上に立つ器よ」
護「お父さんの目が黒いうちはそんなことさせません」
茜「お待たせ」
工藤「おう。あと二匹はどうした?」
茜「わかんない、連絡つかないし…」
恵「あの二人に連絡がつかないとなると…駆け落ちですかね?」
茜「あの二人が駆け落ち…嫌な予感がするわ」
工藤「だな。やつらがこの機会をみすみす逃すとは思えない」
ブシュウウウ!!!!
茜「な、なに!?」
工藤「煙幕だ!!」
群衆「キャアアアア!!!」
群衆「ショッカーだ!!逃げろ!!」
工藤「恵!!」
恵「うん!!」
茜「待って」
恵「どうしました?」
茜「行ってらっしゃい、気をつけてね」
工藤「ああ」
恵「いってきます」
悪将軍「一般人は無視しろ、狙いは要人だけだ」
和「本気で革命を起こすつもりだな、どうする?グルグル」
和「…あれ?グルグル?。どこ行ったんだ?」
レッド「悪将軍!!」
和「あれは、まもるんジャーレッド!!」
悪将軍「来たか、レッド」
レッド「コノヤロー…オレがどれだけこの祭りを…愛娘と過ごす貴重な時間を楽しみにしてたと思ってんだ!!死んで償え!!」
和「ヒーローが私怨で戦うなよ」
キンッ!!
悪将軍「くっ…」
和「マズイ、悪将軍が押されてる。あいつが死んだらショッカー全員道連れだから助けないと」
悪将軍「くそっ…」
レッド「これでトドメだ!!」
和「ハァ!!」
ドゴッ!!
レッド「グアッ!!」
和「………」
レッド「ショッカーか…」
和(やっちゃった、天下のまもるんジャーレッドにやっちゃった)
レッド「今の蹴り、ただのショッカーではないな」
和(やっちゃったやっちゃったやっちゃった、ど、どうしましょ)
レッド「いいだろう、相手にとって不足なし!!」
和(ヤバイ、逃げなきゃ)
レッド「逃がすか!!」
パンッ!!パンッ!!
悪将軍「お前の相手はオレだ」
ピンク「ブルー!!」
ブルー「ピンクとイエローか…。もうわかってると思うがやつらの目的は要人だけだ」
イエロー「わかってる」
ブルー「行くぞ」
グリーン「残念だけど、今日の仕事はお休みしてて」
トンっ!トンっ!
ブルー「ぐっ…」
ピンク「なっ…」
ドサッ!!ドサッ!!
イエロー「グリーン!どうして!?」
グリーン「ふふふ」
トンっ!
イエロー「がっ…」
ドサッ!
グリーン「ふふふ」
和「なんとか逃げれたな…」
和「あれは…総理大臣!!。それにグルグルもいる…」
グルグル「………」
カチャッ(銃を構える音)
総理大臣「お前たちは自分がなにをしているかわかっているのか?」
グルグル「………」
総理大臣「私一人の命で済むならよかろう、くれてやる」
グルグル「………」
総理大臣「だが私の背中には全国民の命、一億を超える命を背負っているのだ」
グルグル「………」
総理大臣「お前はその引き金で一億の命を殺す覚悟があるのか!?」
グルグル「ああ」
総理大臣「なに?」
グルグル「なぜならこの引き金には、70億の命がかかっているからだ」
和「なにやってんだ!?グルグル!!」
グルグル「…和、こいつがオレの覚悟だ」
和「やめろおおおお!!!!!!!」
バンッ!!!




