団結…
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ショッカーアジト
グルグル「高校一年生の夏だったな」
和「なにがだ?」
グルグル「おまえがこの組織を作った時だよ」
和「そうだっけ?。もうそんな経ってたんだな…」
無力な自分は群れをなした
グルグル「おまえからショッカーで悪将軍を倒す組織を創るって聞いたときはどうなることかと思ったが…案外なんとかなりそうだな」
和「そうだな」
たったひとつの目的を果たすために群れをなした
グルグル「ってかジャックはベタじゃねえか?」
和「しょうがないだろ。オレのショッカースーツに書いてある番号が11なんだから」
無力な自分は群れを率いた
和「おまえのイチマルっていうのもどうかと思うがね」
グルグル「悪くはないさ」
そして、群れはやがて…
グルグル「そろそろ時間だ。挨拶に行け、ジャック様」
和「茶化すな、イチマル」
ライトパウアーとなった
ショッカー「お、来たぞ」
ショッカー2「ジャックだ、ジャック」
和「まずは…協力してくれてありがとう、っていうべきかな」
ショッカー3「べつにおまえのためじゃないぞー」
和「それもそっか…。まぁ、そんなことよりも、ようやくこのライトパウアーも最終段階に入った。この戦いももうすぐ終わる」
ショッカー4「仲間探しもようやく終了か…」
グルグル「作戦は追って説明する。では各自、生き残れよ」
ショッカーたち「おう!!」
グルグル「もうちょっとリーダーらしいことは言えないのか?」
和「オレにはアレが限界だ」
グルグル「まったく…おまえが適合者じゃなかったら絶対リーダーなんてありえなかったな」
和「まったくだ…ほんと」
適合者
それはある日、突然目覚めた力
まもるんジャーに匹敵する力
その力のおかげでなんとかライトパウアーを創ることができた
力がカリスマとなった
だが、それほどの力を持ってしてもオレは無力
そのためのライトパウアーだ
それにしても…
和「工藤がまもるんジャーってほんとなのかな?」
グルグル「…さぁな」
和「今度会ったら聞くか」
グルグル「そうだな」
レストラン
茜「いらっしゃいませ」
客「予約してた者なんですけど…」
茜「あ、はい。こちらへどうぞ」
恵「茜、そろそろ休憩とりません?」
茜「わかった、いま行く」
茜「ふいぃ~、疲れたー」
恵「ご苦労様です」
茜「でもやっぱ働くっていいね」
恵「そうですね」
茜「これも和があのとき携帯くれたおかげね」
恵「あぁ、そういえばそんなこともありましたね」
茜「…そろそろ冬休みも終わるわね」
恵「ですね」
茜「そういえば今年の恵の抱負ってなに?」
恵「抱負ですか?」
茜「そうそう」
恵「そうですね…一日一前ですかね」
茜「漢字が違くない?」
恵「いや、これでいいんです」
茜「まぁいいけど…」
恵「茜はあるんですか?」
茜「もちろんあるわよ」
恵「なんですか?」
茜「ショッカー研究部を本格的に活動開始することよ」
恵「…談笑しかしてないですもんね」
茜「部長としてこれは由々しき問題だし」
恵「しかも描写は一回しかありませんでしたしね」
茜「これじゃあわたしたちが卒業したら部活が消滅してしまうし」
恵「そうですね。10年後くらいまでは残っててもらわないと話がつながらなくなってしまいますし」
茜「全てはわたしたちの手にかかっている」
恵「ですね」
茜「…さて、それじゃあ一歩前進するために…一つ聞いてもいい?」
恵「なんですか?」
茜「恵は…なにかわたしにそれ関係で隠し事してない?」
恵「………」
茜「あぁ…やっぱあるんだ」
恵「ごめん、茜」
茜「いいのいいの。誰にだって隠し事のひとつやふたつあるもんだ」
恵「………」
茜「それに…なんとなく察しもついてるし…」
恵「………」
茜「さてと、休憩もそろそろ終了ね」
恵「ですね」
テレビ『速報です。たったいま、ショッカーの出現報告がありました』
恵「………」
茜「行くんでしょ?」
恵「…はい」
茜「店長にはわたしがうまく言っといてあげる」
恵「…ありがとう、茜」
茜「あ…やっぱわたしも行くわ」
恵「え?」
茜「さっきショッカー研究部を本格始動するって言ったばっかりじゃん」
恵「それもそうですけど…危ないから…」
茜「大丈夫よ。現場付近に行くだけよ」
恵「ならいいですけど…」
悪将軍「…来たか、まもるんジャー」
レッド「黒金の彼方に視える純白の鉄、それとアーモンドナッツ。まもるんジャーレッド!!」
ブルー「ハ、ハ…ハクシュン!!。ハ、ハ…ハンセイブン!!。くそ~、風邪引いたぜ、まもるんジャーブルー!!」
イエロー「最近、『癒しのリスとフォッカチオ』を見て感動しました、まもるんジャー癒えろー!!」
ピンク「………」
グリーン「この世界は今も少しずつだが森林という緑が消されていっている。それに伴いそこに住んでいた生物が絶滅していっている、それも恐るべき早さで。彼らから見れば我々は死神のようなものなのだろう。そんな我々人類、いや、死神に生きる価値なんてあるのだろ…」
レッド「五人そろって」
レッド ブルー イエロー「政府精鋭部隊、まもるんジャーファイブ!!」
悪将軍「まぁ、いろいろとツッコミたいところもあるが…作者にその気力がないので無視するとしよう」
レッド「悪将軍、人質を解放しろ!!」
茜「ふっふっふ…潜入成功」
いつまでも見てるだけじゃいられないからね
さてと…やつらはどこで戦ってるのかね
ドゴオオオオオオン!!!!!!!!
茜「あっちか…」
悪将軍「ぐあー、やられたー。ショッカーども、解散だ」
和「相変わらず適当だな…」
グルグル「逃げるぞ、和」
和「ああ、いま行…」
茜「…和?」
和「え…」
茜「和…よね?。なに…やってるのよ?こんな…ところで?」
和「な…」
なんで茜がここに!?
茜「ど、どうしたのよ?。そんな…格好して…。まるで…ショッカーじゃない…」
和「………」
グルグル「なにしてんだ!!。早く来い」
茜「グルグル!?」
和「………」
茜「待って!!和!!グルグル!!和ううううううう!!!!!!!」
ショッカーアジト
和「はぁはぁ…なんで…茜があそこに…」
グルグル「さあな。人質にまぎれてたかそれとも…」
和「…なんであいつはオレだってわかったんだ」
グルグル「わかる人にはわかるんだろうな…」
和「…どうしよう」
グルグル「…この際だ、事情を話そう」
和「事情って…話したら爆発するだろ」
グルグル「茜なら…わかってくれるさ」
和「………」
和の家
和「…ただいま」
茜「おかえりー」
ジュワアアアアア
茜「もうちょっとでご飯できるから待ってて」
和「お、おう…」
ジュワアアアアア
和「………」
茜「………」
和「おまえ…まだバイトの時間じゃなかったのかよ?」
茜「え?ああ…バッくれた」
和「せっかく見つかったバイトなのに…」
茜「一回くらい大丈夫よ。…できたよ」
ドン(皿をおく音)
和「………」
茜「食べないの?」
和「あ、あぁ…いただきます」
茜「いただきます」
和「………」
茜「で、あんたショッカーなの?」
和「ストレートだな…」
茜「そりゃあ、変に気を使いたくないし。…で、どうなの?」
和「………」
茜「…図星か」
和「………」
茜「なんでなの?」
和「………」
茜「これも黙りか…」
和「悪い、言えないんだ」
茜「………」
和「でもこれだけは言える…いまこんなこと言ってもどうしようもないと思うけど…信じてくれ。オレを信じてくれ!!」
茜「うん、わかった」
和「…え?」
茜「だからわかったって」
和「…そんなアッサリと?」
茜「あのね…何年間の付き合いだと思ってるのよ。あんたにショッカーなんかやるやる気も度胸もないことなんて百も承知よ」
和「………」
茜「どうせ無理矢理やらされてたりするんでしょ?」
和「………」
茜「『よくわかったな』って顔してるわね。そりゃあわかるわよ。ズバリいつ頃からショッカーやってたか当ててあげるわよ」
和「………」
茜「高校一年生の時、ショッカー研究部を創った頃当たりでしょ?」
和「………」
茜「あのとき違和感を感じたから…」
和「…はははははは!!」
茜「………」
和「やっぱ茜には敵わねえな」
茜「当たり前よ」
和「やっぱすげえよ、おまえ」
茜「でも、さすがにあの場所でショッカーやってる和とグルグルを見た時は驚いた」
和「悪い、驚かせて」
茜「ほんとよ、まったく。まぁ、そういうわけでわたしに隠し事はせず全部話しなさい」
和「それは無理だ」
茜「そっか、『言えない』んだもんね」
和「そういうこと」
茜「とにかく、話せることは話して。だってわたしは頼りになる……よね?」
和「うん、頼りになるよ、茜は」
茜「…ありがと、和」
メイド長「ねえ、いつまでついてくるつもり?。そろそろ出て来たらどうなの?」
工藤「…気づいてたのか」
メイド長「まぁ、襲撃中もずっと視線を感じていたもの」
工藤「………」
メイド長「で、このわたしに…まもるんジャーグリーンになんの用?」
工藤「とぼけんなよ」
メイド長「そんなに気になります?わたしの正体が」
工藤「当然だ」
メイド長「そんなのメイド長に決まって…」
工藤「そんな言葉はもう聞き飽きたんだよ!!」
メイド長「…そうですね。なら…少しだけ教えてあげましょう、わたしのこと」
工藤「………」
学校
先生「まぁ、長い長い冬休みも終わってようやく三学期も始まるわけだが…おまえら先生に何か忘れてないか?」
和「反省文じゃないよな?」
先生「違えよ。オレがわけもなく反省文なんか書かせるわけねえだろ」
グルグル「うそつけ!!」
茜「それじゃあわたしたちはなにを忘れたって言うの?」
先生「あけましておめでとうだろうが!!」
和「ああ、そういえば…」
グルグル「忘れてたな」
先生「ってなわけで反省文な」
和「けっきょくそれかい!!」
教室
茜「和は今日の放課後は暇よね?」
和「…その暇人前提の聞き方やめてくれない?」
茜「で、どうなの?」
和「暇だけど?」
茜「やっぱり暇人じゃん」
和「ほっとけ」
茜「グルグルは?」
グルグル「まぁ、用がないわけではないが…」
和「見栄を張るな、暇人」
グルグル「おまえといっしょにするな」
茜「恵は?」
恵「大丈夫ですよ」
茜「よし、あとは工藤ね」
和「あれ?そういえば工藤は?。あいつに問いただしたいことがあるのに…」
グルグル「…教室にはいないぞ」
和「なあ、工藤どこに行ったか知らねえ?」
クラスメート「なんか屋上に行くって言ってたぞ」
和「屋上?。なにをしに?」
クラスメート2「屋上に行くやつなんてみんな目的はひとつしかないだろ」
グルグル「飛び降りか?」
クラスメート3「違う。黄昏に行くんだよ」
茜「どうでもいいわよ、そんなの」
和「とにかく行きますか」
茜「いや、わたし一人で行くわ」
屋上
工藤「………」
茜「…黄昏れてるわね」
工藤「茜か…。なんか用か?」
茜「今日の放課後は暇?」
工藤「放課後?。なんでだ?」
茜「部活よ、部活」
工藤「部活?。いまさら?」
茜「今年の抱負はショッカー研究部の本格始動だから」
工藤「あっそ」
茜「で、どうなの?」
工藤「ごめん、今日は無理だ」
茜「あっそ…。ならいいわ」
工藤「ごめん、ほんと」
茜「しょうがないわよ。それじゃあ」
工藤「おう、じゃあな」
茜「…なんか悩んでるんなら相談のるよ」
工藤「いや、いいよ」
茜「そう?。恵のハートを落とすなら女子の意見っていうのも必要だと思うけどね」
工藤「はっ!?」
茜「あれ?違った?」
工藤「違うよ!!」
茜「まぁまぁ、そう怒鳴りなさんな」
工藤「………」
茜「まぁ…なんにしたってわたしは相談にのるよ」
工藤「わかった。ありがとう」
茜「…けっきょく相談はしてくれないと?」
工藤「………」
茜「まぁ、いいわ」
工藤「ごめん」
茜「それじゃあ」
工藤「ただ…」
茜「ん?」
工藤「恵のことは相談にのってくれるか?」
茜「ふふふ…まかせなさい、この愛と情熱と変態ズムの戦士に」
工藤「…甚だしく不安なんだが」
部活
茜「さぁ、部活の時間よ」
恵「ようやく二度目の部活の描写ですね」
グルグル「長かったな、ここまで」
和「ってか、この部活の部長って茜でよかったっけ?」
茜「そうよ。そこまで忘れたの?」
和「だって久しぶりだったから」
恵「それを忘れたらなんにも残らないじゃないですか」
KASU「そうだよ、それを忘れたらなにも残らないじゃないか」
和「それもそうですね、ははははは」
KASU「まったく、はははははは」
和「ははははは…とりあえず帰れ、おまえ」
KASU「いきなり帰宅宣告!?」
和「だってどうせいなくなるんだろ?すぐに」
KASU「どうせとか言わないで!!」
和「いや、おまえには帰るパターンしか残ってないし」
KASU「そんなことないよ!!」
和「いや、ほんとこの件もあきたし、帰って」
KASU「いや、でも…」
作者「いいから帰れ」
KASU「…あい」
茜「…とうとう作者からの帰宅宣告」
グルグル「ってか、あそこまで扱いがひどいなら登場させなきゃいいのに…」
作者「いや、普段はアレだけど実はこの小説の真の黒幕でしたっていうパターンを残しておくためにはこの件が必要で…」
恵「…ここで言うってことはそのパターンはないってことですよね?」
和「これで正真正銘、ただのKASUだな」
グルグル「そうだな、KAZU」
和「やめて。似てるの指摘しないで。実は気にしてるから」
部活
茜「さぁ、無駄話はここまでにしましょう」
恵「ですね」
和「で、工藤はどこだよ?。あいつに聞きたいことがあったのに」
茜「なんか今日は来れないって」
和「それは残念だ」
グルグル「…なんか最近アイツ変じゃないか?」
和「変?」
グルグル「今日も屋上で黄昏れるとかさ…」
恵「わたしも変だと思います」
和「恵さんも?」
恵「今日のこともですけど…。なんか最近避けられてる気がするんです」
茜「避けられてる気ね…」
恵「わたし、なにかマズいことでもしたのかな…」
茜「それは心配ないわよ、たぶん」
和「たぶんって…」
茜「それより、ショッカーのことよ」
グルグル「…和」
和「なんだ?」
グルグル「茜におまえの正体を話したか?」
和「ああ。だからおまえの正体も知ってるぞ」
グルグル「そうか…」
恵「なんのことですか?」
茜「まずは恵、ひとつ質問してもいい?」
恵「どうぞ」
茜「恵はどうしてこの部活に入ったの?」
恵「え?」
茜「だからどうしてこの部活に入ったの?」
恵「茜に誘われたからですけど…」
茜「あ、いや、そうじゃなくて…。ショッカーについてどう思う?」
恵「そりゃあ…どうにかしたいですよ」
茜「どうにかしたいっていうのは…具体的には?」
恵「え~っと…なくしたいですね」
茜「そう、わかった。和とグルグルは?」
和 グルグル「ん?」
茜「あんたたちはどうしたいの?」
和「そりゃあ…なくしたいけどさ…」
グルグル「………」
茜「そう、わかったわ」
和「なにがしたいんだよ?いったい」
茜「意志の共有よ」
恵「意志の共有?」
茜「そう。わたしたちはみんな同じ意志、ショッカーをなくすことという意志を共有してるわ」
グルグル「………」
和「それがどうした?」
茜「つまりは目的は同じっていうことよ」
恵「そうですけど…それがなにか?」
茜「目的が同じなら…わたしたちは分かり合えると思えない?」
恵「分かり合うもなにも…」
和「なにが言いたいんだよ?おまえは」
茜「分かり合えると思わない?」
恵「そりゃあ…思いますけど…」
茜「あんたらは?」
グルグル「思うよ」
和「…オレも思うけど」
茜「OK。いまの言葉を忘れないでね」
和「だからなにが…」
茜「和、黙って」
和「………」
茜「さてと…ここからが本題よ」
恵「………」
茜「まず…恵はまもるんジャーなの」
和「え?」
恵「ちょっ…。まぁ、いずれ言うつもりでしたからいいですけど…」
茜「それで…この二人は…ショッカーなの」
恵「え…」
和「茜!!」
恵「そんな…ウソですよね?」
茜「…ほんとよ」
グルグル「………」
恵「…和さん?」
和「…ごめん」
恵「そんな…」
茜「さすがにショックなようね」
和「そりゃあ…そうだろ」
茜「でも聞いて。これはチャンスなのよ」
恵「…チャンス?」
茜「そうよ。言ってみればわたしたちは最強のコマを持っている状態よ」
グルグル「…まもるんジャーとショッカーか」
茜「そうよ。そして協力して共通の目的、打倒悪将軍を果たすの」




