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悪の手先の風上にも置けぬ  作者: なおほゆよ
第3章 ラストバトル編
73/95

それでも出会ってしまう二人

Write69


学校


佐藤「おはよー」


櫻井「………」


部長「おはよ」


櫻井「…なぜ来た?」


佐藤「いやあ…あのですね…本当は一昨日も昨日の体育祭のときも退学届を出したらとっとと帰るつもりだったんですけど…」


カトウ「けど?」


佐藤「もうしばらくここにいたいな、って思ったんでわたしが彩の代わりに通うことにしました」


櫻井「……マジか」


佐藤「そんな明らかにいやな顔しないでくださいよ」


櫻井「だって…ねえ?」


佐藤「まぁまぁ、気持ちはわかりますよ。だからお近づきの印に良いこと教えてあげますよ」


カトウ「良いこと?」


佐藤「明日、ショッカーの襲撃があります」


櫻井 カトウ 部長「!!」


佐藤「…言っておきますけど、邪魔をする気なら容赦はしないですよ」


櫻井「…場所は?」


佐藤「いま容赦しないって言ったばっかですよ?」


櫻井「場所は?」


佐藤「邪魔する気満々ですね…まぁ、いいですけど。場所は教えられません。っていうか知りません」


部長「場所も知らされないのか?」


佐藤「スペキュレーションからしたらわたしも1ショッカーとなんら変わりはないですから」


カトウ「………」


佐藤「違うのはわたしが適合者であること、それと…わたしが自分の意志でやっていることぐらいですから」


カトウ「記憶を取り戻すため、だっけ?」


佐藤「そうです」


カトウ「だったらこんなところでぶらついてないで探した方がいいんじゃないか?」


佐藤「探すってどこを?」


カトウ「…知らんけど」


佐藤「それにですね…ここにはあると思うんですよ」


部長「なにがだ?」


佐藤「わたしが忘れてしまったものが…」


櫻井「………」


佐藤「まぁ…明日はせいぜい頑張ってください」




部長家


部長「明日、ショッカーの襲撃があるそうだ」


マヤ「なんでわかったんですか?」


部長「メグみょん情報だ」


カトウ「信じるのかよ」


部長「メグみょんが仮にスパイとしてわたしたちに近づいたなら、おまえがメグみょんだとしたらまず何をする?」


カトウ「…信用を獲得する」


部長「そう、メグみょんがほしがってるのはどちらにしろ信用だ」


神崎「なるほどな。信用を得るならウソだと確認できるウソはつかない」


部長「そう、無駄にウソはつかないはずだ」


櫻井「でもメグみょんはよくわからない人だし…意味もなくウソをつくかも…」


部長「でも用心しておくに越したことはない」


マヤ「具体的にはどうするんですか?」


部長「正直できることは…万全の状態で戦えるようにするってことぐらいだな」


櫻井「佐藤さんのことで話さなきゃいけないことが…」


神崎「なんだ?」


櫻井「おそらく佐藤さんは…洗脳されてる」


マヤ「…敵の能力でですか?」


櫻井「おそらくは。でも断定はできない」


マヤ「じゃあどうすれば?」


カトウ「櫻井の能力で佐藤を封印したとき、一瞬だが正気にもどった」


神崎「櫻井君の能力で佐藤にかかった洗脳ごと封印したのか…」


マヤ「じゃあ佐藤先輩を確保する役目は櫻井先輩ですね」


櫻井「うん」


マヤ「…そういえば枝加先輩はどうしたんですか?」


部長「枝加にはもう少しあとで家に来てもらうように言っておいた」


カトウ「枝加なしで話がしたかったからな」


ピンポーン!!


部長「お、噂をすれば…」




枝加「おじゃましまーす」


神崎「いらっしゃい」


枝加「あ、神崎さんこんにちわ」


部長「こっちだ、枝加」


枝加「あれ、みなさんおそろいですか」


カトウ「おそいぞ、枝加」


枝加「時間通りに来たんですけどね…。あ、飲み物買って来たんですけどいります?」


マヤ「あ、じゃあいただきます」


枝加「リポビタンDとユンケルとオロナミンCとアリナミンとチオビタがあります」


櫻井「全部栄養ドリンク!!」


マヤ「じゃあユンケルで」


カトウ「リポビタンD」


部長「アリナミンで」


神崎「オロナミンC」


櫻井「なんでみんな即決できるの?」


枝加「みなさんどうぞ」


マヤ「ありがとです」


部長「ありがとな」


カトウ「Thank you」


神崎「ありがとう」


櫻井「え、じゃあオレは余ったチオビタを…」


枝加「じゃあオレはチオビタをいただきますと」


櫻井「………」


カトウ「枝加はすげえな」


マヤ「そうですね。神崎さんを計算に入れてる当たり大分計画的犯行ですね」


櫻井「………」


部長「おまえはどうしても櫻井を好きになれないようだな」


枝加「だって…そもそもなんでコイツがここにいるんですか?」


部長「というと?」


枝加「戦闘ができるわけでもなく、頭がいいわけでもない。それなのになんでコイツがここにいるんだ?」


部長「…そうか。枝加、櫻井、ちょっと来い」


枝加 櫻井「?」




道場


部長「おまえと櫻井、どっちが強いかハッキリさせようじゃないか」


櫻井「え?」


枝加「おもしろそうじゃないですか、やりますよ、オレは」


部長「おまえはどうする?櫻井」


櫻井「じゃあやりますよ」


カトウ「なかなかおもしろそうな展開になったな」


マヤ「そうですね」


部長「それじゃあさっそく始めるぞ、ふたりともかまえて」


櫻井「………」


枝加「………」


部長「始め!!」


櫻井「………」


枝加「………」


カトウ「どっちが勝つと思う?」


マヤ「枝加先輩に100円です」


カトウ「じゃあオレは櫻井に200円だな」


マヤ「ほー、櫻井先輩に賭けますか」


カトウ「基礎体力はショッカーである枝加の方が上。だが櫻井の能力で封印すれば互角だ」


マヤ「どうでしょうかね…」


枝加「………」


う~ん…思いっきりやったら大けがさせちゃいそうだからな…


うまく手加減しないと…


枝加「はあ!!」


櫻井「甘え!!。SEAL!!」


枝加「え…」


櫻井「これでもくらえ!!」


ブン!!(蹴り)


枝加「おっと…危ねえ…」


でもなんだ?


やつに触られてから身体が重く感じる…


部長「それが櫻井の能力、櫻井エクストリームアルバトロスレジェンドだ」


枝加「櫻井エクス…なんて?」


櫻井「櫻井エクストリームアルバトロスレジェンドだ」


枝加「なんだその名付け親死ねばいいのにっていう名前の能力は」


部長「ピグマの力を打ち消す能力だ」


枝加「ピグマの能力を?」


部長「そうだ、だからいまのおまえは一般人となんら変わらない状態だ」


枝加「そうですか…」


カトウ「これで互角の勝負になったな」


マヤ「まだまだこれからですよ」


枝加「一般人の状態なら…手加減しなくてもいいな」


櫻井「手加減?」


枝加「いくぞ…」


櫻井「え…」


枝加「はあ!!」


ドガッ!!


櫻井「ガハッ…」


ドサッ


カトウ「…強いな、枝加」


マヤ「そりゃあ枝加先輩は空手3段ですから」


カトウ「へ~、よく知ってたね」


マヤ「一年生の女子の間でなかなか人気がありますから枝加先輩は有名なんです」


カトウ「へ~、そうなんだ。…殺せ!!櫻井!!」


枝加「勝負あったな」


櫻井「まだ…だ…」


枝加「…意識があったか…でも無理しないほうがいい」


部長「そこまでだ、櫻井」


櫻井「…くそっ」


ドサッ


部長「あらら、気絶しちゃったか…」


枝加「………」


マヤ「わたしの勝ちですね、カトウ先輩」


カトウ「くそ~、枝加が空手を習ってたなんて…死ねばいいのに」


部長「わたしたちがなんで櫻井を仲間にしたかわかったか?」


枝加「例の能力があるからですか?」


部長「まぁ、それもだが…」


枝加「だが?」


部長「…いずれわかる」


枝加「………」





部長「さて…すまなかったな、面倒なことをさせてしまって」


枝加「あ、いえ、大丈夫です」


部長「それとついでに聞いておくが…明日はショッカーの襲撃があるのか?」


枝加「………」


部長「あるようだな」


カトウ「メグみょんが言ってたことは本当か…」


枝加「メグみょん?」


部長「いや、こっちの話だ」


枝加「…オレもなるべく早く知らせたかったんですけど」


カトウ「まぁ、しょうがねえよ。しゃべったら爆破するんだから」


マヤ「いま思ったんですけど、枝加先輩についてる爆弾ってカトウ先輩の能力で取れないんですか?」


カトウ「できるっちゃできるんだが…」


神崎「あの爆弾はショッカーを支配する物であると同時にショッカーである証でもあるんだ」


部長「だから爆弾を取ってしまうとショッカーでなくなってしまう。そうなると敵から情報を奪えない」


マヤ「そうなんですか…。それじゃあどうやって情報を?」


部長「枝加にはこれを持って行って欲しい」


枝加「これは?」


部長「盗聴器、それと発信器だ」


枝加「………」


部長「頼んだぞ、枝加」


枝加「はい」


櫻井「…う…」


マヤ「あ、櫻井先輩が…」


櫻井「…あれ?。オレどうしてたの?」


カトウ「枝加と戦って負けたんだよ」


櫻井「そういえば…」


部長「さてと…わたしからの話は以上だが、誰か聞きたいことはないか?」


枝加「あ、じゃあ…」


部長「なんだ?枝加」


枝加「聞きたいことじゃないですけど…チーム名を決めません?」


カトウ「チーム名?」


枝加「このグループのチーム名ですよ。あった方が便利じゃないですか」


マヤ「そうですね、わたしは賛成です」


カトウ「じゃあ何にする?」


櫻井「じゃあ『櫻井エキスパートボルテニックス』で」


部長「マヤはなにがいい?」


マヤ「わたしは『ロックンローラーズ』がいいです」


カトウ「なぜロックンロール?」


マヤ「ダメですか?。じゃあ『POPS』でどうでしょう」


部長「ジャンルの問題じゃないぞ」


櫻井「…ってか無視すんなよ」


カトウ「うるせーよ。アレを採用するわけねえだろ!!」


マヤ「そうですよ。櫻井先輩は黙っててください。ってなわけで『K-POPS』でどうでしょう」


部長「国の問題でもないぞ」


櫻井「っていうかオレとマヤちゃんのネームセンスは同レベルでしょ!?」


枝加「はぁー…」


櫻井「枝加君、思いは言葉にしてくれないと伝わらないよ?」


枝加「そうっすか?。じゃあ死ね」


櫻井「枝加君、思いはオブラートに包んでくれないと人を傷つけるよ?」


カトウ「まぁ、とにかく櫻井はどう足掻いたって採用されないんだから黙っとけよ」


櫻井「オレだって本気を出せば良い名前のひとつやふたつは出せるよ!!」


部長「それじゃあ出してみろ」


櫻井「………」


カトウ「早く出せよ」


櫻井「ちょ…ちょっと待って」


マヤ「…5、4」


櫻井「なんでカウントダウン?」


部長「3、2」


櫻井「まってまって…」


カトウ「…1」


櫻井「じゃ、じゃあ…」


枝加「ゼr…」


櫻井「ライトパウアーで!!」


カトウ 部長 マヤ「…は?」


枝加「なんすか?ライトパウアーって?」


部長「話すと長くなるからまた今度な」


カトウ「おまえライトパウアーって…本気で言ってるのかよ?」


マヤ「そうですよ。あれだけ痛い目にあったっていうのに…」


櫻井「でもライトパウアーは…ショッカー壊滅を目的にしてたでしょ?。その点ではいっしょじゃん?」


部長「まぁ…わたしはいいぞ、べつに」

 

マヤ「わたしもいいですよ」


カトウ「え?マヤちゃんも賛成なの?」


マヤ「べつにただの名前ですし」


神崎「私はべつになんでもいいぞ」


部長「枝加はどうだ?」


枝加「いいですよ」


マヤ「あとはカトウ先輩だけですね」


カトウ「マジか…ちょっと抵抗があるんだけどな…」


部長「じゃあ代わりになんか挙げてみろ。それがよかったらそっちにしよう」


カトウ「え、じゃあ…『ゼグズ』で」


櫻井「なんだ?『ゼグズ』って?」


カトウ「べつに深い意味はねえよ」


部長「それじゃあ多数決で決めよう。『ゼグズ』がいいやつ」


枝加「はい」


カトウ「はい」


部長「ライトパウアーがいいやつ」


櫻井「はい」


マヤ「はい」


神崎「わたしはどちらでもいいぞ」


部長「じゃあわたしもライトパウアーに一票だから…2対3でライトパウアーに決定だな」


カトウ「…普通に負けた」


枝加「残念でしたね、カトウ先輩」


カトウ「なんか普通に櫻井に負けたのが恥ずかしい…」


部長「さてと、チーム名も決まったことだし…明日は勝負の日だ」


櫻井「………」


神崎「………」


部長「ただし、これが最後のチャンスだなんてことはない。何度だってチャンスはある」


カトウ「………」


枝加「………」


部長「だから…無理はするな、必ず生き残れ」


マヤ「………」


部長「…行くぞ!!ライトパウアー!!」


櫻井 カトウ マヤ 枝加 神崎「オオー!!!」





レッド「………」


ブルー「………」


イエロー「………」


グリーン「………」


ピンク「………」


イエロー「…これはいったいなんのつもりだ?」


ブルー「そう気を立てずに。明日で三度目の出撃です。その前に一回全員そろってゆっくりお話でもと思って」


ピンク「………」


グリーン「…くだらん、オレは帰るぞ」


ブルー「…どうです?。中毒者になった気分は?」


グリーン「…最低だ」


バタン!!(グリーンが出て行く音)


ブルー「…残念ですね」


レッド「例の計画は問題ないのか?」


イエロー「問題ない」


ピンク「…例の…計画?」


レッド「………」


ブルー「救済ですよ、ちょっとした」


ピンク「…救済」


ブルー「そういえば…グリーンは最近出歩いてますけど、どこに行ってるんでしょうかね?」


レッド「………」


ブルー「まぁ、どこだっていいですけど…」


イエロー「………」


ピンク「………」


ブルー「…集まったはいいですけど…案外話すこともないですね」


レッド「………」


イエロー「じゃあ今日はもう解散か?」


ブルー「そうですね。今日は解散しましょう」


レッド「………」


ピンク「…もう終わり?」


レッド「…ああ。明日のために今日はゆっくり休め」


ピンク「…うん、櫻井」




姉(電話)『人はそれをポンコツと呼ぶのよ』


櫻井「…なんの話?」


姉『あんたの話よ』


櫻井「…なぜ?」


姉『姉ちゃん、この前DVDを返しといてって頼んだよね?』


櫻井「ん?ちゃんと返したじゃん、それは」


姉『ちゃんと返しただって?。あんた3枚しか返してないじゃない!!。わたしは4枚借りたのよ!!」


櫻井「あ、そうだったの、ごめん」


姉『だからけっきょく『癒し魔女っ子、イヤシンQ』の延滞料金払うハメになったじゃない!!』


櫻井「だからおのれはどんだけ癒されたいんじゃ!!」


姉『…なんの話よ?』


櫻井「なんの話って…。姉ちゃんが借りてたDVDって全部癒し系だったじゃん」


姉『…そういえば!!』


櫻井「無意識かい!!」


姉『でも待って!!。『癒しのリスとフォッカチオ』は癒し系ホラーよ!!』


櫻井「だからなに!?。ってかそのジャンルもなに!?」


姉『斬新っしょ』


櫻井「そうだね、斬新すぎて素材が殺し合ってるね!!」


姉『ちなみに内容は女の子が飼っていたリスの霊を成仏させる話よ』


櫻井「じゃあフォッカチオはなに!?」


姉『フォッカチオはその女の子の名前よ』


櫻井「親のネームセンス無!!」


姉『ってかあんたが言えることじゃないでしょ』


櫻井「そうだけどさ」


姉『ラストシーンでね、実はリスじゃなくてスカンクだったってとこが泣けるのよ』


櫻井「それ泣けるの!?」


姉『泣けるわよ、しょうもなさすぎて』


櫻井「だろうね!!」


姉『そういえばあんた体育祭があったそうじゃない』


櫻井「あったけど?」


姉『どうよ?高校生最後の体育祭は』


櫻井「最後っていうか、最初で最後だったけど」


姉『楽しかった?』


櫻井「ん?。まぁ…楽しかったけど…」


姉『そりゃよかった。なにが一番楽しかった?』


櫻井「なにが?って言われてもな…。優勝したあたりかな」


姉『あんた優勝したの!?。すごいじゃん』


櫻井「まぁね」


姉『私の代の優勝者は工藤ってやつでね…覚えてる?』


櫻井「工藤…うーん…」


姉『コスプレが趣味だったやつ』


櫻井「うーん…思い出してはいけない気がする…」


姉『ところで、ウキクサ』


櫻井「なに?」


姉『もうすぐゴールデンウィークじゃない?。帰ってくるの?』


櫻井「あ~…どうだろ…」


姉『そう。まぁ、今度でいいんだけど…ゆっくり話がしたいんだよね』


櫻井「…話?」


姉『うん。…ショッカーの話』


櫻井「…なんで?」


姉『ん、まぁ…そのね…なんかわたしに隠してない?』


櫻井「………」


姉『いや、べつに隠し事があるないはどっちでもいいんだけど…』


櫻井「…あるよ、隠してること」


姉『………』


櫻井「でも姉ちゃんには言えない」


姉『…まぁ、いいけどさ。わたしから話したいことがあるのよ』


櫻井「話したいこと?」


姉『電話じゃなんだから…直接ね』


櫻井「…わかった」


姉『…じゃあ…無理しないでね』


電話『ツーツーツー』


櫻井「…『無理しないでね』?」




ショッカーアジト


カチカチカチ…


枝加「………」


悪将軍「…時間だ、行くぞ」




部長「…やつらが動いたぞ」


カトウ「それじゃあオレらも出発だな」


マヤ「やつらはどこに向かってるんでしょうか?」


神崎「…この方向は…」




ドカアアアアアン!!!!


悪将軍「くそ!!まもるんジャーめ!!。退散だ!!」


枝加「くそ、もう退散か」


まだ来ないのか?


櫻井「ちょっと待ったあああああ!!!!!!」


ブルー「…来ましたね」


ショッカー「なんだ?あいつら」


悪将軍「ほっといて退散しろ!!」


枝加「…あとは頼みましたよ」


ブルー「またこりずに来ましたね」


カトウ「今日こそは勝つぜ」


神崎「修行の成果を見せてやろう」


ブルー「3人ですか…。よくそれで勝つ気になれますね」


ピンク「………」


グリーン「………」


イエロー「………」


レッド「………」


櫻井「佐藤さん!!」


ピンク「………」


カトウ「おまえらこそいいのかよ?」


ブルー「なにがです?」


カトウ「いまおまえらのアジトはがら空きだぜ?」


ブルー「…それがなにか?セキュリティーは問題ありません」


カトウ「…こっちには最強の鍵開け師がいるんだぜ?」


ブルー「………」


カトウ「………」


ブルー「仕方ありませんね、イエロー、グリーンはアジトに行ってください」


レッド「いや、ここはオレひとりでいい」


ブルー「………」


レッド「問題ない、必ず帰って来る」


ブルー「…わかりました、それじゃあレッド以外は戻りましょう。イエロー、お願いします」


イエロー「…わかった」


シュン!!


神崎「…消えた」


カトウ「…瞬間移動っぽいんだよね」


櫻井「瞬間移動って…」


カトウ「考えるのは後だ、来るぞ」


レッド「………」


神崎「クッ…」


キン!!


レッド「…ほう」


神崎「…前のようにはいかんぞ」


バン!!(銃の音)


レッド「…ふん」


カトウ「…くそ、避けられたか」


レッド「…前よりはできるな」


神崎「最近カンを取り戻してな」


櫻井「さすが神崎さん」


レッド「…今度は少し速く行くぞ」


神崎「クッ…」


キン!!


キン!!


キン!!


神崎「はぁはぁ…」


レッド「…もう息切れか?」


神崎「どうにかできないのか?櫻井君」


櫻井「無理です。あいつは神崎さんと戦いながらも常にオレに注意を向けてます」


神崎「やはり一筋縄ではいかんか…」


カトウ「…まだなのか…」




レッド「毎度のことながら…いい加減にあきらめたらどうだ?」


櫻井「ふざけんな」


レッド「なら…終わりにしよう」


カトウ「おまえも油断しすぎじゃないか?」


レッド「?」


櫻井「いまだ!!マヤちゃん!!」


ズン!!(マヤちゃんが元の大きさに戻る音)


マヤ「ハア!!」


レッド「ふん」


神崎「避けられたか」


レッド「…これがおまえらの秘策か?。残念ながらオレは最初から4人いるのはわかってたぞ」


櫻井「そういえば居場所がわかる能力だったんだっけ?」


レッド「戦いも強くない、考えも浅い。それでよくオレに挑めるな」


マヤ「考えが浅いかは…勝ってから言いましょうよ」


パチン!!(指をならす音)


…カチ、カチ、カチ


レッド「…なんのつもりだ?」


マヤ「わたしが小さくなってただ待っていたなんてことはしませんよ」


カトウ「この建物ごと爆発させる」


マヤ「そのためにあちこちに爆弾を仕掛けました」


レッド「…それはおまえらも巻き込まれるのでは?」


櫻井「残念ながらこっちにはカトウの能力がある」


カトウ「そう、オレの能力でオレたちはオサラバって戦法だ」


レッド「………」


カチ、カチ、カチ


マヤ「それじゃあそろそろ終わりにしましょう」


カトウ「そうだな。みんなオレに捕まってくれ」


神崎「けっきょく正体はわからなかったが…」


櫻井「オレたちの勝ちだ」


カトウ「…発動!!」


櫻井「じゃあな…ゼロ」


バミュン!!


櫻井「………」


レッド「………」


カチ、カチ、カチ


櫻井「………」


レッド「………」


カチ、カチ、カチ


櫻井「…あ、あれ…。なんでオレだけ取り残されてんだ?」


レッド「………」


カチ、カチ、カチ


櫻井「もしかして…オレの能力せい?」


でもずっと前に一回成功したのに…


あの時はまだ能力が目覚めてなかったから?


カチ、カチ、カチ


櫻井「…や、やばい…」


カチ、カチ、カチ…ピー!!!!!!!


レッド「…まったく…」


ドオオオオオオオン!!!!!!!


櫻井「うああああああああ!!!!!!!!!」




ショッカーアジト


ブルー「…爆破とはやってくれますね」


部長「………」


ブルー「まさかこのアジトの場所が割れてしまうとは…不覚です」


部長「………」


ブルー「おかげでこのアジトもボロボロにされてしまいましたね」


部長「………」


ブルー「でも…あなたはもう終わりです」


ピンク「………」


部長「おい、佐藤、いつまでこんなところにいるつもりだ?」


ピンク「………」


部長「さっさと戻るぞ」


ピンク「………」


部長「…聞こえてるのか!?」


ピンク「………」


部長「さっさと戻ろう!!櫻井も待ってる!!」


ピンク「『櫻井が待ってる』?。なに言ってるの?」


部長「…なにがだ?」


ピンク「だって…櫻井はここにいるよ?」


部長「…なにを言ってるんだ?


ピンク「なにを言ってるって…レッドは櫻井だよ?」




ガラ…


櫻井「プアッ!!」


櫻井「はぁはぁ…。あ、あれ?オレ生きてる?」


なんで?


レッド「…どうやら…無事なようだな…」


櫻井「え?…ゼロ?」


レッド「昔から…おまえのことは好きではなかったが…」


櫻井「ま、まさか…」


オレをかばってくれたのか?


櫻井「…なんで」


レッド「はぁはぁ…ウグ…」


櫻井「お…おい」


カラン(レッドのヘルメットが取れる音)


櫻井「え…」


レッド「おまえが…はぁはぁ…死んだら…」


櫻井「…その顔…オレ?」


…いや、違う…コイツは…


レッド「…茜が…悲しむ」


櫻井「…和」

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