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悪の手先の風上にも置けぬ  作者: なおほゆよ
第3章 ラストバトル編
65/95

廃れぬ正義に再編する悪

Write61


『加藤「始まるって…なにがだよ?」


俊「…すぐにわかる」


加藤「…おまえはどうすんだよ?」


俊「オレは…戦わなきゃいけない」


加藤「戦う?」


俊「…伝えることは伝えた。オレはもう行かなきゃいけない」


加藤「待てよ。…薫が会いたがってるぞ、おまえに」


俊「…そうか」


加藤「『そうか』じゃねえよ。会ってやれよ」


俊「…それは無理だ」


加藤「『無理だ』じゃねえよ!!会いたいんだろ!?おまえだって」


俊「オレは…会いたくない」


加藤「…なんでだよ」


俊「…オレのことをあいつに話すなよ」


加藤「だから…なんでだよ」


俊「オレはもう…死んでるんだ」


加藤「死んでる?」


俊「じゃあな、逃げろよ」


加藤「おい!!待てよ!!…俊!!」』




アナウンサー(テレビ)「速報です。先ほど都内のデパートでショッカーによるテロ事件が発生した模様です」


神崎「…始まったか、とうとう」


部長「おまえの予想通りだな、加藤」


加藤「………」


神崎「よくわかったな、やつらが今日現れることが」


加藤「まぁ、カンで」


部長「カン…ね」


加藤「………」


やっぱり…部長には言うべきなのか…


俊のことを


だが…俊の言葉も気になる


…くそ、情報が少なすぎる


もう少し…もう少しだけ様子を見よう


それでも遅くはないはずだ


遅くは…


加藤「…それで、どうするんだ?」


神崎「決まってるだろ」


部長「行こう」




中山家


メイド「いけません!!マヤお嬢様!!」


マヤ「離してください!!わたしは行かなきゃいけないんです!!」


メイド2「でもわたしたちはご主人様からお嬢様を危険なところに行かすなと言われているのです!!」


マヤ「そういうのは黙っていればバレません!!。だから離してください!!」


メイド3「ご主人様との約束は破りたくないです!!」


メイド4「ご主人様を裏切るわけにはいきません!!」


マヤ「そうですか…でも…失礼します」


メイド5「キャア!!…これだけの数のメイドの制止を振り切るなんて…」


メイド6「なんて力なのかしら…」


マヤ「それじゃあ行ってきます!!」


メイド7「ま…待って下さい!!お嬢様!!」


メイド8「これじゃあご主人様のご期待に添えません」


?「わたしに任せないさい」


メイド9「あ、あなたは…」




マヤ「…ふー…」


さすがは適合者なだけに一般の人じゃあものともしませんね


マヤ「はやく行かなきゃ…」


?「は~い、そこまで」


マヤ「えっ…」


ガシッ!!


マヤ「は、離してください!!メイド長!!」


メイド長「いけません、ご主人様からのご命令ですから」


マヤ「くっ…なんて…力…」


適合者のわたしが振り払えないなんて…


メイド長「さぁ、部屋に戻りましょう」


マヤ「あ…あなたは…いったい何者なんですか?」


メイド長「何者って…見ての通りメイド長です」




デパート


レッド「みなぎる思いを力に変えて…まもるんジャーレッド!!」


ブルー「蒼は正義の証!!まもるんジャーブルー!!」


イエロー「麗しの姫君まもるため!!まもるんジャーイエロー!!」


ピンク「………」


グリーン「………」


レッド「五人合わせて…」


レッド ブルー イエロー「政府戦隊!!まもるんジャーファイブ!!」


ピンク グリーン「………」


櫻井「ま、まもるんジャー…」


どうなってるんだ?


神崎さんが再びレッドをやってるとは思えないし…


三谷さんだっていないはず…


ブルーは先生か?


…いや、先生にしては少し身長が低い


じゃああれはだれだ?


それにグリーンも全然巨漢じゃなくなってるし…


前のグリーンとは別人なのか?


そして…


ピンク「………」


あのピンク…


もしかして…佐藤さん?


…でも、佐藤さんはもうまもるんジャーを辞めたはず…


だったらなんで…


悪将軍「来たな、まもるんジャー!!」


レッド「人質を解放しろ!!悪将軍!!」


悪将軍「そんな素直に解放するわけないだろ」


レッド「それもそうだな…」


櫻井「………」


あの悪将軍はだれだ?


前の悪将軍、加藤の父親は死んだし…


あれはだれだ?


いまはそれを考えてる場合じゃないな…


櫻井「どうしたものかな…」




ピンク「………」


また現れたのか…


マズハヒトジチヲタスケナイト


…わかってる、まずは人質の救出


ニゲラレタッテカマワナイ


そう、いいんだ、逃げられても


マタアラワレタッテ…ナンドデモ


そう、何度でも…戦えばいいんだから


さてと…どうしたものかな…




ショッカー「もうこんなのはいやだ!!」


櫻井「え…」


ショッカー「はやく家に帰してくれ!!。妻と子供が待ってるんだ!!」


悪将軍「………」


ショッカー「お願いだ!!」


櫻井「だめだ…」


ショッカーが悪将軍に逆らったら…


ドガアアアアアアアアアン!!!!


人質「キャアアアアア!!!!」


悪将軍「くっ…静まれ!!人質ども!!」


イエロー「人質よりもいまは自分の心配をするんだな」


悪将軍「イ、イエロー…いつの間に…」


イエロー「退くならとっとと退け」


悪将軍「くそ、退散だ!!ショッカーども!!」




人質「ワアアアアアアア!!!!逃げろおおお!!!」


櫻井「場が混乱してる…」


ショッカー「オワッ…」


ドザッ(ショッカーがこける音)


ショッカー「やべ、こけちまった…」


ピンク「まだいたか!!ショッカー!!」


ショッカー「え?あっ、いや…」


ピンク「逃すか…」


櫻井「だめだ!!佐藤さん!!」


ピンク「え…さ、櫻井…。なんでここに…」


櫻井「たまたまだよ」


ピンク「そう…」


イマハソレドコロジャナイ


そうだ、いまはそんなことどうでもいいんだ


ピンク「…じゃあ、そこをどいて」


櫻井「どうして?」


そんなこと…聞かないで…


ピンク「そいつにとどめを刺すため」


ショッカー「あ…ああ…」


ハヤクシナイト…ニゲラレル


櫻井「だめだ!!。彼は敵じゃない!!」


ピンク「いいから…はやくどいて」


櫻井「佐藤さんだって知ってるでしょ!?ショッカーの正体を!!」


ミミヲカスナ


ジャマスルモノハ…スベテテキダ


ピンク「…どいて」


邪魔するものは…


櫻井「佐藤さん!!」


ピンク「どけ!!」


すべて敵だ!!


ドガッ!!


櫻井「ガハッ…」


ドサッ!!


櫻井「さとう…さん…」


ピンク「これで終わりだ…ショッカー…」


ショッカー「い、いやだ…や、やめてくれ」


サァ…コロセ


ピンク「死ね」


ショッカー「うああああああ!!!!!!」


ガシ!!


レッド「その辺にしておけ」


ピンク「…レッド」


レッド「おまえもはやく逃げろ」


ショッカー「え…あ、はい」


ピンク「…なぜ逃した?」


レッド「…自分がなにをしたかわかっているのか?」


ピンク「なにをって…」


レッド「人を殺そうとしたんだぞ、おまえは」


ピンク「え…」


人を殺そうとした?


ピンク「………」


わたしが…ひとを…


殺そうとした?


ヒトジャナイ


ショッカーダ


違う


だって彼も…


ピンク「うぅ…」


わたしは…なんてことを…


櫻井「佐藤さん…」


ピンク「さく…らい…」


見ないで


櫻井「待って!!佐藤さん!!」


見ないで


いまのわたしを…


櫻井「くっ…行っちゃった」


レッド「………」


櫻井「…おまえも行くのかよ?」


レッド「………」


櫻井「おまえ…ゼロだろ?」


レッド「………」


櫻井「…無視かよ」





加藤「ここで会ったが百年目、ってやつかな」


悪将軍「…おまえか」


加藤「まったく…悪趣味な姿格好しやがって。いい加減に元の姿を見せたらどうだ?」


悪将軍「なんだ…気づいてたのか…」


加藤「まぁ、そういうわけだからとっとと元の姿に戻れや、まもるんジャーグリーン」


悪将軍「正確に言うと元まもるんジャーグリーンだけどね。それにしてもやけにこの姿がいやなんだね」


加藤「………」


カチャ(銃をかまえる音)


悪将軍「それもそうか…自分の父親の姿が相手じゃやりずらいもんね」


加藤「だーかーらー…目障りなんだよ!!その姿!!」


バンッ!!


悪将軍「はっはっは!!無駄無駄!!。君一人で勝てると思ってるのかい?」


加藤「アホめ、一人のわけないだろ」


悪将軍「え?」


加藤「後ろだ、後ろ」


悪将軍「後ろ…ブヘッ!!」


ドゴオオオオン(壁に衝突する音)


悪将軍「イテテ…油断しちゃったよ…」


神崎「これで終わりだ」


悪将軍「でもね…こっちもひとりじゃないんだよ」


神崎「なに?」


イエロー「はあ」


神崎「くっ…」


キン!!


悪将軍「それじゃああとは任せたよ」


神崎「くっ…勝君!!」


加藤「わかってる!!」


イエロー「無駄だ」


神崎「え…グハッ…」


ドオオオオオオオオン!!!!!!!


加藤「神崎さん!!」


イエロー「ひとの心配をしてる場合か?」


加藤「はや…ガハッ…」


ドオオオオオオオオオン!!!!!!!!


神崎「つ…強い…」


イエロー「さてと…もうこのへんでいいだろう…」


神崎「ま、待て!!…くそ、逃げられた」


部長「大丈夫か?ふたりとも」


神崎「わたしは大丈夫だ、それより勝君を…」


部長「おい、しっかりしろ、加藤」


加藤「イテテ…悪い、逃げられた」


部長「いいさ、またチャンスは来るから」


加藤「あいつはいったいなんなんだ?。ゼロ並に強かったぞ」


部長「それより今後のことを考えよう」


神崎「これからどうするか…。やつらを追うにしてももう見失ったし…」


加藤「とりあえず…情報収集でしょ」


部長「どうやってだ?」


加藤「そりゃあ…コネで」





ブルー「どうです?初めての出陣は」


グリーン「…くだらない」


ブルー「そうですか…。まぁ、せいぜい頑張ってください」


グリーン「………」




警察署


警察官「え~…じゃあバイトの面接に行って帰ろうとしたときに現れたんだね」


櫻井「そうです。早く帰してください」


警察官「ごめんね、こっちもこれが仕事だからさ」


櫻井「もう人質だった人からの事情徴収は十分したでしょ?だから早く帰して」


警察官「ごめんねぇ…。なんでもいいんだ、ちょっと気づいたことでもなんでも」


櫻井「いや…特に…ないです…」


警察官「ですって、どうします?」


?「まぁ、なんもないんなら帰すしかないだろ」


警察官「それもそうですね…」


ガチャ!(ドアが開く音)


加藤「やっと見つけた…ここにいたのか…」


?「な、勝!!いま取り調べ中だから入って来るな」


櫻井「…加藤?」


加藤「お、櫻井。…なんでおまえがここに?」


櫻井「こっちのセリフだ、それは」


警察官「あれ?知り合い?」


部長「元ショッカー研究部の一員だ」


櫻井「部長まで…」


?「薫ちゃんまで…取り調べ中というのに…」


櫻井「え?なに?どういうご関係で?」


加藤「オレのジジイだ、その男は」


ジジイ(加藤のおじいちゃん)「ジジイと呼ぶなと言ってるだろ!!おじいちゃまと呼べ!!」


櫻井「ああ…なるほどね…血は争えないわけだ」





警察署


櫻井「え?警視総監?このジジイが?」


ジジイ「ジジイじゃない、修蔵じゃ、修蔵」


加藤「ああ。前にも言ったと思うぞ」


櫻井「…日本終わったな、これ」


加藤「で、なんで櫻井がここに?」


警察官「例の事情徴収だよ」


加藤「え?例のってショッカーのやつなの?さかもっちゃん」


さかもっちゃん(警察官)「そう。人質のひとりにね」


櫻井「…さかもっちゃん?」


さかもっちゃん「あ、ボクの名前が坂本だからさかもっちゃんってわけ」


櫻井「ふ~ん…」


部長「それで、事情徴収はもうすんだのか?」


さかもっちゃん「ああ、彼で最後だよ」


ジジイ「まぁ、これと言ったことは聞けんかったがのう。さてと、それじゃあワシはそろそろ行くとするわい」


さかもっちゃん「お疲れ様でした」


加藤「………」


ジジイ「これ、おじいちゃんにお別れの言葉を言わんか」


加藤「え、ああ、また来世で」


ジジイ「ワシが死ぬ前提じゃね?それ。まぁ、いい。あんまり危ないことにクビを突っ込むなよ、勝」


加藤「…さてと、邪魔者もいなくなったことだし…」


部長「話を聞かせてくれ、坂本」


さかもっちゃん「そう来ると思ったよ。でもまだ部外者が…」


櫻井「…え?なに?オレのこと?」


部長「いや、いい。話してくれ」


さかもっちゃん「わかった」





さかもっちゃん「今回の件…ひさしぶりだけど基本的にはいつもと変わらない」


加藤「………」


さかもっちゃん「ただ爆発が起きて死傷者が出てしまった…」


部長「死傷者か…」


さかもっちゃん「人質が言うにはショッカーのひとりが急に騒ぎ出して爆発したとか…」


加藤「…どうなんだ?櫻井」


櫻井「ん、間違いない」


さかもっちゃん「で、あとは爆発の騒ぎでなんやかんやで終わった感じだね」


部長「やはり基本的には前といっしょか…」


加藤「…あれ?まもるんジャーもでてきたんだよな?」


さかもっちゃん「うん、出て来たよ」


加藤「五人で?」


櫻井「ああ、五人でだ」


部長「五人?いったいだれだ?」


櫻井「とりあえずピンクはだれかもうわかったよ」


加藤「だれだ?」


櫻井「佐藤さん」


部長「………」


加藤「………」


部長「そういえば…おまえ、佐藤といっしょにバイト探してたんじゃないのか?」


櫻井「そうだったんだけどきゅうにどっか行っちゃって…」


加藤「…なんで佐藤が再びピンクを?」


櫻井「わかんない。さっきから連絡とろうとしてるけどつながんなくて…」


部長「なにがあったか話せ、櫻井」





櫻井「…で、どっか行っちゃったってわけ」


部長「………」


加藤「………」


さかもっちゃん「なんでさっきボクが聞いた時は教えてくれなかったの?」


櫻井「教えられるわけないじゃないですか」


さかもっちゃん「まぁ、それもそうか…」


部長「佐藤には早めに連絡をとったほうがいいな…」


加藤「なんか他にはないのか?」


櫻井「…これはもしかしたらなんだけど」


部長「なんだ?」


櫻井「レッドは…ゼロかもしれない」


部長「…それはない」


櫻井「どうして?」


部長「ゼロは死んだからだ」


櫻井「それは確かなんですか?」


部長「ああ、たしかにゼロの心臓は止まってたしな」


櫻井「…死体はどうしたんですか?」


部長「………」


櫻井「部長?」


さかもっちゃん「死体は見つかってないよ」


櫻井「え?」


加藤「ば、バカ!!それを言うな!!」


さかもっちゃん「え?」


櫻井「それはどういう意味なんですか!?まさかグリーンも?158も?」


部長「…わたしたちが帰った後、警察は捜索を開始したが…そのときにはもう死体はなかった。けっきょくだれも見つからなかった」


加藤「けっきょく言っちゃうのかよ…」


櫻井「どうして…どうしてそれを言わなっかたんですか!?」


加藤「………」


櫻井「やつらが死んでないって…それじゃあオレらはなんにも解決できてないじゃないですか!!」


部長「わかった…全部話す。だがその前に佐藤を探そう、それとマヤにも連絡を…。みんなにも話そう」


櫻井「わかりました。…全部包み隠さず話してくださいよ」





佐藤家


メグみょん「え?彩ですか?。まだ帰ってませんけど…」


櫻井「そうですか…」


メグみょん「あの…どうかしたんですか?」


櫻井「いや、気にしないでください」


部長「帰ってないのか…」


加藤「じゃあどこにいんのかね…」


マヤ「みなさーん!!…はぁはぁ…お待たせしました」


加藤「お、来たね、マヤちゃん」


マヤ「それで…いったいなのがどうなってるんですか!?」


部長「まぁ、待て。佐藤が見つかり次第全部話すから」


マヤ「見つかり次第?ってことは行方不明なんですか?」


加藤「そういうこと」


マヤ「それで…いったいどこに?」


部長「だからそれがわかんないんだ」


マヤ「櫻井先輩は心当たりは?」


櫻井「………」


マヤ「先輩?」


櫻井「…ん?ああ、ごめん…特にないよ」


マヤ「そうですか…」


部長「手分けして探すか?」


加藤「そうしよう」


櫻井「………」


ねえ


どこにいるの?


佐藤さん





レッド「けっきょく…こうなってしまったか…」


ブルー「しょうがないですよ、元まもるんジャーブルーが断ったんですから」


レッド「………」


ブルー「大丈夫ですよ。あなたと…和といっしょなら…」


レッド「………」

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