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悪の手先の風上にも置けぬ  作者: なおほゆよ
第3章 ラストバトル編
64/95

どちらかと言うとギャグ

Write60


オレは思う


寝るということは


生きるということだと


と、いうのはアレだ


まずオレは寝たいんだ、すごく


でもいまは授業中なんだ、先生の


つまりここで寝るということがどういうことを意味するか…


ここまで読んできた読者諸君らにはわかるはずだ


そう、ここで寝てしまうということは


反省文に埋もれた青春を送ることを意味する


では反省文に埋もれてしまうとどうなるのか?


経験者は語る


K『三途の川が見えました』


つまりはほぼ死に直結することを意味する


だから絶対に寝てはいけない


目が覚めたときにはそこが地獄と化すからだ


でもだ


それでもだ


それでもオレは…


寝たいのだ


いま寝なきゃ天国が見えちゃう


そのくらい眠いんだ


起きて待っているのは天国


寝て待っているのは地獄


そう、いまオレは


天国と地獄の狭間で究極の選択を迫られているんだ


さて、ここまで話したところで今回のテーマを思い出して欲しい


それは寝るとは生きるということというものである


ではそれはいったいどういう意味なのか?


考えてみて欲しい


天国と地獄…行くならどちらがいい?


普通なら天国、そう答えるだろう


だがしかし…それでいいのだろうか?


天国とは…よくは知らないが良いとこらしい


なんでも全てが満たされる場所とか…


つまり天国に行けば欲はなにもなくなるのだとか


だが考えてみてくれ


前にも言ったが欲とは生きる意志なのだ


だからその欲がなくなってしまうとは生きる意志をなくすということ…


もういいでしょ?


もうわかるでしょ?


もう寝ていいでしょ?


ぶっちゃけめんどくなってきたの


寝たいの、すぐ


ってことで…おやすみ


先生「あ~…ってなわけでここはこういうことになるのだが…先生ちょっとおか

しなものが目に入った」


下等「おい、櫻井、起きろ」


櫻井「…いやだ、起きても地獄しか待ってないし…Zzz」


先生「よくわかってるな、櫻井」


下等「いいから起きろよ、オレらまで巻きぞいくらうだろ?」


先生「おまえもよくわかってるな、下等」


クラスメート「起きろよ!!櫻井」


クラスメート2「これ以上わたしたちの青春を反省文で汚さないで!!」


クラスメート3「起きないなら殺せ!!そっちの方がてっとり早い!!」


クラスメート4「警察にはみんなで事故死って言えば大丈夫!!」


クラスメート5「んでその後はオレが主役を引き継ぐからなんの問題もねえ」


下等「ほら、はやく起きないと殺されるぞ!!」


櫻井「いいよ…べつに…起きても地獄だし…Zzz」


クラスメート6「よっしゃ、許可が出たぞ!!」


先生「待てよ、おまえら」


クラスメート7「なんだよ?先生」


先生「そんなことで人を殺してどうすんだよ?反省文なんかのために人生を棒に

振るんじゃねえ」


クラスメート8「先生…」


先生「おまえらには明るい未来が待っている。それなのにこんなところで終わる

なんて先生は許さねえぞ」


クラスメート9「先生…」


下等「ってかあんたが反省文書かせなきゃいいだけなんだけどね」


先生「先生はな反省ぶ…おまえらが大好きなんだ」


下等「おまえの目には生徒=反省文としか見えてないのか?」


先生「だから頼むからこんなところで終わらないでくれ。おまえらがいなくなっ

たら来年までだれが反省文を書くんだ?」


下等「反省文のことしか考えてねえよ、こいつ」


先生「だからクラスメートを殺すなんてマネをすんな。みんなで反省文を書けば

いいじゃないか…」


クラスメート10「センセええええ!!!!」


クラスメート11「オレら間違ってました!!」


クラスメート12「みんな、反省文書こうぜ!!」


クラスメート一同「オオオオオオ!!!!!!!」


下等「バカなの?こいつら」


先生「まぁ、そういうわけだ。みんなで卒業までに作り出そうぜ、最高の反省文

ってやつを」


クラスメート一同「はい!!先生!!」


先生「そうそう、櫻井に起きたら職員室に来るように言っておいてくれ」


下等「御愁傷様だな、櫻井」





職員室


櫻井「はい、反省文」


先生「ん?なんだよ?きゅうに」


櫻井「書けと言われる前に終わらしたまでさ」


先生「ああ、そうか…全然足りないけどな」


櫻井「んじゃあ、オレはこれで…」


先生「待てや」


櫻井「なんすか?もう反省文なら…」


先生「だから全然足りてねえって。そして今回呼んだのはべつに反省文のためじ

ゃねえ」


櫻井「え?じゃあなんすか?」


先生「おまえ、進路どうする気だ?」


櫻井「あぁ…そっちっすか」


先生「おまえだけ就職か進学かさえ決まってないからな」


櫻井「オレ以外決まってるんですか?」


先生「あぁ、とりあえずはな」


櫻井「う~ん…」


先生「決まっていないわけだ」


櫻井「でも進学するにも金がないんで無理っす」


先生「奨学金とかあるぞ?」


櫻井「いや…オレそんな成績よくないですし…」


先生「二年の最後で3位とったじゃねえか」


櫻井「アレは作者の気まぐれです」


先生「でも気まぐれでもやればできるだろ?」


櫻井「いやでも…早めに家にお金入れたいです」


先生「そうか…なら就職でいいな?」


櫻井「はい」


先生「んで、就職の当てはあるのか?」


櫻井「ないです」


先生「バイトとかしてないのか?」


櫻井「いまはしてないです」


先生「そうなのか?いまおまえ部活もやってないんだろ?家帰ってなにやってん

だ?」


櫻井「ニートです」


先生「金入れたいならバイトくらいしろよ…」


櫻井「まぁ、そうなんですけどね。いま所持金300円ですし…」


先生「さっさとバイトしろ」


櫻井「へーい」


先生「それと反省文も書けよ」


櫻井「鬼ですね、相変わらず」




教室


下等「とりあえず反省文書けよ、クラス全員分」


櫻井「なんでだよ?」


下等「だれのせいで反省文書くことになったと思ってんだ!?アア?」


櫻井「だれのせいとか…過去を振り返るのはやめようよ、見苦しい」


下等「うるせー!!こっちはクラス全員分の反省文を押し付けられて大変なんだ

よ!!」


櫻井「なんで?いじめられてんの?おまえ」


下等「しょうがないだろ。みんなからイケメンイケメンっておだてられたんだか

ら。そこで引き受けなかったらイケメンの顔が立たなくなるだろ?」


櫻井「そうだね。イケメンの顔なんて初めから存在もしてないのにね」


下等「まぁ、そういうわけで全員分引き受けたわけだ」


櫻井「そっか、じゃあオレの分も頼むわな」


下等「アホか、なんでおまえが原因の反省文をオレが書かなきゃいけん」


櫻井「そう言わずに頼むよ、イケメン」


下等「そ//そう?//。しょうがないな、書いてやるよ、イケメンだから」


櫻井「ヤッター、サスガハイケメン」


下等「そんな言うなって、照れるだろ?」


櫻井「ほんとよかったよ、おまえが単細胞で」


下等「いまなんか言った?」


櫻井「ん?イケメンって言っただけ」


下等「ありがとう」


部長「お、ここにいたか、櫻井」


櫻井「どうしたんですか?部長」


部長「ちょっと話があってな」


櫻井「なんですか?」


佐藤「…じつはね」


マヤ「部活を作ろうと思ってるんです」





櫻井「部活?」


マヤ「はい。前の部活が廃部しちゃったんでいまわたしニートなんですよ」


櫻井「なら他の入ればいいんじゃ…」


マヤ「それが…この学校ロクな部活なくて…」


櫻井「そういえば姉ちゃんの代からそうだったような…」


マヤ「だからないなら作ろうってことで協力者を探してるんです」


部長「5人は部員が必要だからな」


佐藤「…人数合わせだから幽霊部員でも…」


櫻井「そっか、なら協力するよ」


マヤ「ありがとうございます」


下等「オレも協力するよ」


部長「これで4人。あとひとりだな」


下等「オレも協力するよ」


佐藤「…同級生でだれかいないの?」


マヤ「わたしの友達はみんなもう部活入ってるんですよね」


佐藤「…そうなんだ」


マヤ「もう毎日毎日ウフフウフフうるさくて…」


櫻井「まさかの全員ウフフ部…」


下等「だからオレも協力するって」


櫻井「あの…すみません、さっきからうるさいんで黙っててくれません?イケメ

ン」


下等「あぁ、そう?イケメン?。なら黙ってるわ」


部長「ついでにあっち行っててくれないか?イケメン」


下等「え、もうしょうがないな。あっち行ってるよ、イケメンだし」


佐藤「…あと反省文も書いといて、イケメン」


下等「わかったわかった。このイケメンにまかしとけ」


マヤ「で、部活の話なんですけど…」


櫻井「どんな部活つくるの?」


マヤ「う~ん…特に決まってないんですよね」


佐藤「…それも決まってないの?」


マヤ「はい。正直楽しければなんだっていいなって思って」


櫻井「マヤちゃんってなんか趣味ないの?」


マヤ「趣味ですか?。アレですね、身長をのばすことですね」


櫻井「そっか、あきらめないことはいいことだと思うよ」


佐藤「…じゃあ身長のばす部で」


部長「そうだな、身長のばす部で決定だな」


櫻井「それはないだろ!!」


マヤ「そうですよ、ちょっと待って下さいよ」


櫻井「言ってやれ、マヤちゃん」


マヤ「身長のばす部じゃなくて身長のばそう部がいいです!!」


櫻井「どっちでもいいだろ!!」


マヤ「なに言ってるんですか!!身長をのばすことなんてだれにでもできること

じゃありません!!でものばそうとすることならだれにでもできます!!だから

身長のばそう部なんです!!」


櫻井「わかったわかった…」


部長「まぁ、部活も決まったし、あとは部員だな」


櫻井「え?マジで身長のばそう部なの?。それって部として成立すんの?。あ、

でもウフフ部とかあるもんな」


部長「おまえ…言っとくがウフフ部はこの学校で一番伝統のある部活なんだぞ」


佐藤「…全国大会とか行ってるし…」


櫻井「それってなにを競うの?」


部長「で、まぁもんだいは部員だな」


マヤ「そうですね、あとひとり足りませんからね」


櫻井「まぁ、足りないこともないけどね」


部長「あとひとりは一年にしよう」


佐藤「…なんで?」


部長「三年ばっかじゃ今年で終わっちゃうだろ?。せっかく作るんだから全国大

会の一つや二つ行ってもらわないと」


櫻井「断言できます。無理です」


マヤ「そうですね、せいぜい県大会レベルですよ」


櫻井「だからそうじゃなくて…」


佐藤「…どうやって一年を入れるの?」


部長「ふっふ…まぁ、それはわたしにまかせろ」


櫻井「…なにをする気ですか?」


部長「大丈夫だ。な、イケメン」


下等「ん?呼んだ?」


マヤ「まぁ、とりあえずこれでだいぶまとまりましたね」


佐藤「…そうだね」


KASU「うん、あとは顧問さえいれば作れるね」


櫻井「というかどうやって一年生集めるんですか?」


部長「だから秘密だ」


KASU「それはさておき問題は顧問だよ」


櫻井「もしかしてアレですか?一年前くらいにやった」


佐藤「…アレって?」


櫻井「下等の解体ショウ」


マヤ「あぁ…ありましたね、そんなの」


櫻井「なんでも下等がゲル状になったとか…」


KASU「でも部員がそろっても顧問がいないんじゃ作れないよ?」


部長「いや、今回はさらにパワーアップしたやつだ」


櫻井「…あいつは生きて帰れるのだろうか…」


KASU「でもどんだけ部員集めても顧問なしじゃ部活は作れないよ」


マヤ「あの…すみません、ちょっと黙っててくれませんか?」


KASU「でも顧問が…」


部長「そうそう、顧問は先生が引き受けてくれることになった」


KASU「………」


櫻井「え?あの先生が?」


部長「ああ、反省文書く代わりに顧問になってもらった」


櫻井「でも反省文書くの大変じゃないですか?」


部長「大丈夫、そのためにイケメン雇ったから」


下等「え?呼んだ?」


櫻井「いや、なんでもない。かっこいいぞ、イケメン」


下等「そんな褒めたってなにもでないぞ」


KASU「あ…そうなんだ…顧問いるんだ…。いや、でもボクが顧問になれば反省文

とか書かせないし部活だって好き放題やってくれたっていいし…」


マヤ「今日もかっこいいですよ、イケメン」


下等「もう…マヤちゃんまで…。惚れんなよ」


KASU「ねえ、お願いだから顧問にして。このままじゃ正真正銘のKASUになっちゃ

うよ…」


佐藤「…よ、日本一」


下等「バカ言うな、世界一だ」


KASU「ねえ…お願いだから返事くらいして?」


部長「キャー、イケメンー」


下等「ありがとおお!!」


KASU「わかった。もう顧問はあきらめるよ、だから存在くらい認識して!!そし

たら帰るからさ!!」


櫻井「あぁ、そうっすか?んじゃご帰宅願います」


KASU「え…いや…それは…」


マヤ「ちょうどよかったです、さっきからうるさかったんで」


KASU「で、でも…」


佐藤「…もう帰れよ、KASU」


KASU「もうおまえらなんか反省文に埋もれて死んじゃえばいいんだああああああ

あ!!!!!!!!」


マヤ「行っちゃいましたね…だれなんですか?アレ」


櫻井 佐藤 部長「知らね」


マヤ「そうですか…」


櫻井「ところでさ…ちょっと聞いていい?」


部長「なんだ?」


櫻井「みんなって進路どうすんの?」


部長「わたしは就職だな」


佐藤「…わたしは進学する」


下等「オレは定時制の学校に行く」


櫻井「へ~…部長って就職するんですか?」


部長「ああ、ぶっちゃけわたしは株とかやっててもうけっこう稼いでたりする」


櫻井「は~…さすが部長…。ということは投資家ですか?」


部長「まぁ、そういっちゃそうだな…」


櫻井「佐藤さんは進学?」


佐藤「…うん。わたしも本気出したら勉強できるし…」


櫻井「…アレは作者の気まぐれだと思うが…。下等は?」


下等「オレはアレだな…いろいろやりたいことがあるんだ。でも保険のために定

時制の大学って感じだ」


櫻井「みんな決めてるんだねぇ…」


マヤ「やっぱり三年となると進路とか大変なんですね」


部長「おまえはどうすんだ?櫻井」


櫻井「オレですか?オレはですね…ちょっと迷ってます」


佐藤「…迷ってる?」


櫻井「うん…実は…」





櫻井「…というわけで」


部長「なるほどな…」


マヤ「先輩は進学したいんですか?」


櫻井「そういうわけじゃないけどさ…行っといたほうがいいかなって…」


部長「う~ん…でもお金はないんだろ?」


櫻井「はい」


下等「バイトしながらならなんとかなるんじゃないか?」


櫻井「でもな…そこまでしていく価値あるのかなって…」


佐藤「…どうだろね」


部長「まぁ…とりあえずどの道お金は必要になるだろうし…バイトでも探したら

どうだ?」


櫻井「それもそうですね。なんかいいバイト知りません?」


下等「オレの代わりに反省文書くバイトやらない?時給20円、一日20時間労

働で」


櫻井「わかった、働いてやるよ。んで労働基準法違反で訴えてやるよ」


マヤ「そういえば家のメイドを募集してるそうなんですけど…」


櫻井「オレ男だからね」


マヤ「いや、べつにかまわないそうですよ、制服さえ着てれば」


櫻井「それ依頼主だれ!?」


部長「まぁ、それくらい自分で見つけろ」


櫻井「そうですね」


部長「いや、やっぱり…いっしょに探してやったらどうだ?佐藤」


佐藤「…うん、そうする」


櫻井「いや、いいよ。ひとりで探すから…」


佐藤「いいから…いっしょに探そ?」


櫻井「う、うん…」




櫻井「………」


佐藤「………」


櫻井「…あれ?なんか前もこんな感じなことなかったっけ?」


佐藤「…こんな感じ?」


櫻井「あの…なんか前もこんな感じで佐藤さんといっしょにバイト探そうとした

ことなかったっけ?」


佐藤「あ…あったような気がする」


櫻井「確かあの時は校門出る前に帰っちゃったよね?佐藤さん」


佐藤「…ごめんね」


櫻井「あのときってなんで帰っちゃったの?」


佐藤「あれは確か…」


携帯『ダ~~メ!ダメ!ダメ!ダメダメダメ!ダメ!ダメ!ダメッダメ!ダダダ

メ!ダメ!ダ~メ!』


佐藤「あ…メールが…」


櫻井「相変わらず着メロそれなんだね」


佐藤「…ごめん、櫻井。…用事ができた」


櫻井「え?また?」


佐藤「…ほんとごめんね」


櫻井「まぁ、いいけどさ…。なんの用なの?」


佐藤「ちょっと…悪を懲らしめに」


櫻井「え…」


佐藤「…じゃあね、櫻井」


櫻井「あ…行っちゃった」


悪を懲らしめに?


櫻井「どういう意味なの?佐藤さん」





コンビニ


メグみょん「おかえりなさいませ、ご主人様」


櫻井「求人雑誌ない?メグみょん」


メグみょん「挨拶についてはもはやスルーですか?」


櫻井「なんか出て来そうな雰囲気あったので想定内でしたから」


メグみょん「そうですか。で、求人雑誌ですよね?」


櫻井「はい」


メグみょん「バイトでも探してるんですか?」


櫻井「そうです」


メグみょん「最近は不況でバイトもなかなか見つからないんですよね」


櫻井「そうなんですか?」


メグみょん「はい。わたしも前までは週三でバイトが見つかってたんですけど最

近は週二でしか見つからなくて…」


櫻井「逆に週に三回もバイト探さなきゃいけない状況がわからないんだけど」


メグみょん「こちらが求人雑誌コーナーですよ。ちなみにわたしのおすすめはこ

の『はたらかバイト』です」


櫻井「メグみょんのおすすめは基本信用できん」


メグみょん「なんでですか!?。言っておきますけどバイト探しにおいてわたし

の右に出る者はいませんよ!!」


櫻井「持続性に関しては左端を極めてますけどね」


メグみょん「バイト探しのコツはですね、数撃ちゃ当たるです」


櫻井「あんまりアドバイスなってない気がする…」


メグみょん「だからなんでもかまわず面接行けばいいと思います」


櫻井「でも前回それでだいぶ痛い目にあったからな…」


メグみょん「じゃあそろそろわたしはレジに戻るので…失礼します」


櫻井「ありがとうね、メグみょん」


メグみょん「どういたしまして」


櫻井「さて、探しますかな…」




『いっしょにお店を盛り上げよう!!時給900円(高校生不可)』


『強者求む。時給1200円、高校生不可』


『やる気があればだれでも大歓迎(でも高校生は不可)時給900円』


櫻井「高校生ダメなやつばっか。…やっぱ不況の影響かな…」


『いっしょに僕を盛り上げよう!!時給200円』


櫻井「なんのバイトだ?これ」


『悪者求む。時給300円』


櫻井「だからなんのバイト?」


『食欲があればだれでも大歓迎。時給400円』


櫻井「…。にしても良いバイトないな…」


『僕にお金をください、一時間1000円でいいですから』


櫻井「『いいですから』じゃねえよ」


『新薬の実験体になって死んでください(お葬式代はこちらで負担します)』


櫻井「バイトじゃねえだろ、コレ」


『もうだれでもいいから付き合ってください、時給2万円』


櫻井「…やっぱこの求人雑誌クソだな」


『年齢は関係ない。欲しいのは料理の腕だけ。時給1000円』


櫻井「…料理のバイトか…いいな、これ」


携帯『プルルルルル』


櫻井「もしもし?」


下等『…助けてください』


櫻井「…どした?」


下等『オレ悪いことなんもしてないんだよ?人に迷惑なんかかけてないんだよ?

。それなのになんでこんなに反省文書かなきゃいけないの?』


櫻井「それはおまえがイケメンだからだろ?」


下等『そうだよね?イケメンだもんね…ってもう飽きたわ!!』


櫻井「どうした?イケメン」


下等『うるせー!!イケメンがこんな反省文書かされるハメになるか!!』


櫻井「ようやく気づいたか…」


下等『ようやくもなにも10分前にはもう薄々感づいてたわ!!』


櫻井「おせーよ、感づくのが」


下等『とにかく、オレを反省文から解放してくれ』


櫻井「オレいまバイト探してるんだよね」


下等『話をそらすなよ、所持金500円の男』


櫻井「残念、300円だ」


下等『良いバイト見つけろよ』


櫻井「でさ、おまえ良いバイト知らない?」


下等『う~ん…とりあえずオレが知ってるのは時給20円で反省文を書くバイト

かな』


櫻井「そっか。ちなみにおまえには新薬の実験体のバイトを勧めたい」


下等『おいおい、危ないバイト勧めるなよ…。いくらオレの得意分野がモルモッ

トだからって…』


櫻井「聞いたことないぞ、そんな得意分野」


下等『ちなみに時給はいくらなの?』


櫻井「わかんない。葬式代は出してくれるらしいけど…」


下等『なんで葬式をする前提なんだよ?』


櫻井「まぁ、ようするにおまえを待ってくれてるってわけだ」


下等『待たせる筋合いがないんだが』


櫻井「でもさ…よくよく考えてみろよ?。おまえが死ぬことで新薬が開発されて

…だれかが救われるんだぜ」


下等『櫻井…』


櫻井「オレだってさ…おまえに死んで欲しくないよ、だって友達だろ?。でもさ

…だれかが犠牲にならなきゃいけないときに…オレだったらおまえが犠牲になる

べきだと思うんだ」


下等『…なんでだ?』


櫻井「なんとなくだ」


下等『なんとなくで人の命を粗末にしちゃいけないと思う』


櫻井「それよりさ、いまバイト探してたら料理のバイトがあったんだよね」


下等『ふ~ん…時給は?』


櫻井「1000円。デパートにあるレストランなんだけどさ。…おぉ、面接今日

じゃん」


下等『それなら行けばいいじゃん』


櫻井「そうだな、さっそく行ってくるわ」


下等『いや、待て。反省ぶ…』


携帯『ツー、ツー、ツー』


櫻井「さてと…」


メグみょん「バイト見つかりました?」


櫻井「はい、だからコレ買います」


メグみょん「わかりました。はたらかバイトが一点で370円」


櫻井「あ…」


メグみょん「どうしました?」


櫻井「まぁまぁ、ここでひとつ心理テストと行きましょう」


メグみょん「…なんでですか?」


櫻井「町を歩いていると突然悲鳴が聞こえてきました。なにが起きたと思います

か?」


メグみょん「なんだが唐突な心理テストですね」


櫻井「1、殺人事件が起きた」


メグみょん「しかも選択制なんですね」


櫻井「2、空耳」


メグみょん「空耳って…」


櫻井「3、所持金が300円だったから」


メグみょん「よくわかんないですけどたぶん3だと思います」


櫻井「1を選んだあなた。ボクにお金を貸してください」


メグみょん「なんで?」


櫻井「2、3を選んだあなた。それでもボクにお金を貸してください」


メグみょん「けっきょく借金の要請じゃないですか」


櫻井「お願い、メグみょん。70円…と行きの電車賃120円でいいから貸して

!!」


メグみょん「まぁ…いいですよ、それくらいなら」


櫻井「メグみょん…」


メグみょん「ちゃんと返してくださいね」


櫻井「帰りの電車賃も貸して」


メグみょん「…いいですけど…」


櫻井「ありがと!!メグみょん」


メグみょん「バイト頑張ってくださいね」


櫻井「はい!!メグみょんも頑張って!!」


メグみょん「行っちゃいましたか…。…もうこんな時間、そろそろわたしも行か

なきゃな…」





櫻井「うん、間に合った」


これもメグみょんのおかげだね


アレ?そういえば前にもこんな感じのことあったような…


あ…そうか…初めてショッカーになった日か…


あの日から始まったのか、すべてが…


いま思えばけっこう無茶してたな…オレ


あの日も確か先生に職員室に呼び出されて…


みんなで部活の話して…


それでメグみょんにお金借りて…


それで面接来たけど履歴書なくて…


…ん?履歴書?


……………ねえ


マジか!!やべえ、どうしよう…


だが今回はあの頃とは違う!!


いまならまだ帰りの電車賃があるから履歴書を買える!!


携帯だってまだ充電がある!!


だがひとつ問題があるとすればそれは…


面接の人「それでは面接を始めます」


時間がないということだ





面接の人「それじゃあ面接を始めます」


櫻井「…あい…」


面接の人「えっと…とりあえず履歴書出して」


櫻井「ないっす」


面接の人「え?」


櫻井「だからないっす」


面接の人「………」


櫻井「………」


面接の人「どうします?店長」


店長「まぁ、いいんじゃないじゃろうか?履歴書くらいなくても。ね、櫻井君」


櫻井「えっ…」


店長「ワシじゃよ、ワシ。工場長、ピンポン球工場の」


櫻井「こ、こ…」


工場長(店長)「ひさしぶりじゃな、櫻井君」


櫻井「工場長…」


…ってだれ?


工場長「まさかこんなところで再会するとは思わんかったよ」


櫻井「そ、そうですね…」


ほんとにだれだ?。と、とりあえず話をあわせておこう…。もしかしたらコネで

採用されるかもしれんし


工場長「いつぶりだろうね…、こうやって会うのは」


櫻井「そ、そうですね…いつだったでしょうね…」


工場長「でもうれしいよ、こんなところでまた会えて」


櫻井「そ、そうですね…。ボ、ボクも嬉しいです」


工場長「またみんなで飲みに行きたいね…」


櫻井「そ、そうですね…。ボ、ボクも飲みに行きたいです」


工場長「あの頃は世界一のピンポン球工場を作るのが夢だったけどね…取り壊さ

れちゃったからね。だからいまは小さい頃から夢だったレストランの店長をする

ことにしたんだ」


櫻井「そ、そうですね…。ボ、ボクも店長したいです」


工場長「そこに櫻井君が来てくれるなんて百の味方を得たようだよ」


櫻井「そ、そうですね…。ボ、ボクも百の味方を得たようです」


店員(面接の人)「さっきからオウム返ししかしてなくね?」


櫻井「そ、そうですね…。ボ、ボクもオウム返ししかしてないでね」


店員「…どうすんスか?店長」


工場長「もちろん採用で」


店員「マジか…」


櫻井「そ、そうですね。ボ、ボクもマジかですね」


店員「…まぁ、いいっか…。明日からだけど働ける?」


櫻井「はい、働けます」


店員「じゃあ、明日からよろしく」




デパート


櫻井「ふー…」


ちょろいな


やはりオレは天才なようだ


履歴書がなくても、オウム返ししかしなくても採用される


これはもはや天賦の才としかいいようがない


まぁ、ここで働くってことはしばらくはこのデパートでお世話になるってことだ


…いや、違うな


オレがお世話になるんじゃない、デパートがオレにお世話になるんだ


なぜならオレは天才だからだ


まぁ、とりあえず今日はもう帰るか…


それにしても…工場長ってだれだ?


まぁ、いいっか


ドガアアアアアアアアアン!!!!!!!


お客「キャアアアアアア!!!!!!」


櫻井「な、なんだ!?なんか爆発したのか!?」


?「え~…みなさま…お久しぶりです」


櫻井「あ…あれは…。な、なんで…」


?「お買い物をお楽しみ中失礼ですが…」


櫻井「なんでおまえが…悪将軍!!」


悪将軍「みなさまには人質なってもらいます」


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