表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪の手先の風上にも置けぬ  作者: なおほゆよ
第2章 過去話編
49/95

そういえばいままで学校行事っていう学校行事やってなかったね


Write45


櫻井家


茜「明日は体育祭よ、和」


和「らしいな」


茜「『らしいな』じゃないわよ、気合い入れて挑まないと」


和「まあ、反省文もかかってるしな…」


茜「違うわ。あんたは体育祭を一言で表すとしたらなんて表す?」


和「なんだよ?きゅうに」


茜「いいから答えて」


和「んじゃあ…『運動』で」


茜「…もう一回チャンスをあげる。あんたは体育祭を一言で表すとしたらなんて

表す?」


和「なんで却下した?」


茜「わたしがせっかくボケるチャンスを与えたのに…それをあんたは『運動』っ

て…ふざけるのも対外にしろ!!」


和「ふざけてなんかねえよ。ってかオレがふざけたらもっとおもしいわ、ボケ」


ウキクサ「…なにを根拠におもしろいと…」


茜「とにかく!!『運動』はない!!」


和「じゃあおまえは体育祭を一言で表すならなんて表すんだよ?」


茜「そんなの『体育祭』に決まってるじゃない」


和「…そうだな」


茜「とにかく明日の体育祭は焼き肉がかかってるの!!。と、いうわけで、今夜

の晩餐は焼き肉にしたわ」


ジュー!!(肉を焼く音)


和「…バカか?おまえ」


茜「わたしがなんの考えもなく焼き肉を決断したと思ってるの?」


和「じゃあなんでだよ?」


茜「焼き肉の女神はだれに微笑むと思う?」


和「さあ?だれ?」


茜「わたしも知らん」


和「…なんじゃそりゃ」


茜「でもね…これだけは言えるわ。焼き肉の女神は…焼き肉を食わぬ者には微笑

まない。と、いうわけでいただきます」


ウキクサ「いただきます」


茜「ほら、和も。明日は戦争なんだし、いま食わないと二度と食えなくなるかも

よ」


和「おまえは体育祭をなんだと思ってるんだ?」


茜「学校行事」


和「うん、そうだね、その通りだね」


携帯『プルルルルル』


和「あっ…携帯が…」


ウキクサ「おまえ、着メロ初期のままかよ…センスねえな」


和「おまえに言われたくねえよ」


茜「早く出たら?」


和「そうだな」


和「もしもし?」


工藤『もしもし?いま大丈夫か?』


和「ああ、で、なんだ?」


工藤『いや、明日体育祭じゃん?』


和「そうだが?」


工藤『せっかくの体育祭だしさ…コスプレして行こうと思って』


和「…コスプレ?」


工藤『ああ、宇宙海賊のコスプレ』


和「まぁ、いいんじゃないの?せっかくの体育祭だし。でも明日オレに話しかけ

んなよ」


工藤『よし、それじゃあコスプレして行くわ、じゃあな』


携帯『ツー、ツー、ツー』


茜「だれから?」


和「いや、ちょっと最近まで一番まもとな人物だと思ってたやつから…」


携帯『プルルルルル』


和「お、また携帯が…」


和「もしもし?」


恵『もしもし?和さん、いま大丈夫ですか?』


和「うん、大丈夫だけど…なんのよう?」


恵『明日の体育祭の持ち物で聞きたいことがあるんですけど、明日って水筒を持

ってくればいいんでしたっけ?それとも水筒型爆弾を持ってくればいいんでした

っけ?』


和「あー、そういうのはね、医者に聞いた方がいいよ、マジで」


恵『そうですよね。人に聞くほどのものじゃないですよね。水筒型爆弾に決まっ

てますよね』


和「医者に行こうぜエええええ!!!!!マジでえええええ!!!!!!」


恵『それじゃあ明日頑張りましょうね』


携帯『ツー、ツー、ツー』


和「切りやがったああああああ!!!!!爆破予告して切りやがったあああああ

あ!!!!!!」


ウキクサ「うるせー、近所迷惑じゃボケ」


和「どいつもこいつも…体育祭をなんだと思っとるんじゃあああああああああ!

!!!!!!」


ウキクサ「だからうるさいって」


携帯『プルルルルル』


茜「また鳴ってるわよ。携帯」


和「もしもし?」


グルグル『もしもし?和、オレだが…』


ピッ


携帯『ツー、ツー、ツー』


携帯『プルルルルル』


和「もしもし?」


グルグル『なんで切った!?』


和「うるせーな、どうせおまえもアレだろ?明日の体育祭にメイド連れて行こう

かどうか聞くんだろ?」


グルグル『アホか!?だれがそんなの聞くか!!言われなくても連れてくわ、ボ

ケぇ!!』


和「…じゃあなんでオレに電話したんだよ?」


グルグル『いや、だって、オレ以外全員ボケたんだし、オレも空気読んで電話し

たほうがいいかなって…。キャラ立ちもしたいし』


和「おまえ主要メンバーのくせにキャラ立ちなんか気にしてんじゃねえよ!!」





体育祭当日


校長「あー、これより、第一回、桜田北高校体育祭を開催する!!」


生徒「ウォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!」


和「第一回ってことは…新設校だったんだ、ここ」


グルグル「自分の母校のことくらい知っとけ」


校長「それでは、選手宣誓。赤組代表、白組代表、それとメイド組の代表選手、

前へ」


和「…メイド組?」


グルグル「オレの財力で作った」


和「はー…その金があればどれだけ多くの命が救えるのか…」


赤組代表「宣誓!!ボクたち!!」


白組代表「わたしたち!!」


茜(メイド服)「メイドたちは!!」


和「…なぜ茜がメイド代表?」


グルグル「雇った」


和「あの貧乏人が…」


赤組代表「全生命力と!!」


白組代表「全社会的地位と!!」


茜「全財産を賭けて、戦うことを誓います!!」


校長「続きまして、PTA代表の挨拶」


和「…わざわざ小説に書くほどのものか?PTA代表の挨拶」


グルグル「まあでも、オレの親父とかおまえの親とか出て来るかもしれねえぞ」


和「いや、でもな…オレの親はいまデゥデゥデゥデゥ王国だし…」


PTA代表「みなさんこんにちは。クラスメート23の親です」


和「…だれ?」


グルグル「だれって…クラスメート23の親だろ」


和「だからそれがだれだ?」


グルグル「おまえじぶんのクラスメートの名前くらい知っとけよ」


和「名前がないやつが悪い」


PTA代表「…と、いうわけでわたくしの挨拶を終わらせていただきたいと思います


和「終わっちゃってるよ、いつのまにか」


グルグル「そんなもんだ、PTA挨拶」


校長「続きまして、閉会の宣言」


和「…ヘイカイ?開会の間違いだろ?」


作者「いや、閉会するわ、めんどくなったし」


和「始まってもないのにいいいいいい!?!?!?!?」


作者「しょうがないって」


和「しょうがないじゃねえよ!!おまえ、マジでそれで終わるのはやめれ!!」


作者「それに…書くことないし…」


和「いや、あるだろ。焼き肉なり、コスプレなり、爆弾なり、メイドなり、さん

ざんフラグは立てただろ?」


作者「まあ…そうなんだけどさ…この体育祭、ストーリーには関係ないし、書く

必要もないし…」


和「だったら始めっからこの件を書くなよ」


作者「まあ、書いてもいいんだけどさ…無茶苦茶になるぜ?」


和「なにをいまさら?」


作者「それもそうだな。ってことで体育祭続けるさせていただきます。これで作

者からの開会の挨拶を終わりにします」


和「開会式の一部だったの?これ」


校長「それでは最後に開会式恒例行事をやります」


和「…第一回体育祭の恒例行事?」


グルグル「あんま気にすんな」


校長「全員…黙祷!!」


和「…なぜ黙祷?」


校長「………」


グルグル「………」


生徒一同「………」


PTA代表「………」


作者「………」


宇宙海賊「………」


茜「………」


和「…ほんとに黙祷すんだ…」


校長「黙祷止め!!それでは体育祭を始める!!」


生徒一同「ウォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」


和「…必要だったか?黙祷」


グルグル「さあ?」


和「ってか途中へんなやついたぞ」





メイド組


茜「気合い入れて行くわよ!!」


クラスメート一同「オオオオオオオオオオ!!!!!!!」


和「…まさかのメイド組だったのか…オレら」


グルグル「せっかくのメイド組なんだ、もっと喜べ」


和「もうアホしかいないな…オレの周り…」


恵「ちなみにそのアホにわたしは含まれてますか?」


和「うん、むしろあんたが元凶」


恵「ひどい…」


和「それはそうと…工藤はどうしたの?」


恵「樹は宇宙海賊の格好が恥ずかしいからって裏で休んでます」


和「なんのためのコスプレええええええ!?!?!?!?」


恵「しょうがないじゃないですか。宇宙海賊は恥ずかしがり屋っていう設定なん

ですから」


和「どんな設定だ!?それ」


恵「宇宙海賊っていうのは自らの派手な格好のあまり人前に出るのを拒むんです

よ」


和「じゃあ着替えろよ!!」


恵「そんなことできるわけないじゃないですか!!じゃあ聞きますけど、和さん

はジャージ姿でコンビニに行けますか!?」


和「…できんじゃねえ?ふつうに」


恵「そんな…和さんはそっち側の人間だったなんて…ちょっと尊敬します」


和「そんなんで?」


恵「はい、電車で思わず席を譲ってしまうくらい尊敬します」


和「老人か?オレは」


茜「いい?わたしたちはどんなことをしても勝たなきゃいけないの!!例え、リ

レーで相手の足を引っかけて転ばそうが、敵のお昼ご飯に毒をもろうが、最悪殺

してしまおうが!!」


和「いや、おまえそれはだめだろ」


茜「わたしたちはなにをしたって許されるの!!なぜなら焼き肉の女神をついて

いるから!!」


クラスメート一同「オオオオオオオオオオ!!!!!!」


茜「じゃあ手始めに全員この鉄板を靴に入れて」


和「…ほんきか?おまえ」


茜「目的のためには手段を選ばない」


グルグル「そんな勝利でうれしいのか?」


茜「うれしいに決まってるじゃない、焼き肉がかかってるんだから」


和「昨日食ったくせにまだ食いたらんのか?」


茜「貧乏人に肉の際限はないわ」


恵「そろそろ第一種目が始まりますよ」


茜「出る奴ガンバレ!!」


アナウンサー『これから第一種目の100ナノメートル走を始めます。出場する

選手は集合してください』


和「…第一種目なんて?」


グルグル「100ナノメートル走」


和「ナノメートルうううううう!?!?!?!?!?」


恵「距離にして0、0000001メートルです」


和「それって競技として成立すんの?」


茜「まあまあ、黙って見てなさい」


スターター「位置について、よーい…ドン!!」


ゴール


アナウンサー『ええっと…いまのはどこが一番だったんでしょうか…。え?赤組

ですか?。ただいまの種目、一位赤組です!!』


和「…地味だな、オイ」


アナウンサー『それでは第二種目始めます、第二種目の狩りもの競争に参加する

生徒は殺傷能力を有する武器を所持して集合してください』


和「なにさせる気だ、オイ!!」





狩りもの競争終了後


グルグル(血だらけ)「はぁはぁ…見てくれたか?オレの狩りもの競争の活躍を


和「ごめん、割愛されたからわかんね。でも頑張ったのは認める。だから病院に

行け」


グルグル「グハッ…やつの毒が回ってきやがった」


和「なにを狩ったの?おまえ」


グルグル「クソッ…やつの第九触角には気をつけていたのに…」


和「だからなにを狩った?」


グルグル「まさか皮膚がオリハルコンでできてたとは…」


恵「やつの小指に踏みつぶされそうになってましたけど…アレは大丈夫だったん

ですか?」


グルグル「それは空中緊急回避で避けたから大丈夫だ」


和「小指につぶされそうになったって…どんだけデカイんだ?」


アナウンサー『それでは第三種目、『スーパーアブセントウォーリナー』に出場

する選手は集合してください』


和「『超不在の戦士』ってどんな種目うううううう!?!?!?!?」


茜「気になるんなら参加したら?」


和「いやだ、オレは出ない、血まみれになりたくない」


恵「でも何かしらひとつは出場しなきゃいけないんですよ」


和「マジで…じゃあ出ようかな…」


アナウンサー『なお、スーパーアブセントウォーリナーに出場する選手は全責任

を自己責任と認める誓約書にサインをしてください』


和「やっぱ出ねえ、絶対出ない」


アナウンサー『あ、なお、殺傷能力を有する武器をお忘れなく』


和「…オレら体育祭やってんだよね?バトルロワイヤルやってんじゃないよね?


茜「当たり前じゃない、これを体育祭といわずなにを体育祭と呼ぶ?」


和「いや、そりゃ…」


ピーポーパーポー(救急車の音)


救急隊「患者はどこですか!?」


恵「こっちです!!。やつの第九触覚の毒が体に回って大変なんです!!」


グルグル「はぁはぁ…ガハッ!!」


救急隊「これは大変だ…すぐに搬送します!!」


和「…これでもおまえは体育祭と言い張るか?」


茜「べつに体育祭なら救急車くらい来るときもあるわよ」


和「いや、でもさ…」


救急隊「脈が止まった!!すぐに心臓マッサージだ!!!」


恵「死んじゃダメええええ!!!!!!」


和「いいの?人が一人死にかけてるよ?」


茜「そう言うあんたもいいの?親友が死にかけてるのに」


和「大丈夫っしょ、あいつ変態だし」






スーパーアブセントウォーリナー終了


茜「う~ん…どうしたものか…」


和「なにがだ?」


茜「先ほどの種目で私たちメイド組から10人病院送りになったのよ」


和「うん、そっか、来年あたりつぶれてんじゃね?この高校」


茜「計算外だわ、この種目で10人も兵力を失うなんて…」


和「兵力ってなんだよ?」


恵「勝てますかね?この戦争に」


和「戦争じゃないよ、学校行事だよ、一応」


アナウンサー『それでは第四種目、神風特攻隊を始めます』


和「………」


アナウンサー『なお、出場選手は遺書の書き忘れのないようお願いします』


恵「さあ、出番ですよ、和さん」


和「だれが出るか、ボケぇ!!」


恵「でもなにかしらひとつは出ないと…」


和「プログラムとか持ってないの?」


恵「あ、はい、持ってますよ」


和「見せて」





プログラム、種目一覧


100ナノメートル走


狩りもの競争


スーパーアブセントウォーリナー


神風特攻隊


青酸カリ食い競争


飢餓戦


ドキドキデッドオアアライブ~あなたのハートにロシアンルーレット~



生涯仏競争


小話


最後はみんなでバトルロワイヤル♡


和「まともなのひとつもねえな!!」


茜「見る前に気づきなさいよ、そのくらい」


和「ってかさ…『死』ってどんな種目!?」


恵「言葉通りの種目です」


和「あとさりげなく小話を入れんじゃねえよ!!作者」


アナウンサー『これより青酸カリ食い競争を始めます、出場選手の櫻井和は集合

場所に行ったのち、ただちに青酸カリを服用してください』


和「なぜ放送で名指しされてんの!?オレ」


恵「みなさんが和さんの活躍に期待してる証拠です」


和「青酸カリ服用を期待されるオレってなに!?」







いろいろあった末に


アナウンサー『これより、最終種目の『最後はみんなでバトルロワイヤル♡

』を始めます、生き残ったプレイヤーは集合してください』


和「…もう最終種目?」


恵「いわゆる割愛というやつですね」


茜「この体育祭、いままでの競技で数多くのメイド組のプレイヤーを失ってしま

った…わたしたちは絶対に生き残るわよ」


恵「はい。かならず生きて帰りましょう」


和「…趣旨違くない?」


アナウンサー『それでは最終種目を始める前に校長から一言もらいます』


校長「まずはよくここまで生き残った、そう褒めておきましょう」


和「だから趣旨違くない?」


校長「もうみなさんも知っての通り、最後に生き残った者がこの体育祭の優勝者

です」


和「どんな体育祭?」


校長「それではルールを説明しよう。ルールはただひとつ、生き残った者が正義

、それだけだ」


和「ねえ、生徒になにやらせてんの?」


校長「それでは…これよりバトルロワイヤルを開始する!!」


生徒一同「ウォォォオオオオオ!!!!」


和「…なんか始まっちゃったよ」


恵「危ない!!和さん」


和「えっ?うわっ!!」


ブン!!(なんか刃物とか振り回す音)


生徒「ちっ、しくじったか…。だが今度こそは…」


和「ちょ、ヤバいって、マジで」


茜「わたしにまかせて」


和「茜?」


茜「禅!滅!異!紗!僧!…」


生徒「死ね」


茜「開け、料理の扉!『アダモンダコダモンダ』!!!」


ドゴオオオオオン!!!(変な扉が出現した音)


生徒「な、アダモンダコダモンダだとおおお!?!?!?!?」


茜「マエストロの名にかけて命ずる、やつを封印したまえ!!」


生徒「ウオオオオオオオオオ!!!!!!!!」


バタン!!(扉が閉まる音)


茜「封印完了」


和「『封印完了』じゃねえよ、もはや小説の趣旨そのものが変わっていてるぞ!

!」


茜「バカねえ、キングギドラが出て来た時点で趣旨もなにもないのよ」


和「まあそうだけどさ…」


茜「しいて言うなら『生きるということは寝ることだ』から趣旨もなにもないの

よ」


和「第一話の冒頭から!?。ってかアダモンダコダモンダってそんな使い方もあ

んの!?」


恵「むしろいまのが本来の使い方なんですよ」


和「けっきょく料理の扉ってなに!?」


茜「必殺技よ、ギャグパート専用の」





茜「とうとう生き残ったのは私たちだけになったわね…」


恵「そうですね…」


和「アダモンダコダモンダでだいぶ封印したからな」


茜「この中から…優勝者が決まる」


恵「………」


茜「この中の…生き残ったひとりが優勝者…」


和「………」


茜「悪いけど…勝たせてもらうわ。アダモンダコダモンダ!!愛と情熱と変態ズ

ムの戦士の名にかけて命ずる、この二人を封印しろ!!」


ギギギ(扉が開く音)


和「す…吸い寄せられる…」


茜「逃れようないわよ」


和「くっ…くそ…」


恵「もうやめましょう!!こんな戦い、意味がないです!!」


茜「いいえ、意味はあるわ、この体育祭の優勝者は願いをひとつ叶えられる」


和「初耳なんだが、そんな体育祭」


茜「わたしにはどうしても叶えなければいけない願いがある!!だから意味があ

るのよ!!」


恵「で、でも…」


茜「なにを言ったって無駄よ。勝つのはわたしだから」


恵「勝ち負けなんてどうでもいいんです…わたしは…わたしはただ…みんなで笑

っていたいだけなんです」


茜「…恵」


恵「それだけでいいのに…それだけでよかったのに!!」


茜「ダメよ、惑わせないで…わたしは勝って願いを叶えなきゃいけないの!!消

えて行ったみんなのためにも、焼き肉は絶対ゆずれないの!!」


和「あんだけさんざんやっといてけっきょく焼き肉!?」


恵「たとえ勝って願いを叶えて焼き肉に行ったって…みんなを消してしまったら

ひとり焼き肉になってしまうんですよ!!」


茜「かまわない、最近はひとり焼き肉とかも流行ってるし、なにより、なにより

わたしは…とにかく肉が食いたいの!!!」


和「だからどんだけ食いたいんだ!?」


茜「もう終わりにしましょ、アダモンダコダモンダ!!」


ブウオオオオオオオオ!!!!!(吸い寄せる音)


恵「そんな…そんな肉に意味なんてあるんですか!?肉はみんなで食べてこそ肉

なんです!!なにより…その料理の扉で焼き肉を作ることはできないんですか!

?」


茜「あ…その手があったか」


和「できんのかい!!」


茜「わたしとしたことが…大切なことを見失ってたようね…」


恵「気にしないでください、人間だれしもそんなことあります」


茜「恵…ごめんね…」


恵「焼き肉、食べましょう、みんなで」


茜「そうね、そうしましょ。アダモンダコダモンダ、焼き肉を出して」


和「…22世紀の秘密道具みたいだな」


恵「わたしは飲み物を持ってきますね。ちょうど水筒も持ってきてますし…」


和「ちょっと待て!!今オチが見えたぞ!!水筒型爆弾が爆発するオチが見えた

ぞ!!」


恵「なに言ってるんですか。わたしだって水筒と間違えて水筒型爆弾を持って来

るほどバカじゃないですよ。悩みに悩んで持って来た正真正銘本物の水筒です」


和「それならいいんだが…。ってか悩むなよ」


茜「じゃあ、その水筒貸して、わたしがコップに注ぐから」


恵「はい、どうぞ。…あ、でも中身はニトログリセリンなので気をつけてくださ

い」


和「えっ?」


ドガアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!






校長「とうとう最後のプレイヤーも消えてしまったか…今回の体育祭の優勝者は

なしか…」


?「それはどうかな?」


校長「な、お…おまえは…」


工藤(宇宙海賊)「どうやらずっと様子を見といて正解だったようだな」


校長「まさかまだ生き残ってた者がいたとは…よかろう、汝の願いを叶えよう。

汝なにを望む?」


工藤「…この体育祭で、多くの者が消えていった…こんなくだらない体育祭で…


校長「………」


工藤「オレは許せない…」


校長「では汝の願いはこの体育祭で消えて行った者の蘇生か?」


工藤「違う!!オレが許せないのはあんただ!!校長」


校長「………」


工藤「オレの願いはただひとつ!!ご当地限定、舞子コスプレセットをくれ!!


和(爆死体)「さんざんぬかしといてそれ!?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ