和といい、ウキクサといい…お前ら主人公のくせにキャラ薄すぎるだろ
Write41
ライフライン
直訳すると命の線
それが止まるということがどういうことかを名前からして物語っている
それは死だ
正確に言えば現代社会人的死だ
現代人的死を遂げて原始人生活を疑似体験できる
ライフラインが止まるということはそういうことだ
そして、ここに似非原始人にがひとりいる…
わたしだ
実は金欠のためここ一ヶ月弱、我が家はアウストラロピテクス状態だ
このままではわたし自身のライフラインが危うい
というか、もうすでに危うい
茜「さすがにまずいわね、これは…」
学校
茜「バイトすることにした」
和「まあ、妥当な判断だな」
グルグル「前々から高校生になったらバイトするって言ってたもんな」
工藤「ん?バイトすんのか?」
茜「死活問題だからね」
恵「バイトですか…。そういえば今日、登校中にアルバイト募集のチラシを見ま
したよ」
工藤「どんな?」
恵「え~と…確か家政婦を募集してましたね」
和「いいんじゃないか?料理とか得意だし」
茜「う~ん…そうね…」
恵「わたしもいいと思いますよ。なんでも家事も手伝いもしなくても制服さえ着
用してれば時給がもらえるらしいですし」
和「どんな家政婦だ?オイ」
恵「時給も5000円と太っ腹ですし」
工藤「あやしすぎるだろ!!」
茜「どうしよっかな…」
和「やめとけよ。絶対あやしい、絶対なんかやらしいことさせられるぞ」
グルグル「失敬な!!やらしいことなんてさせるわけないだろ!!そばにメイド
がいてくれれば十分なだけだ!!」
和「募集主おまえかい!!」
茜「グルグルのメイドのアルバイトか…いやだな」
グルグル「悪かったな」
茜「ねえ、恵。いっしょにバイトしない?」
恵「いいですよ」
工藤「ちょっと待て。恵が行くならオレも…」
グルグル「おまえも心配症だな」
茜「そうよ。恵にはそろそろあんたから自立する必要があるわ」
恵「そうだよ、大丈夫だよ、樹」
和「まあ、試しにおまえなしでバイト経験させるべきだと思うよ」
工藤「…わかった」
茜「よし、そうと決まればさっそく探してくるわ」
和「いってら」
一週間後
茜「…そんな…バカな…」
工藤「…どうした?」
和「バイトの面接をいくつか受けたんだよ。でも全部不採用だったんだと」
工藤「…なんか失礼なことでも言ったのか?」
茜「違うわよ…。このご時世に携帯電話を持ってないやつなんて不便だからって
…」
工藤「…ドンマイ」
茜「ホームレスがなかなか這い上がれない理由がわかったわ…」
和「恵さんはどうだったの?」
恵「わたしは…受かったんですよ、面接は全部」
グルグル「よかったじゃん」
恵「でもことごとくクビになるんですよ」
工藤「ご自慢の天然のせいでな」
グルグル「いくら天然だからってそんなすぐにクビになるもんんか?」
工藤「わかってないな、こいつの内に秘めたる真の力を」
和「なんかかっこいいな」
グルグル「だからってそんなすぐクビになるのかよ」
工藤「わかってないな。言っとくけどこいつがバイトしてた大型デパートが一軒
つぶれたんだからな」
和「なにをやらかした!?」
茜「見つからないものね、バイト」
グルグル「ならいっそ俺の家でバイトしたらどうだ?」
和「家政婦のバイトだったな」
茜「う~ん…どうしようかな…」
グルグル「言っとくけどオレは別にやらしいことなんかさせる人間じゃないから
な、絶対!!…ハァハァ…」
工藤「鏡を見てから言え」
茜「そりゃ、あんたがそんなことをやる奴じゃないのは知ってるけど…正直いや
だ」
グルグル「でもいやなことから逃げてるだけじゃなにも始まらないだろ」
和「おまえが言うなや」
茜「まあ、バイトが見つかる間だけでも働かせてもらおうかしら」
工藤「マジか…」
茜「恵もいっしょにどう?」
恵「う~ん…じゃあ物は試しでやってみます」
工藤「恵も?」
グルグル「よっしゃ、それじゃあさっそく…」
グルグルの豪邸
茜(メイド服)「べ、べつにあんたのためにメイドなんかやってるわけじゃない
んだからね!!」
恵(メイド服)「どうしてツンデレなんですか?」
工藤(メイド服)「………」
和(執事服)「おかえりなさいませ、坊ちゃま」
グルグル「よし、とりあえず和、おまえは帰れ」
和「なんでだよ!?」
グルグル「我が家に執事はいらん」
和「そんなこと言われてもな、オレは生まれながらにして執事だぞ!!」
グルグル「なんでだよ?」
和「いや、だって誕生日が3月23日だし」
グルグル「ああ、おひつじ座ってことか。ってやかましいわ!!帰れ!!」
恵「そうですよ。ヒツジじゃなくてシツジですよ」
茜「いや、それはどうでもいい」
和「わかったよ。ほら、男のオレらは帰るぞ、工藤。ってかおまえ似合ってるな
、メイド服」
工藤「お褒めいただきありがとうございます」
グルグル「…工藤?」
工藤「どうかいたしました?坊ちゃま」
茜「…どうしちゃったの?工藤の奴」
恵「…実はね、樹はね…コスプレ好きなの」
茜「…そうなの?工藤」
工藤「はい。警察官、スチュワーデス、ナース、サイヤ人、とにかくコスプレす
るのが好きなんです」
和「なんだ?最後のサイヤ人って」
茜「唯一まともだと思われていた工藤が…コスプレ好きだったなんて…」
和「ちょっと待て。唯一っていうことはオレはまともじゃないのか?」
茜「当たり前じゃない、和子ちゃん」
和「和子言うな」
工藤「坊ちゃま、わたくし一生懸命働きますのでこのメイド服いただいてもよろ
しいでしょうか?」
和「き…気味が悪い、妙に似合ってる分気味が悪い」
グルグル「いいよ、あげるよ、メイド服なら何着でも」
和「…工藤も雇う気か?おまえ」
グルグル「当たり前だろ」
和「いいのか?男だぞ」
グルグル「メイドであることには変わりない。オレには全てのメイドを愛す義務
がある」
和「ということは…ちなみに聞いとくけど、もしオレがメイドになっても愛せる
のか?」
グルグル「…愛せそうで恐い」
和「…大丈夫だよな?この小説。工藤といい、おまえといい、和子ちゃんといい
…BL指向に走らないよな?」
作者「脅されても書かねえよ、そんな展開」
和「信用できねえよ、おまえの言葉は」
恵「それで、メイド服を着たのはいいんですけど…具体的にはなにをすればいい
んですか?」
グルグル「なにもしなくていいよ…ただそばにいてくれれば…」
恵「どうしよ…帰ろうかな。気持ち悪いし…」
茜「なにもしないなんて嫌よ。それで時給5000円なんて後味が悪いじゃない
」
工藤「せっかくのメイドですもの、どうかご奉仕させてください」
グルグル「そんなこと言わないでくれ。君たちメイドが働かさせている姿なんて
見たくないんだ」
和「働いてるメイドを見たくないって…おまえメイドのなにが好きなの?」
グルグル「オレはアレなんだ。メイドに尽くしてあげてるときが一番興奮するん
だ」
和「変態にもほどがあるぞ!!おまえ」
グルグル「常にだれかに健気に仕えて、不自由を強いられるメイド。オレはそん
なメイドたちを救うため立ち上がりたい」
和「語るな、聞いてねえ、キモイ、オレ帰る」
グルグル「待てよ!!メイド天昇御殿を読んだおまえならわかってくれるだろ!
?」
和「だからそれをいま言うなよ!!」
食堂
茜「さあ、働くわよ」
メイド長「あら?ここになんの用かしら?」
茜「なにって、料理を作りに来たのよ」
メイド長「ダメよ、このキッチンは選ばれし料理人メイド『メイディックアブソ
リュートソムリー』しか入ってはいけない聖地よ」
和「なんか無駄に名前かっけえな」
茜「じゃあその資格はどうやったら手に入るの?」
メイド長「料理でわたしに勝つことよ」
茜「料理で…勝つ?」
メイド長「そうよ。やってみる?」
和「やってみろよ、茜」
茜「…でも…」
和「オレが保証しちゃるよ、おまえの味は」
茜「違うの、そうじゃないの」
和「だったらなんで?」
茜「いいわもう!!やればいいんでしょ!!やれば!!」
和「なぜそこで怒る?」
ウキクサ「さあー!!やってきました!!料理対決!!司会はやはりわたくし櫻
井ウキクサがつとめさせていただきます!!!」
和「どの辺がやはりなんだよ?」
ウキクサ「それでは選手紹介といきましょう!!」
和「無視すんな、実の兄貴を、無視すんな」
ウキクサ「うるせーよ、おまえ脇役、オレ主役」
和「返すなよ、575で、返すなよ」
ウキクサ「おまえもな、575だぞ、オレ主役」
和「言っとくが、いまのおまえは、ナルシスト」
茜「バカ言ってないでとっとと始めよ」
ウキクサ「それもそうだね、姉ちゃん。それじゃあ審査員を紹介いたしましょう
」
恵「こんにちは。審査員の佐藤恵です」
工藤(メイド服)「同じく審査員の工藤樹です」
ウキクサ「これはこれは…かわいらしいお嬢さんたちが審査員とは、嬉しいです
ね。どうです?これが終わったらいっしょにお食事でも」
和「6歳児が出会い様にナンパしてんじゃねよ」
グルグル「っていうかこれから食事すんだよ」
ウキクサ「ナンパだなんて勘違いしないでくれ。これは女性に対するボクなりの
礼儀だ」
和「言い忘れてたけどひとりは男だからな」
茜「だからバカ言ってないでとっとと始めましょ」
ウキクサ「おっと、ごめんよ、姉ちゃん。それじゃあ選手紹介といきましょう」
グルグル「その前にこの対決におけるオレのポジションはなんなんだ?」
和「おまえのポジション?そんなのカスに決まってんだろ」
グルグル「おかしいな、ご主人様は、オレなのに…」
ウキクサ「まあそのカスのとなりにいるおまえもカスなんだがな」
和「ほっとけ」
ウキクサ「それでは青コーナー、その巨体に秘めたりしは脂肪!!それと水分!
!チャンピオン、メイド長だああああ!!!!!」
メイド長「失礼な紹介ね」
メイドたち「キャアアア!!!!頑張ってええ!!メイド長様!!」
和「…すごい人気だな」
グルグル「当たり前だ。彼女はメイド長だぞ?」
和「あんま理由になってないだろ」
ウキクサ「チャレンジャー、櫻井家の居候、愛と情熱と変態ズムの超戦士、篠原
茜!!」
茜「………」
和「なんだよ?変態ズムって」
茜「生き様よ、わたしの」
ウキクサ「それではさっそく作っていただきましょう。まずは先攻、チャンピオ
ンから」
メイド長「もうできたわ」
和「はや!?」
作者「割愛、割愛」
グルグル「書いてやれよ」
恵「それで、なにを作ったんですか?」
メイド長「ミレリーゲ,アラ,バンナ,コン,イ,ブロッコリよ。食べてみて」
工藤「…おいしい」
和「うまいな…」
グルグル「さすがだよ、メイド長」
茜「おいしいわね」
メイド長「どうする?あなたも作る?」
茜「…ここまで来たら引けないわよ」
メイド長「知らないわよ、恥をかいても」
和「見せてやれ、おまえの実力を」
グルグル「…この小説のコンセプトってなんだったっけ?」
恵「そんなの作者の気分に決まってるじゃないですか」
ウキクサ「それでは後攻、チャレンジャー、料理を作ってください」
茜「わかったわ」
茜「…蓮、照、貧、眼、鴞、円、邪、棟、魅」
工藤「…なにを?」
和「いまの茜に話しかけるな」
恵「どうしてですか?」
グルグル「いまの茜はスーパーコックモードαだからだ」
工藤「すみません、もう一度言ってくれません?」
和「スーパーコックモードαだ」
工藤「そうですか…。そろそろ素でツッコンでよろしいでしょうか?」
茜「禅!滅!異!紗!僧!…開け、料理の扉!『アダモンダコダモンダ』!!!
」
メイド長「ア、アダモンダコダモンダだと!?」
工藤「…解説お願いします」
和「料理の扉、アダモンダコダモンダだ」
工藤「だからそれはなんだ?」
グルグル「ぶっちゃけ作者も知らん。」
工藤「じゃあ書くなよ」
恵「素に戻って来てるよ、樹」
工藤「ツッコまずにいれるか!!」
恵「…その程度だったの?樹のコスプレ魂は。…正直、幻滅しちゃったな…」
和「むしろ程度が強い方が幻滅すると思うが…」
工藤「ご、ごめんなさい、ご主人様。わたしったらはしたない言葉を…」
和「…なんでまたメイドに戻った?そんないやなの?幻滅されるの」
茜「できたわ、食べてみて」
恵「じゃあ、さっそく…」
茜「待って。メイド長、わたしは一番最初にあなたに食べてもらいたいの」
メイド長「わたしに?」
茜「そうよ」
メイド長「どうして?」
茜「いいから」
メイド長「…わかったわ」
パク
メイド長「!!」
茜「恵、もう食べていいわよ」
恵「わかりました。いただきます」
工藤「いただきます」
恵「おいしいです!!」
工藤「おいしい!!」
ウキクサ「さすがだ、姉ちゃん」
メイド長「…負けね、わたしの…」
茜「………」
メイド長「あなたがどうして最初にわたしに食べさせたかがわかったわ。わたし
に負けを悟らすためね」
茜「違うわ」
メイド長「だったらどうして?」
茜「そもそも…料理に勝ち負けなんてないわ。だって、あなたの料理も、わたし
の料理も、行き着く先は食べた人の笑顔じゃない。そこに勝ち負けなんてないわ
」
メイド長「…そう…だったわね。忘れてたわ、大切なことを。ありがとう、あな
たのおかげで目が覚めたわ」
茜「わたしも、楽しかったわ」
ガシ!!(握手)
和「だからこの小説のコンセプトってなに!?」
パチパチパチ(拍手の音)
?「いやいや、すばらしい。これが友情というものか…」
恵「…だれ?」
メイド長「ご、ご主人様!!」
工藤「ご主人様…と、いうことは…」
グルグル「…帰って来るなんてめずらしいじゃねえか、ジジイ」
ご主人様「実の親に向かってジジイはないだろ?グルグル」
グルグル「実の息子に向かってグルグルの方がないだろ!!」
茜「お久ぶりです。おじさん」
ご主人様「もしかして…茜ちゃんか!?。大きくなって…しかもメイド服で…」
工藤「お帰りなさいませ、ご主人様」
恵「おかえりなさいませ」
ご主人様「このすてきなメイドのお二人は?」
茜「友達よ」
ご主人様「そうかそうか。初めまして、中山卓の父、中山政夜です」
ご主人様「いや、うれしいね。茜ちゃんが我が家のメイドをやってくれてるなん
て…」
茜「まあ、アルバイトですけどね」
恵「このひとがほんとに日本を支えてるあの中山グループの社長なんですか?」
グルグル「まあ…な」
和「お久しぶりです、政夜さん」
ご主人様「きみは…だれだっけ?」
グルグル「和だよ、忘れたのか?」
ご主人様「ああ、和君か…。…だれだっけ?」
和「……(涙)」
ご主人様「悪いね、メイドになりうる人間しか頭に入らないんだ」
和「オレは信じないぞ。この日本がこんなやつに支えられてるなんて…」
恵「メイド好きって遺伝するんですね」
ご主人様「それより、君たちの名前はなんていうんだい?」
恵「佐藤恵です」
工藤「工藤樹です」
ご主人様「佐藤恵に…工藤樹…。そうか、君たちがそうか…」
恵「なにがです?」
ご主人様「いや、なんでもない。せっかく来てくれたんだ、ゆっくりして行って
くれ」
茜「一応、バイトしに来たんだけどね、わたしたち」
グルグル「どこに行くんだ?ジジイ」
ご主人様「長仕事のあとで疲れてるんで休んでくる」
工藤「おやすみなさい、ご主人様」
ご主人様「うむ、やはりメイドはいいものだ」
恵「行っちゃいましたね」
和「ところで、工藤はいつまでメイドでいるつもりだ?」
工藤「ほんとのことを言うともう普通に戻りたいんですけど、タイミングを失っ
たんで今日はこのままでいさせてもらいますわ」
グルグル「今日からそのままでいることはできないの?」
恵「できるわけないじゃないですか、七光り」
グルグル「七光りってだれだ?」
和「しっかし…あの工藤もまた変態だったとは…」
茜「類は友を呼ぶね」
工藤「そりゃわたしだってボケたいときがありますとも」
茜「類は友を呼ぶね」
和「なぜ二回も繰り返す?」
茜「スルーされたらさみしいじゃん」
恵「あ、わたしもう帰らないといけません」
工藤「だったらわたしも帰ります」
和「ならオレたちも帰るか?」
茜「そうね…もうそろそろ晩ご飯作らないといけないし…」
グルグル「そうか…もう帰ってしまうのか…。明日も来てはくれないだろうか?
」
茜「いや。正直しばらくパス」
工藤「メイド服を手に入れたんでお暇を取らせていただきます」
恵「以下同文です」
グルグル「そうか…。残念だ、非常に…」
和「っていうかけっきょくオレたちはなにしにここに来たんだ?」
ウキクサ「恥をさらしに来たんだろうな」
メイド長「お呼びでしょうか?ご主人様」
ご主人様「ああ。例のアレはどうだった?」
メイド長「問題はありません」
ご主人様「そうか…。すまないな、大変なことをさせてしまって」
メイド長「大丈夫です、ご主人様」
ご主人様「それならいいんだが…」
メイド長「あの…ひとつお尋ねしてもよろしいでしょうか?」
ご主人様「なんだね?」
メイド長「もしかして知っていらしたんですか?あのふたりを」
ご主人様「ああ、佐藤恵と工藤樹か…。知っていた、会ったのは初めてだがな。
…まさか、あんなに小さな子供に大変なものを背負わせてたとはな…」
メイド長「何者なんですか?あのふたりは」
ご主人様「まもるんジャーだよ、君と同じ」
メイド長「はやりそうですか」
ご主人様「大変なのはわかっている。だが本当の戦いはこれからだ。…やってく
れるか?」
メイド長「もちろんです。…ご主人様」
う~ん…小話でもすっか
森「お久しぶりです、みなさま。自称、国民の孫、森カネテです」
櫻井「…国民の孫?」
森「はい。わたしも前から二つ名が欲しかったんですよ、櫻井先輩で言えば幼女
強姦犯みたいな」
櫻井「そんな名を名乗った覚えはない!!」
部長「というか久しぶりの登場でくだらないこと言うんじゃない、櫻井」
櫻井「弁護くらいさせて!!」
佐藤「…それより…なんでわたしたちが登場してるの?」
森「それはこの自称、作者の媒介人こと、森カネテが説明しましょう!!」
櫻井「いっぱいあるね、二つ名」
森「たくさん言っておけばひとつくらい定着するかもしれませんからね、櫻井先
輩で言えば幼女強姦犯みたいに」
櫻井「この短時間に2度も服用するな!!」
佐藤「それで…どうしてわたしたちが?」
森「それはですね…ひさしぶりに書いてみたかったというのもあるんですが…。
実はですね…なんだかいまいちうまく書けないんですよ、第二章の主要キャラが
…」
部長「具体的に言うと?」
森「第一章の主要キャラ、つまりわたしたちはですね、自由に、適当に書くこと
ができたんでまあまあうまく書けたと思うんですよ」
櫻井「オレら適当かい!!」
森「それに比べて第二章は作者の頭の中ではいろんなことがあらかじめ決まって
いたんで自由に、適当に書けなくなったんですよ」
佐藤「…いいことなんじゃないの?」
森「それがそうじゃないんです。実はですね、作者は小説を書いていて気づいた
んですけど、小説の中にも空気というものがあるんです」
部長「KYな櫻井が読むことができない空気のことか?」
森「はい。KYの櫻井先輩には読めない空気のことです」
櫻井「KY言うな」
森「それでですね、作者は空気に従って物語を書くことはできるんですが…空気
を作ることはできないんですよ、技術がないんで…」
佐藤「…だから?」
森「あらがじめ決まっていたことを書くためにはそれに合った空気を作る必要が
あるんです。でも作者にはそれができない、つまり…」
櫻井「書きたいことが書けないってこと?」
森「そこまではいかないんですが…なんかどうもぎこちなくなってしまうんです
よ」
部長「つまり、あらかじめ書こうと思ってたことはうまく書けないと?」
森「そういうことです。例えばさっきの話の中に出て来た工藤樹のコスプレ好き
はあらかじめ決まってたんですが…完璧につぶされましたね、料理対決に」
佐藤「…中途半端に終わっちゃってたね」
森「第二章のキャラはあらかじめ設定が決まってるために中途半端にしかイジれ
ないんです。そのためにあまりキャラを立たせることができなくて…ぶっちゃけ
男性の3人のキャラはほぼ丸かぶりしてます」
櫻井「主要メンバーの5分の3がかぶってるって…終わってるだろ」
森「まあ、今回の小話は久しぶりに第一章の主要メンバー4人を書いて憂さ晴ら
ししたいんですよ、作者は」
櫻井「…もうひとりいると思うんだけど、主要メンバー」
部長「そうだな。ひさしぶりの全員集合だし、楽しむか」
櫻井「いや、もうひとりいるって、あんたの幼なじみが」
佐藤「…櫻井。もう忘れようよ、彼のことは。きっと星になって見守ってくれて
るから」
櫻井「やめてあげよ、勝手に殺すの」
部長「まあ放っておけ、登場しないあいつが悪い」
櫻井「いや、登場させない作者が悪い」
森「それよりせっかくの出番なんですか何かやりませんか?」
櫻井「その前にひとつ言わせてほしいことがあるんだけど」
佐藤「なに?プロポーズ?」
部長「まあまあ、それはあとで2人でゆっくり話し合え」
森「それで、なんですか?」
櫻井「第二章のオレのキャラ、なんでナルシスト?」
部長「そういえばわたしもなんか変なキャラだったな」
櫻井「っていうかいくら10年前とはいえ、キャラ変わりすぎだろ」
森「まあたしかにナルシストでしたけど…もともとあんなのですよね?櫻井先輩
は」
佐藤「うん…あんなのだよ、櫻井は」
櫻井「…うそだろ」
部長「これが現実ってやつだ」
森「さてと…主役をいじめて作者の憂さもちょっと晴れましたし、そろそろ小話
も終わりにしましょう」
櫻井「どんだけ憂さを晴らしたかったんだ?作者」
作者「いや、ほんとはこうでもしないと主役がキャラ立ちしないからだ」
櫻井「…(涙)」




