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悪の手先の風上にも置けぬ  作者: なおほゆよ
第1章 悪の手先編
32/95

修行によって強くなれるほど人生は甘くない

write28



否定されてなんぼ


これが彼女の音楽…らしい


理解不能


誰にもなにも言われなくなった時


それが彼女の音楽が死んだ時…らしい


意味不明


彼女との最初の会話はこんなもんだったと思う


変人


それがこのときの彼女の印象


まぁ、ひとのことは言えないが…


それから何日か過ぎて


彼女と再び会った


会ったというか…居た、目が覚めたらそこに


オレは病院で寝てた、神崎も


大学で扱った実験で失敗して、事故を起こし、怪我をして気を失ったらしい。


事故は7名の怪我人を出し、中にはその日は研究室に見学に来ていた一般人などもいたそうだ。


幸いなことに死者はでなかったので、大事にはならなかった。


彼女は救急車で運ばれるときにオレたちの姿を見て同乗したらしい、興味本意で。


あんたって頭よかったんだね、大学では3賢者の一人とか呼ばれてるんだってね


川上「その名前で呼ぶな、恥ずかしい」


いいじゃん、3賢者(笑)


川上「(笑)はやめろ。っていうか、おまえも暇人だな」


仕事なんて来ないからね


川上「…やめるんなら若いいまのうちだぞ」


むしろ今しかない


いまが一番軽いんだからさ


いま飛べないともう飛べないんだよ


川上「…なんだそりゃ」


この頃からだったと思う


川上「そういえば名前なんて言うんだ?」


彼女に…加藤鈴に興味を持ち始めたのは


そして、その思いはいつしか…






10月31日


佐藤家


櫻井「修行始めたんだよ、オレ」


佐藤「…修行?」


櫻井「強くなるためのね……正直…明日あたり死ぬかも…」


佐藤「………」


櫻井「…見に来る?」


佐藤「…行かない」


櫻井「そりゃそうか…それじゃあ、また明日ね」


佐藤「………」





学校


下等「大丈夫か?櫻井」


櫻井「正直…無理」


下等「あんま無茶すんなよ…本気で死ぬかもしれないんだから…」


櫻井「わかってる」


下等「言っとくけど神崎さん…半分マジだぞ」


櫻井「わかってる…でも強くなりたい、マジで」


下等「それならいいんだが…」


メグみょん「それじゃあみなさんお待ちかねの…化学の時間です」


櫻井「みんなー、消化器用意しろー」






道場


レッド「はっ!!」


櫻井「おわっ!!」


レッド「ハー!!」


ドガッ!!(蹴り)


櫻井「ぐへっ」


レッド「無駄な動きが多い!!ほら立て!!さっさと立たなきゃ真っ二つにする

ぞ!!」


櫻井「…わかってますよ」


レッド「デヤアアアア!!!!!」


櫻井「ブガッ!!」


ドガアアアアアアアン!!!!(櫻井壁に衝突)


櫻井(気絶)「………」


レッド「また気絶したか…下等君、起こしてやってくれ」


下等「…悪いな、櫻井。おまえのためだ…」


バシャアアアアン!!!!(水)


櫻井「…ぷはっ」


レッド「立て!続きをやるぞ」


櫻井「ふ、ふらふらする…」


レッド「問答無用!!!」


ドガアアアアアアアン!!!!!!!!






11月1日


櫻井「…じゅ…十一月に…なったよ…佐藤さん」


佐藤「…大丈夫?」






学校


ピーポーパーポー!!!


櫻井「…救急車?」


下等「なんかほかのクラスの化学の授業で一酸化炭素中毒が出たらしいよ」


櫻井「…どんな実験をやったんだ?」


下等「いや、それが…実験じゃなくて普通の授業だったらしい」


櫻井「…だったらなんで?」





道場


櫻井「ブヘッ!!」


ドガアアアアアアアン!!!!


レッド「立て!!立つんだジョー!!」


下等「ジョーって誰!?」






11月5日


佐藤家


櫻井ボロボロ「……ぁぃ…」


佐藤「…なんて?」







学校


櫻井「…ぃぁ…」


下等「疲れてんだろ?無理にしゃべんなよ」


クラスメート「櫻井、下等、おまえらはどうすんだ?」


下等「なにがだ?」


クラスメート2「だから恵先生のお別れ会だよ。あと三日でお別れだろ?」


下等「もうそんな時期か…どうする?櫻井」


櫻井「…ぃぃぉ…」


下等「忘れてた…ボロボロなの…」


クラスメート3「…どうしたんだ?櫻井のやつ」


下等「いや…その…連日のつかれで…」


クラスメート4「まぁいいや…で、どうすんの?」


下等「ああ、出るよ。お別れ会」


クラスメート5「そうか、ならひとり一つずつ持って来てくれよ、亜鉛めっきス

クリュー釘」


下等「なんで?」





道場


レッド「ハアッ!!」


櫻井「ブヘッ!!」


下等「櫻井は100のダメージを受けた」


レッド「タアッ!!」


櫻井「ゴヘッ!!」


下等「櫻井は200のダメージを受けた」


レッド「デヤアアアア!!!!!!!」


櫻井「ドブエエエエ!!!!」


下等「会心の一撃、櫻井は気絶した」


レッド「…弱い…弱すぎるぞ!!それでも適合者か!?」


下等「返事はない、ただの屍のようだ」


レッド「どうしてこんなにも弱いんだ…」


下等「さあ…」


レッド「まず適合者にしては運動能力が絶対的に低い!!ドラゴンボ○ルで言えばミスターサタン!!」


下等「…大分弱くない?」


レッド「なにより…日に日に弱くなってる、そんなことすら感じられる」


下等「疲れがたまってるからじゃ?」


レッド「いや、普通なら適合者として完全に目覚めるまでは日に日に運動能力は上がるはず…それなのに…」


櫻井(目が覚めた)「…弱くなってるんですか?」


レッド「あくまでそんな気がするだけだが…」


下等「どうして…」


レッド「そういえばふたりとも…まだ能力が目覚めてなかったんだよね?」


下等「まぁね」


櫻井「多分作者が決めてないからだと思うが…」


下等「神崎さんはどうやって目覚めたの?」


レッド「う~ん…気づけばできてた、そんな感じだな」


櫻井「気づけばねえ…」


レッド「適合者になってもうずいぶん立つんだ。あんがいもう発動してるかもし

れない」


下等「………」






11月7日


佐藤家


櫻井「明日メグみょんのお別れ会やるんだけどさ…行かない?」


佐藤「…行かない」


家にいれば会えるんだし…


櫻井「それもそうか…じゃあ、また明日ね」


佐藤「…明日…」


また明日会える


それを楽しみにしてる自分がいる


そんなことを感じていた


もしかしたら…って…


そんなわけ…ないのに…






病院


先生「…えっと…誰だっけ?」


櫻井「櫻井です」


下等「下等だよ、おぼえろ、いい加減に」


先生「で…あんたは?」


メグみょん「お久ぶりです、先生」


先生「…誰だっけ?」


メグみょん「10年前くらいに先生のお世話になった佐藤恵です」


先生「佐藤…恵…」


メグみょん「…おぼえてます?」


先生「…悪いな…おぼえてねえ」


メグみょん「そうですか…。わたし、先生みたいになりたくて教師になるって決めたんです」


櫻井「先生みたいに?」


下等「…あんたも反省文書かせたいの?生徒に」


メグみょん「でもわたしには…教師は向いてないってわかったんです、今回の教育実習で…」


櫻井「メグみょん…」


メグみょん「なにをやってもうまくいかないんです…実験では爆発しか起こさな

いし…普通に授業をやってても一酸化炭素中毒者は出しますし…」


下等「まぁたしかに…向いてないな…」


先生「そうか…それは向いてないな」


メグみょん「………」


先生「でもそれがどうした?」


メグみょん「えっ?」


先生「オレなんて生徒に寝てる間に髪の毛を七三分けに固められたり、亜鉛めっ

きスクリュー釘を枕に入れられてたり、お見舞いのフルーツは皮だけだったり、

生徒から顔を落書きされたり、鶴を千枚折れと言われたり…ずいぶんと生徒から

恨みを買ってるようだ…」


下等「だいぶ買ってるよ、恨み」


先生「生徒から恨みを買われるようなやつが教師になんて向いてるとは思えねえ

…でも、おまえはオレみたいな教師になりたいんだろ?」


メグみょん「…はい…」


先生「オレみたいな、教師に向いてない教師になりたいんだろ?なら…いいんじ

ゃないか?向いてなくても」


下等「おお、いいこと言うじゃん」


櫻井「そうだよ。べつに向いてるかどうかなんてどうでもいいじゃん」


メグみょん「それもそうなんですが…。さすがに一酸化炭素中毒者を出すようじ

ゃ…教師の資格がありません」


櫻井「……否定できない…」


下等「いや、オレだって反省文の書かされ過ぎで死にそうになったことあるし…


先生「反省文の書き過ぎで死ぬって…バカか?おまえは」


下等「黙れ、殺人未遂犯」


先生「まぁ、あれだ。教師の資格なんておまえが決めるわけでも、生徒が決める

わけでも、ましてやオレが決めるもんじゃねえ。国が決めんだよ」


櫻井「…てっきりいいこと言うのかと思ったが…」


先生「逆に言っちまえば、国が認めりゃそいつは教師だ。一酸化炭素中毒者を出

そうがそいつは教師だ」


櫻井(…このひとほんとに記憶喪失なのか?)


先生「教師になることはそんなに大事なことじゃねえ。大事なのはそれでも教師

であり続けること…オレはそう思う」


櫻井「だから好き放題やってんだな、このひと」


下等「だから生徒を殺しかけても知らんぷりしてんだな、このひと」


先生「ようするにだ…とりあえずやってみろ、そう言いたいんだ、オレは」


下等「そうだよ。この記憶喪失者を見習え」


櫻井「でも、失敗は生かさないとね」


メグみょん「…わかりました。やってみます」







11月8日


佐藤家


櫻井「今日でメグみょん最後だよ」


佐藤「…知ってる」


櫻井「それもそうか…ねえ、佐藤さんはなんでまもるんジャーやってんの?」


佐藤「………」


櫻井「まぁ言いたくないなら言わなくていいんだけどさ…」


佐藤「…約束なの」


櫻井「約束?」


佐藤「………」


櫻井「…そっか。教えてくれてありがとね」


どうしてしゃべってしまったんだろ…


誰にもしゃべる気はなかったのに…






学校


顧問「はい、それじゃあね、恵先生はね、今日で最後なのでね。はりきっていき

ましょう!!」


櫻井「…めずらしくテイション高いね、顧問」


顧問「まあね!!理由は言わなくてもわかるよね?」


下等「…だからフェードアウトすんだよ、こいつは」




化学室


メグみょん「みなさんとの最後の授業です。…最後くらい…最後くらいは…水の

電気分解を成功させたいと思います」


櫻井「ハードル低…」


メグみょん「まずは水だけでは電気を通しにくいので水に水酸化ナトリウムを混

ぜます」


クラスメート「いつも先生はここで爆発するんだよね…」


下等「水と混ぜただけなのに?」


櫻井「せめて電気を使ってから爆発しろよ…」


メグみょん「それでは…混ぜます」


クラスメート「………」


櫻井「………」


メグみょん「………」


下等「水と混ぜるだけでこれ?」


メグみょん「…や…やりました。わたしやりました!!とうとう水に水酸化ナト

リウムを混ぜれました!!」


櫻井「マジか!?やったじゃん!?」


クラスメート「お祝いじゃ!!お祝いじゃ!!」


クラスメート2「胴上げいっちゃう!?」


クラスメート3「胴上げしかないだろ!!ここは!!」


クラスメート4「おめでとう!!!!恵先生!!!!!」


クラスメート一同「わっしょい!!!!わっしょい!!!!」


メグみょん「ありがとうございます!!!みなさん!!!!」


櫻井「ほんとは姉ちゃんの結婚式で初披露させるつもりだった赤飯…ここで出し

ちゃうか?」


下等「…水と混ぜただけでこれ?」


メグみょん「みなさん!!胴上げは嬉しいんですが…近くにニトログリセリンを

置いてあるので気をつけてくださいね!!!!」


クラスメート一同「わっしょい!!!!わっしょい!!!!…えっ?」


コトッ!!(ニトログリセリンに衝撃)


ドガアアアアアアアン!!!!!!!!






教室


櫻井「わかるよね?あんたがニトログリセリンと関われば100%爆発すること

ぐらい」


メグみょん「…すみません。でももし不審者があの場に現れたときに手元にニト

ログリセリンがあれば便利だなって思って…」


櫻井「知ってるよね?あの場に不審者が現れる確率とあんたが爆発をおこす確率

、どっちが高いがくらい」


下等「なんせ水と水酸化ナトリウムで爆発が起きるくらいだからな…」


メグみょん「…やっぱりわたしに…教師は無理なんですね…」










下等「ほらよ、櫻井。おまえの亜鉛めっきスクリュー釘だ」


櫻井「…なんで?」


下等「メグみょんのお別れ会にいるって聞いただろ?どうせおまえは忘れてるだ

ろうから、オレが持って来てやったんだよ」


櫻井「ああ…サンキュー。…で、これなにに使うの?」


下等「そりゃあ…釘に使うんだろ」


櫻井「いや、そりゃそうだけど…」


顧問「それじゃあね、恵先生から最後にフェードアウトの言葉をいただいてさっ

さと去ってもらおうと思います」


下等「顧問の人気…さらに下がるだろうな…」


メグみょん「ごめんなさい、みなさん。わたし迷惑かけっぱなしでした」


クラスメート「恵先生…」


メグみょん「ことあるごとに爆発を起こしてはみなさまに迷惑をかけてしまって

…ほんと…教師失格ですね…わたし」


クラスメート「そんなことないよ!!」


メグみょん「いえ、わたしは教師をやめるべきです」


クラスメート「どうして!?」


メグみょん「本日のこともそうですが…いつ死人を出してもおかしくないです!

!」


クラスメート「たしかに…そうだけどさ…」


メグみょん「だから…教師はあきらめます」


クラスメート2「大丈夫だと思うよ、教師続けても」


メグみょん「でも死人がでたらどうするんですか!?」


クラスメート2「いや、だからそれはないと思うよ」


メグみょん「どうして!?」


クラスメート2「だって…どーせ、ギャグ小説なんだから」


下等「………」


櫻井「………」


クラスメート「………」


メグみょん「い、いや、でも…」


クラスメート2「よく考えてみなよ。死人が出て一番困るのは誰だ?」


櫻井「えーと…誰?」


クラスメート2「作者だ」


下等「………」


クラスメート2「さすがの作者も死人が出た話を笑い話にできる自信はないから

な。だから恵先生の実験で死人を出すことはまずありえない」


下等「………」


クラスメート2「だから大丈夫だと思うよ、教師になっても」


櫻井「まぁ、笑い話で終わるならな…オレも大丈夫だと思うよ」


下等「少なくとも顧問よりは向いてるって、教師」


メグみょん「…いいんでしょうか?こんな適当な感じで」


作者「いいんだよ。さっさと次の話を始めたいし」


メグみょん「わかりました!わたしは教師になります!」


クラスメート「それじゃあ、お別れ会始めますか」





お別れ会


下等「え~、それでは司会進行をわたくし下等がやらせていただきます」


櫻井「アシスタントの櫻井です」


下等「では最初になにをやるんでしょうか?」


クラスメート「………」


下等「責任者だれだー?」


クラスメート「………」


下等「じゃあ、亜鉛めっきスクリュー釘持って来いっていったの誰だ?どういう

理由で持って来させたんだ?」


クラスメート「理由なんてあるわけないだろ」


櫻井「じゃあ、なんで持って来させたんだよ」


クラスメート「なんとなくに決まってるだろ、ボケぇ!!」


下等「とりあえずいまボケぇって言った奴、前に出て来い」


クラスメート「………」


櫻井「こういうとき便利だな、名前がないのって」






お別れ会


櫻井「正直言うと…もう書くことないんだよな…」


下等「そういうときは作るしかないでしょ」


櫻井「作るって?」


下等「おまえら」


クラスメート「!!」


下等「名前が欲しいか!?」


クラスメート「ほ、欲しい!!」


下等「固有名詞の名前が欲しいか!?」


クラスメート「欲しい!!!!!!!」


下等「いいだろう。ただし…ひとりだけだ!!」


クラスメート「!!!!」


櫻井「まさか…下等…おまえ…」


下等「第一回…オレに名前を大合戦をここに宣言する!!!」


クラスメート「ウォォォォッォオぉオオオオオオオオ!!!!」





第一回オレに名前を大合戦


メグみょん(審査員)「あの…わたしのお別れ会なんじゃ…」


下等(司会)「それはもう終わったの」


メグみょん「…ひどい…」


下等「それではルールを説明しましょう!!参加者にはアピールタイムがもうけ

られていてその時間、各自なんでもいいのでアピールしてもらいます」


下等「全員のアピールタイムが終わったあとで優勝者を決めます。優勝者にはな

んと!!自分の名前を好きなようにつけることができます!!」


メグみょん「…すごいんですか?それは」


下等「この小説のなかでは名前がある…それだけでブランド物になるんです、誇

っていいんです。なかにはキーパーソンでも名無しっていうのがざらにあります

から」


メグみょん「…か、かわいそうですね」


下等「それではエントリーナンバー1!!クラスメート1のアピールタイムです

!!」


クラスメート1「えーっと、ボクは…とくにアピールできるものはありません、

でもやる気だけは誰にも負けないので、よろしくお願いします」


下等「しゅーりょー!!!帰れ、おまえ!!」


クラスメート1「だって参加不参加は自由って聞いたから…少しでも出番は増や

したいじゃん?」


下等「せめて一番最初に出てくんじゃねえよ」


クラスメート1「しょうがないじゃん。クジで決まっちゃったんだから…」


下等「審査員、一応得点をお願いします」


メグみょん「えっ、得点とかあるんですか?これ。…じゃあとりあえず50点で


下等「意外に高得点ですね」


メグみょん「最初なので比べようがないから半分の50点です」


下等「なるほど…。それではエントリーナンバー2!!クラスメート2です!!


クラスメート2「オレの特技は、ポケットから亜鉛めっきスクリュー釘が出て来

ることです」


下等「それでは次いってみましょう!!エントリーナンバー3!!クラスメート

3です!!」


クラスメート2「まだ披露もしてねえのに飛ばすんじゃねえよ!」


下等「うるせー!!黙って帰れ!!」


クラスメート2「せめて採点くらいはしてくれよ」


メグみょん「え…じゃあ51点で」


下等「まぁ、なんもしてない奴よりはマシだもんな。…ってかこんなやつが暫定

1位!?」


メグみょん「あなたはなにをするんですか?」


クラスメート3「わたしは…ダンスを披露します」


下等「へぇ~、ダンスなんてやるんだ」


クラスメート3「曲は『だから人は眠るんだ』で踊ります」


下等「踊れるような曲なの?その曲って」


クラスメート3「それではミュージック…スタート!!」


下等「…す、すごい」


メグみょん「こ、言葉ではうまく言えないんですが…」


下等「なんか感動できる!!」


クラスメート3「はぁはぁ…どうですか?わたしの踊りは」


下等「よかった。でも活字じゃ伝わらない!!」


メグみょん「得点は68点です」


クラスメート3「やったあ!!」


下等「それではエントリナンバー4!!…え?おまえも出んの?櫻井萍!!」


櫻井「しゃああああああ!!!!!」


下等「…なんでおまえ参加してんの?」


櫻井「決まってるだろ!!優勝してウキクサから改名すんだよ!!不安定で落ち

着かない生活のたとえから脱退すんだよ!!」


下等「な、なるほど…。で、おまえはなにをアピールすんだよ?」


櫻井「そりゃあ…主役なんだからアピールポイントのひとつやふたつ……………

あるよね?」


下等「オレに聞くなよ…」


櫻井「え~と…そうだ!!萌え萌えジャンケンが強いんだ、オレ」


下等「主役のくせに地味なアピールだな…」


櫻井「そういえばメグみょんはメイド喫茶で働いてたから知ってるよね?萌え萌

えジャンケン」


メグみょん「知ってますよ」


櫻井「勝負しましょうよ」


メグみょん「ほう…このわたしに萌え萌えジャンケンで勝負を挑むとは……覚悟

はできてますよね?」


櫻井「…メグみょん?」


メグみょん「それじゃあ…かまえてください」


櫻井(…こいつただ者じゃない!!)


メグみょん「そんなかまえでいいんですか?…死んでも知りませんよ?」


下等「ジャンケンで?」


櫻井(な…なんて気迫なんだ…)


メグみょん「萌え萌えジャンケン…ジャンケン!!」


櫻井(ま、まずい…殺される…)





櫻井「はぁはぁ…」


メグみょん「命拾いしたな、小僧」


櫻井「その強さ…まさかおまえがあの有名な…萌え萌えジャンケンのメイドキン

グ…メグみょん…」


下等「いや、知らねえよ。家政婦のジャンケン事情なんて」


メグみょん「…今度からは自分の実力を過信しないことだな」


櫻井「ま、待ってくれ!!せ、せめてサインを…」


下等「そろそろこの茶番終わらせてくれない?」


メグみょん「わかりました。櫻井選手は2点です」


櫻井「なんにもやってない奴以下…」


下等「それでは最後!エントリーナンバー5!!クラスメート4です!!」


櫻井「エントリーナンバー5のクラスメート4って紛らわしいな、オイ」


下等「おまえのせいだよ、2点」


櫻井「ひとを点数で呼ぶな」


メグみょん「あなたはなにをやるんですか?」


クラスメート4「逆になにをやれば100点をとれる?」


下等「…どういう意味だ?」


クラスメート4「おまえらが要求することをなんでもやってやるよ。だからオレ

に100点をよこせ」


櫻井「こ、こいつ、ただ者じゃねえ…」


クラスメート4「オレは固有名詞の名前なしじゃ終われない男だ」


下等「たしかにクラスメート4で終わるにはおしいかもな…口だけじゃないなら

な」


クラスメート4「ふっ…見せてやるさ、オレの実力」


櫻井「この小説でこのキャラで実際すごかったやつはいないぞ…」


クラスメート4「他人は他人…オレは違うさ」


下等「じゃあ…なにをやってもらいましょうか?」


メグみょん「どんなことをやらせればいいんでしょうか?」


櫻井「メグみょんがやってほしいと思うことをやらせれば?」


メグみょん「やってほしいこと?…それじゃあわたしの化学の爆発癖を治してく

ださい」


クラスメート4「無理」


下等「即答かよ!!」


クラスメート4「いや、無理だって。だってあのひと自体が爆弾じゃん。爆弾の

爆発癖を治せって、もはや存在否定だろ…」


櫻井「こいつ軽くひどいこと言ってるぞ」


メグみょん「7点」


クラスメート4「///」


下等「わけもなく照れるなよ」


クラスメート4「おまえバカか?わけもなく照れるわけないだろ///…100

点取るって宣言して7点は恥ずかしいだろ///」


下等「まぁ、それは照れてもおかしくないな」


櫻井「こいつの3分の1以下…」


下等「ガンバレ、2点」


メグみょん「これでみなさんのアピールタイムは終了したんですよね?」


クラスメート4「///」


下等「終わりましたね。…で、それはなんの照れだ?」


クラスメート4「わからん///」


下等「…。それでは優勝者を決めましょか…」


クラスメート3「え?最高得点者のわたしのはずじゃ…」


下等「べつに一番得点を取った奴が優勝なんて言ってないんで」


クラスメート1「ということはボクたちにもチャンスがあるのか」


クラスメート2「よっしゃああ!!!」


下等「まぁ…そうなんだけどさ…おまえらなんかやったけ?」


クラスメート2「なんかやったっけっておまえ…ポケットから亜鉛めっきスクリ

ュー釘出しただろ!!」


下等「それがどうした!!!」


クラスメート1「ボクは…その…なんもやってないです」


櫻井「結果見る前に帰れ、おまえら」


下等「おまえもな、2点」


クラスメート4「この大会をなんだと思ってんだ?こいつら」


下等「そう言うおまえもけっきょくなんもやってねえだろ!!」


クラスメート3「じゃあもう優勝者はわたししかいないんじゃ…」


作者「今回の優勝者はなし、特におもしろいやつもいなかったし」


下等「ただの無駄話じゃん!?」


メグみょん「わたしのお別れ会を差し置いて無駄話…教師である前にただの爆弾

魔であるわたしには当然か…」


下等「…誰も得しない無駄話だったな」

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