表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪の手先の風上にも置けぬ  作者: なおほゆよ
第1章 悪の手先編
23/95

日常は溶けてゆく

Write19


いつのまにか終わってる


それが夏休み


それとおれの全盛期


BY 加藤勝




教室


顧問「みんな久しぶりだね」


下等「…なんで顧問がここにいんの?」


顧問「このクラスの副担であるボクがここにいちゃおかしいかい?」


クラスメート一同(副担だったんだ、あの人)


顧問「なんだい?みんなして意外そうな顔をして」


下等「それで、先生はどうしたんですか?とうとうクビになったんですか?」


顧問「違うよ…先生はいま、入院してるんだ」


クラスメート「入院!?」


顧問「うん、外傷はないらしいんだけど…意識不明の状態が続いてて…」


下等「先生になにがあったの?それとも日頃の行いが悪いから?」


顧問「なんでかはわからないんだ…とにかく、始業式で詳しい説明があるらしいから。でも、その前に出席に確認を…」


クラスメート「先生どうしちゃったんだろ?」


クラスメート2「日頃から恨みを持ってるやつから毒を盛られたとか…」


クラスメート3「日頃から先生に恨みを持ってるやつって言ったら…」


下等「…なんでみんなしておれを見る?」


クラスメート4「そろそろ自白したらどうだ?」


下等「おれはやってない!!それにそれなら櫻井にだって容疑者になるだろ!!」


クラスメート5「そこんとこどうなんですか?櫻井さん」


櫻井「………ん」


クラスメート6「さ、櫻井の応答が冷たい…」


クラスメート7「イメチェンか?イメチェンなのか!?櫻井」


クラスメート8「あれか!夏休みっていう長期間の休みで元々コイツはこんなやつだって錯覚するのを利用してイメチェンすること、通称…」


クラスメート9「夏休みデビュー!!!!」


クラスメート10「櫻井がクールキャラとか…」


クラスメート一同「似合わん、似合わん」


下等「なんでこのクラスこんなに協調性あるの?」


顧問「あれ?神崎(部長)さんと佐藤さんがいないけど…どうしたの?」


クラスメート11「部長の方は知らないけど…」


クラスメート12「佐藤は櫻井との関係が気まずくなって来れない、間違いない!」


クラスメート13「そういえば部長って櫻井くんと佐藤さんと同じ部活だよね?」


クラスメート14「そうか!恋の三角関係か!」


クラスメート15「イッツ ザ ラブトライアングル!!!」


クラスメート16「なるほど、櫻井をめぐる部長と佐藤の女の醜い争いか!!」


クラスメート17「そこんとこどうなんですか!?櫻井さん」


櫻井「………ん」


クラスメート18「櫻井は否定していない!!」


クラスメート19「みなさんの話をまとめると…」


クラスメート20「先生に毒を盛ったのが下等」


下等「けっきょく犯人はおれなんだ…」


クラスメート21「イメチェンしたのが櫻井」


櫻井「………」


クラスメート22「そして女の争いで混沌の闇に沈んでいったのが部長と佐藤」


Mr AKY(あえて空気読まない奴)「そろそろ次の話に行きたいのが作者」


クラスメート23「それでいいんだよな?櫻井」


櫻井「………ん」


クラスメート24「だから…櫻井にクールキャラなんて…」


クラスメート一同「似合わへんゆうとるやろ!!」


下等「なんでこのクラスにうるさいやつ多いの?」


作者「キャラベースが下等だからな」


下等「あれ?おれのせいなんだ…」








下等「夏休みらしいこと…なんにもやらずに終わっちゃったな」


櫻井「ああ」


下等「来年の夏はなにかと急がしそうだしな…。なんかさみしくなるな」


櫻井「ああ」


下等「…元気ないな」


櫻井「おまえもな」


下等「最近いいことがない?そんなあなたにおひとついいニュースを!!」


櫻井「…なんだよ」


下等「森ちゃんの遺体……まだ見つかってないらしい」


櫻井「ほんとか!?」


下等「ああ、けっこう確かな情報だ。ついでにイエローも見つかってない」


櫻井「…でも、あの状況で助かるわけないよな…」


下等「あくまでこれはおれの考えだが…聞くか?」


櫻井「…一応」


下等「イエローは瞬間移動の能力を持ってるんだよな」


櫻井「公式ホームページに載ってるってやつか」


下等「爆発する瞬間に、それでどこかに逃げた…とか」


櫻井「それはないだろ」


下等「なんでだ?」


櫻井「もしそうならオレらの目の前で爆発なんてしないだろ?それとも森ちゃんの背中についてる爆弾が爆発するのと同時に瞬間移動でうまい具合に難を逃れた

ってか?そんなの無理に決まってる!」


下等「そうじゃねえよ。そもそもオレたちが見た爆発って本当に森ちゃんの背中についてた爆弾なのか?」


櫻井「…なに言ってんだよ、おまえ」


そんなの…当たり前だろ


下等「もしそれが違ったら?」


櫻井「…だから、なにが言いたいんだよ」


やめろよ


下等「もしその爆発がイエローの武器である手榴弾だったら?」


櫻井「………」


無駄な期待なんか…持たせるなよ…


下等「イエローがどこかに瞬間移動して、その後に残した手榴弾が爆発した」


櫻井「…だったら…だったらなんのために手榴弾なんて爆発させたんだよ!?」


下等「カモフラージュ、とか」


櫻井「…カモ…フラージュ?」


下等、おまえは…


クラスメート「ふたりも一緒に先生のお見舞いに行かない!?」


下等「ああ、行く行く!」


なにを知ってんだよ?


下等「おまえも行くよな?櫻井」


櫻井「…あ、ああ…。下等」


下等「なんだよ?」


櫻井「おまえは…おれの味方だよな?」


おれはおまえを…


下等「当たり前だろ」


信じて…いいんだよな?







先生が入院してる病室


佐藤「………」


レッドは、撃たれた


グリーンは…わけがわからない


ブルーは、先生は…あれから意識を失ったまま


森ちゃんは…ショッカーで、そして死んでしまった…ついでに三谷も


櫻井も、ショッカーで…悪将軍をかばった


もう…なにがなんだか…


もう…みんなして…


佐藤「わけわんないよ…」


同じ病室で入院してるおっさん「その産卵したあとの鮭を思わせるようなか細い声は…もしやピンクか?」


佐藤「…難解な言い回し…レッド?」


レッド「そうか…君がピンクか…素顔を見るのはお互い初めてだな」


佐藤「…やっぱりおっさんだったんだ、レッド」


レッド「すまない…私がピコハンのように油断したせいで…ブルーだけでなく…イエローまで…」


佐藤「…べつにいい」


レッド「しかし、私が…」


佐藤「そうだからといって、わたしがレッドを責めるのはお門違い…だから…べつにいい…」


レッド「そうだな…」


佐藤「………」


レッド「君も…あまり能力を使い過ぎてはいけないぞ。ブルーのようになりたくないなら…」


佐藤「…今度は説教?」


レッド「いや、忠告だ」


佐藤「…知ってる、そのくらい…」





病院の受付


看護士「はい、その人なら304号室で入院してますよ」


櫻井「…っていうか普通、意識不明者にお見舞いってできるの?」


下等「あんま気にすんな」


櫻井「っていうか、病院って○○4号室ってないんじゃないの?4=死につながるから」


下等「気にすんな」


クラスメート「おいてくぞ、ふたりとも」




304号


佐藤「…レッド」


レッド「なんだ?」


佐藤「…わたしたちがやってることって…正しい?」


レッド「……さあな…ただ、間違ってはない」


佐藤「…じゃあ、レッドなら…自分の大切な人が敵なら…どうする?」


レッド「…おれなら…闘う、そいつが…本当に敵なら」


佐藤「…そっか、ありがとう」


ガラッ!!(病室のドアが開く音)


下等「べ/べつにあんたが心配でお見舞いに来てあげたんじゃないんだからね///…って、あれ?なんで佐藤がここに?」


クラスメート1「バカな!!おまえは部長との死闘で混沌の闇に落ちたはず!?」


クラスメート2「っていうか学校をさぼってでも先生に見舞いに行ってたのか?」


クラスメート3「もしかしてそれって…生徒と教師の禁断の恋!?」


クラスメート1「イッツ ザ プロヒビティッドラブ!!?」


クラスメート3「あれ?でも佐藤さんは櫻井君のことが好きだったんじゃ…」


クラスメート2「じゃああれだ!部長との死闘に敗れた佐藤が先生に励まされてそこから始まったんだ!プロヒビティッドラブが!」


クラスメート3「どうなの?佐藤さん」


佐藤「櫻井」


櫻井「………」


佐藤「わたしは、おまえを許さない…絶対に…」


櫻井「………」


クラスメート1「あれ?佐藤のやつ、走ってどっか行っちゃったぞ」


下等「追わなくいいのか?櫻井」


櫻井「いいんだ…おれには…そんなは資格ない」


クラスメート3「でも…どうして佐藤さんは櫻井君に恨みを持ってたの?」


クラスメート2「そうか!!わかったぞ!!先生に毒を盛ったのは下等だけど、それを命令したのは櫻井なんだ!!!」


下等「病院では静かにしようぜ」


クラスメート1「なるほど…真実を知った佐藤が恨みを持つはずだ」


クラスメート3「でもどうして櫻井君は先生に毒を盛らせたの?」


クラスメート2「櫻井は…ほんとは佐藤が好きだった。でもなにかしらの理由で佐藤を振ったんだ!!」


クラスメート1「なるほど…先生がいなくなれば佐藤が戻ってくるって考えたわけだ…」


クラスメート3「でもどうして下等は櫻井君に協力して毒を盛ったの?」


下等「おれだけ呼び捨てなんだ…べつにいいけど…」


櫻井「っていうかこいつらこんな多く会話してんだから名前くらい付けろよな、作者」


クラスメート2「佐藤との死闘に勝った部長は櫻井とくっついた…でも、下等は部長が好きだった」


下等「病人の前でも言いたい放題だな、こいつら」


櫻井「しょうがないよ、キャラベースがおまえなんだから」


下等「だからおれのせいなの?これって」


クラスメート1「なるほど!先生と別れた佐藤が櫻井とくっつけば部長はノーマークになる!!」


クラスメート3「まさに…恋の五角形…」


クラスメート1「イッツ ザ ペンタゴンラブ!!!!」


クラスメート2「昼ドラも真っ青なくらいのドロドロな恋愛劇…」


下等「っていうかこいつらはここになにしに来たの?」


櫻井「多分暇つぶし」






304号室


クラスメート3「お見舞いに来てあげたよ、先生」


先生「………」


クラスメート1「だめだこりゃ…ほんとに意識ないや…」


クラスメート2「ドッキリじゃなかったな。おれの勝ち!ほら、ふたりとも、100円ずつ出せよ」


クラスメート1「くそ!おまえの一人勝ちかよ…」


クラスメート3「ドッキリだと思ったんだけどな…」


下等「せめて病人の目前ではやめてやれよ…」


櫻井「よかったな、先生が意識不明で…」


下等「ああ、意識あったら自分の生徒が自分で賭け事してたことを知ることになるからな…」


クラスメート3「でもね、先生、わたしたちからサプライズプレゼントがあるの。おどろかないでね」


櫻井「意識ないからおどろくもなにもないんだけど…」


クラスメート3「みんなね、先生のこと心配してね、みんなで千羽鶴を…」


下等「マジで!?」


クラスメート3「折ろうと思ったんだけどめんどくさいから折り紙千枚持って来てあげたよ」


櫻井「なんで!?」


下等「まあ、ある意味サプライズではあるけど…」


クラスメート3「先生が目を覚ましたらどうせ暇でしょ?」


櫻井「この子けっこう口がきついぞ」


クラスメート3「だからその間に千羽鶴折ってね、わたしの大学受験合格を願って」


下等「なんかちゃっかりしてるぞ、この子」


クラスメート1「おれもプレゼント持ってきたぞ。先生が起きたら必要だろ?亜鉛めっきスクリューくぎ」


櫻井「なんて?」


*亜鉛めっきスクリューくぎ…釘胴部表面に凹凸をつけ、表面が亜鉛めっきされている釘。一般的に釘は引張りにはやや弱いが、この釘はその弱点を補ったもの

で、鉄丸くぎに比べ2倍程度の引き抜き耐力を持つ。


クラスメート1「男なら人生に亜鉛めっきスクリューくぎの一つや二つは必要だろ?」


下等「まぁ、一回や二回くらい使うかもしんないけど…男女関係なくね…。でもなぜいまそれ!?」


クラスメート1「っていうか、ぶっちゃけおれも空気読んでなんかプレゼントしたほうがいいなって思って制服のポケットに入ってたそれをあげただけなんだけ

ど…」


櫻井「なんでポケットに入ってんの!?亜鉛めっきスクリューくぎ!!」


クラスメート1「バカヤロー!おれもびっくりしたよ!ボケぇ!」


下等「…っていうかおまえはなにやってんだよ?」


クラスメート2「え?なにって…落書きしてんだよ、先生の顔に」


櫻井「…なんでいま?」


クラスメート2「逆に今しかないだろ、先生に恨みを晴らすのは」


下等「なんでおまえが先生に恨み持ってんだよ?」


クラスメート2「…おまえら高校生だろ?」


櫻井「おまえもな」


クラスメート2「毎日、学校来てんだろ?」


下等「だからおまえもな」


クラスメート2「毎日学校来てなにしてんだよ?」


櫻井「…授業?」


クラスメート2「そうだよな?毎日学校来て教室で授業してんだよな?」


下等「だからおまえもな」


クラスメート2「そうなんだよ!おれも毎日学校来て教室で授業を受けてんだよ…それなのに…それなのに…どうしてこんなにも出番が少ないんだ!?どうして

名前が固有名詞じゃないんだ!?」


櫻井「我慢しろよ…。主役のおれも最近ようやく名前決まったぐらいなんだから…」


下等「そうだぞ。言っとけどな、この小説では名前を与えられるハードルが高いんだぞ!ものすごく!」


クラスメート2「それもこれもすべては先生が適当な授業をするのがいけないんだ!先生がもっとちゃんとしてれば授業の描写も増えてオレも名前が与えられた

んだ!それなのに…それなのに…こいつさえ…こいつさえいなければ…」


下等「ぶっちゃけおまえだろ?先生に毒を盛ったのって」


クラスメート1「なに!?おまえだったのか!?」


クラスメート3「と、いうことは…恋の六角形…」


クラスメート1「イッツ ザ ヘキサゴンラブ!!!!!!」


下等「うるせぇぇぇ!!」


同じ病室で入院してるおっさん(レッド)「君たちはそのひとの教え子なのかい?」


クラスメート3「…どうしよう?…知らないおっさんが話かけてきたよ…」


クラスメート1「答えてやれよ」


クラスメート3「無理、無理。わたし人見知りだもん」


クラスメート1「だってよ。櫻井頼んだ」


櫻井「なんでおれ!?」


クラスメート1「ぶっちゃけおれも人見知りだもん」


クラスメート2「以下同文」


櫻井「誰だよ?さっきまでうるせえって怒鳴られてたやつらは…」


下等「お久しぶりです、神崎さん」


櫻井「なんだよ、おまえ。知り合いなのか?」


神崎レッド「え~と…だれ?」


櫻井「違うんかい!!」


下等「加藤です。おぼえてますか?神崎さん」


神崎「勝君か!!大きくなったな!!」


櫻井「だから誰だよ…。ってか、神崎って…」


神崎「うちの薫がいつもおせわになってます」


櫻井「薫って、まさか…」


下等「ああ、父親だよ、部長の」






神崎「もしかして君が櫻井君か?」


櫻井「まぁ、そうですけど…」


神崎「薫から聞いてるよ、天下無双のダメ人間なんだってな」


櫻井「おれってそんなダメ人間かね…」


下等「強い否定はできない…」


神崎「薫が作った手料理をまずいって言ったらしいな。…おれなんてまだ薫の手料理すら食べたことないのに…それなのに…こいつは…コイツは…」


櫻井「どれだけ引っ張られるんだ?このネタ」


下等「気をつけろよ、櫻井」


櫻井「なにをだ?」


下等「このひと親バカってやつだ。しかも、極度の」


櫻井「…了解」


神崎「貴様なんて…貴様なんて…十六茶の中で溺死したダニのようにみじめに消えればいいのに…」


櫻井「なるほど…こういうタイプの人間ね」


神崎「それはそうと…勝君。君は薫とトムとジェリーのような恋愛関係になってないだろうね?」


下等「トムとジェリーみたいな関係ではあるが恋愛ではない」


櫻井「っていうかトムとジェリーは恋愛関係じゃない」


クラスメート2「トムとジェリーのような恋愛って…」


クラスメート3「ぶっちゃけDVだね」


神崎「それはよかった」


クラスメート1「…おれそろそろ帰りたいんだけど…」


クラスメート2「賛成、おれ初対面の人と長くいすぎるとジンマシンが出てくるからな」


クラスメート3「そうだね、気まずさで吐血しちゃうもんね」


櫻井「どれだけ人見知りなの?おまえら」


下等「久しぶりに会えてよかったです、神崎さん」


神崎「ああ」


下等「また会いましょうね」


神崎「…勝君」


下等「はい?」


神崎「またうちに遊びに来なさい、晩ご飯くらい用意するから」


下等「はい、遊びに行きます」





帰り道


櫻井「そういえばおまえって部長と幼なじみだったな」


下等「まぁな」


クラスメート1「…っていうか、あの人どっかで見たことあるような…」


櫻井「おれもあるような気がすんだよな…。それにしてもあんまり似てなかったな、部長と」


クラスメート2「ほんとだよな…やべ、初対面の人と長くいすぎたからジンマシン出てきた」


クラスメート3「ゴホッ!ゴホッ!…あ、あまりの気まずさで吐血しちゃった」


下等「おまえら病院に戻ったほうがいいよ、マジで」




櫻井たちが帰ったあとの病室


ガラッ!!(ドアが開く音)


神崎「おお!薫!会いに来てくれたのか!!」


部長(薫)「元気そうじゃん、お父さん」


神崎「さっき勝君が来てくれたぞ」


部長「下等が?」


神崎「そこで寝てる先生に会いにな」


部長「ああ、なるほど」


神崎「櫻井君も一緒だったぞ」


部長「櫻井もか…」


神崎「あの子たちには…申し訳ないことをしてしまった」


部長「何度も言うけど、お父さんのせいじゃないよ、それは」


神崎「……すまない、またこんなこと言ってしまって…」


部長「謝る必要もないって」


神崎「…そうだったな。それはそうと、今度お偉いさんたちが集まるパーティーがあるんだが…薫も顔を出しに来ないか?」


部長「…ごめん、お父さん。」


神崎「そうか…ならいいんだ」


部長「それと…森のことなんだけど…」


神崎「まだ見つかってない。警察がこれだけ血眼になって探してまだ見つからないとすると…」


部長「…生きてる?」


神崎「かもしれん…。しかし彼女はおまえの友達であろうとなかろうと…我々は見つけ出して裁かなければならん、彼女がショッカーである限り…」


部長「…わかってます」


神崎「すまないな…私には、彼女が見つかったとき、おまえに少し会わせてやることぐらいしかできん」


部長「それだけで十分だよ、お父さん」







数日後


携帯『幸せなら手を叩こっ!タン!タン!幸せなら手を叩こっ!タン!タン!幸せなら態度で示そうよ、幸せなら手を叩こっ!タン!タン!』


櫻井「もしもし?どうしたんだ?下等」


下等『…テレビ…見たか?』


櫻井「なんだよ?急に…」


下等「いいから、いいからテレビ見ろ!!今すぐ!!』


櫻井「なんなんだよ…もう…」


ニュース速報


櫻井「な、なんだよ…これ…」





とある建物の中


グリーン「やっぱり…生きてたんだね」


謎の男「グリーンか…」


グリーン「いや~、さすがに死んだと思ったよ、あれは」


謎の男「………」


グリーン「ほんとうまく逃げたね。おかげで時間を稼がれちゃったよ」


謎の男「どいてくれないか?その先に用があるんだ」


グリーン「ボクが偶然ここにいるとでも思ってるのかい?」


謎の男「………」


グリーン「ここにいればいつか君に会えると思ったんだよ」


謎の男「もう一度だけ言う。そこをどいてくれ」


グリーン「裏切り者は殺さなくてはいけない…君も知ってるだろ?」





櫻井「な、なんだよ…これ…」


ニュース速報


警察は本日付けで、ショッカーによるテロ行為の容疑で以下の二名を国際指名手配犯とすることを発表


三谷 光


森 予


櫻井「どういうことだよ!!!これ!!!」




グリーン「だから…ボクは君を殺さなくてはいけないんだよ」


謎の男「………」


グリーン「イエロー…いや、三谷君、君を…ね」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ