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悪の手先の風上にも置けぬ  作者: なおほゆよ
第1章 悪の手先編
19/95

この夏よ、終わらないで Ver He

Write15


あれから変わったことが三つある


ひとつはあの後から一度も佐藤さんと会話してないこと


もうひとつは…佐藤さんが部活に来なくなったこと


そして制服の衣替え


夏がはじまる




部活


森「櫻井先輩のせいなんですからね」


櫻井「わかってるよ」


森「なんで佐藤先輩を振ったんですか?佐藤先輩って結構人気あるんですよ」


みんなには佐藤さんがまもるんジャーブルーだということを話してない


よって俺が佐藤さんに告られて振ったということになってる


櫻井「なんでって言われてもな…振るのに理由が必要?」


森「はぁ~、だから先輩はダメ人間なんです、幼女強姦犯なんです。振るにも振り方ってもんがあるじゃないですか!!」


櫻井「例えばどんな?」


部長「もはや幼女強姦犯はスルーするんだな…」


森「例えば…そうですね…。下等先輩、いい振り方ってどんなのですか?」


下等「この広原に広がる母なる地球が誕生して64億年。君と僕がいまここで出会えたことは唐突もない奇跡…でも僕は君以上の奇跡を見つけた…だからごめん

…でもまたいつか…来世で君を見つけたとき、僕は君を一生愛す…それで許してくれないか?」


森「おぉ~、いい具合に寒いセリフですね。そのセリフさえあればクーラーいらないんじゃないですか?」


櫻井「ほんとだな、地球温暖化もなんとかなるんじゃないか?」


森「よかったですね、下等先輩。地球を救えそうですね」


下等「そうか…よろこんでもらえてなによりだ」


部長「おまえら、ふざけてる場合じゃないぞ。このまま佐藤が部活を辞めてみろ。部員が4人になってわたしが会長に逆戻りしてしまうだろ」


下等「部長こそ少しは佐藤を心配してあげたら?」


部長「学校には来てるんだろ?だったら心配は無用だ。それに部活に来る来ないは佐藤の自由だ」


森「それはそうですけど…やっぱりさみしいです…」


下等「もし部活に来たとしても櫻井と佐藤の関係が気まずいだろ?」


森「それもそうですね…そうだ!!櫻井先輩が部活を辞めればなにも問題はありません!!」


櫻井「問題ありありなんですけど!!!!!」


部長「わたしはべつにかまわないぞ」


櫻井「いやいや、なに言ってるんですか!?部長」


下等「男一人に女子が三人のハーレム部活…悪くないな」


櫻井「おまえまでなに言ってんの!?」


森「決まりですね。そもそもこの部活に幼女強姦犯なんていうポジションなんていらなかったんですよ」


櫻井「そもそも幼女強姦犯なんていうポジションなんてないからね!!」


下等「心配するな。おまえの代わりに俺がこのハーレムを…じゃなかった…このショ研を引っ張っていくから」


櫻井「おまえなんて空気になって終わるのがオチだよ!!」


部長「おまえが辞めたら会長になってしまうが…まぁ、おまえが辞めてくれるならそんなの屁でもないな」


櫻井「どんだけおれに辞めて欲しかったの!!?」


部長「まぁ、冗談?はさておき…」


櫻井「『冗談?』ってなに!?」


部長「わたしも早く佐藤にこの部活に戻って来て欲しい」


部長「それはそうとじつはショッカーは沖縄を襲撃したことがあるんだ、8年前くらいに」


部長「それの調査っていうことで沖縄にみんなで旅行しよう、部費で」


櫻井「国民の税金をなんだと思ってんだか…」


下等「でもショ研の部費なんて大したことないだろ?沖縄は無理だろ」


部長「まぁ、偉い人におねだり(恐喝)すればことは足りる」


下等「忘れてたよ、この人が犯罪者ってことを」


森「沖縄ですか…いいですね…行ってみたいですね」


櫻井「沖縄…海があるんだよな…」


下等「たしかにいいよな、沖縄は…でも国民の税金で行くのは気が引けるな…」


作者「おれも行ってみたいな…」


顧問「いいね、沖縄。僕の出番も増えるし」


森「…櫻井先輩」


櫻井「なに?」


森「誰ですか?あの人」


櫻井「誰って…この部活の顧問だよ…一応」


森「…この部活に顧問なんていたんですか?」


顧問「いたよ、初めから」


森「聞こえてたんですね…」


櫻井「っていうか一応会話したことあるはずだよ、クイズ大会にときに」


森「そういえばいましたね、そんな人が…。それはそうと…あの人男性なんですか?女性なんですか?」


櫻井「それは…ぶっちゃけ知らない」


森「そこんとこどうなんですか?」


作者「決まってない。っていうかぶっちゃけどうでもいい」


森「初めて見ましたよ、作者から見捨てられたキャラなんて」


櫻井「森ちゃん、言い過ぎだよ」


森「っていうか必要なんですか?あの人」


櫻井「それは絶対にふれてはいけない暗黙の了解だよ」


森「と、いうことはぶっちゃけいらないんですね」


櫻井「…否定はできない」


下等「お前ら少しくらい顧問を気遣え」


森「あれ?顧問さんはどこに行ったんですか?」


部長「泣きながら走り去っていったぞ」


森「けっきょくなにがしたかったんですか?あの人」


作者「さぁ~?」


下等「おまえが言うなよ」




旅行当日


森「わぁ~あれが飛行機ですか。やっぱり大きいですね、佐藤先輩」


佐藤「…そうだね」


森「せっかくの旅行なんですからテイション上げて行きましょうよ」


佐藤「…そうだね。…でもこれは…わたしのアイデンティティ」


下等「よく佐藤を誘えたな、部長」


部長「まぁな」


下等「でも気まずくならないか?」


部長「いろいろ考えてあるさ」




飛行機の中


席順


佐 櫻    下 森 部

藤 井    等   長


下等「いきなり二人をぶつけんの!!!?」





櫻井「………」


佐藤「………」


櫻井(超気まずいんですけど!!)


森「沖縄っていえばあれですよね。青い海、白い砂浜、そしてヤンバルクイナ!!」


下等「青い海、白い砂浜に並ぶほどのものじゃないと思うけどね、ヤンバルクイナは」


森「沖縄に行くにあたって沖縄の名産などは調べませんでしたけどヤンバルクイナだけは徹底的に調べてきましたから」


下等「どんだけヤンバルクイナに会いたいの!?」


櫻井「………」


佐藤「………」


森「言っておきますけどね、ヤンバルクイナに関することならこの中の誰にも負けませんよ!」


下等「いや、知らないからね、そんなマニアックなプライド」


部長「ほう、ならわたしの問題に答えてみろ」


下等「なんか別の人のプライドに火がついた!!」


部長「まずは手始めに…ヤンバルクイナの体長は?」


森「約30センチメートルです!」


部長「正解、次はもうすこし難しくしよう。ヤンバルクイナが発見されたのは何年のこと?」


森「1981年です、ちなみに日本国内で20世紀に初めて発見された新種の鳥がヤンバルクイナです」


部長「正解だ」


下等(…話についていけない)


部長「こんどは難しいぞ、1984年四月に見つかったヤンバルクイナの巣の中にあった卵の数は?」


森「5個です」


部長「なかなかやるな」


下等(…正直つまらない…)


櫻井「暇そうだな、下等」


下等「まぁな」


櫻井「この気まずい空気をどうにかしてくれないか?」


下等「馬鹿野郎。おれにこの空気をどうにかできるわけないだろ!」


櫻井「そういわずに頼みますよ、Mr,atmosphere」


下等「なに、その無駄にかっこいい称号は?ってか日本語に訳すと『空気さん』じゃん!そんなにおれって空気なの!?」


佐藤「………」


部長「ヤンバルクイナは絶滅危惧種に認定されていますがそのランクは?」


森「絶滅危惧IA類です」


部長「さすがだな」


森「このくらい常識です!わたしはこの旅行でヤンバルクイナを捕まえて家で飼うつもりなんですよ」


下等「森ちゃんは絶滅危惧種の意味を知ってるのかな?」




飛行機の中


櫻井「………」


佐藤「………」


櫻井(気まずい。助けてくれ、下等)


下等(告れ、櫻井)


櫻井(なんで!?)


森(最後に勝つのは愛と正義ですよ、先輩)


櫻井(いや、むしろおれは悪なんですけど、ショッカーだし…)


下等(おまえの気持ちを伝えればいいんだ!歌に乗せて!)


櫻井(歌!?)


森(いちいち反応する必要ないですよ、どうせつまらないボケですから。まったく…櫻井先輩といい、下等先輩といい恥ずかしくないんですか?)


櫻井 下等すんまへん


森(とにかく!いろいろあったけど今日は気にしない方向でってことを伝えればいいんですよ)


櫻井(了解)


櫻井「あの…佐藤さん」


佐藤「………」


櫻井「いろいろあったけど、その…今日は気にしないでいこうよ」


佐藤「………」


櫻井「………」


下等「よし、今だ!告れ!櫻井!」


櫻井「どんな暴挙だよ!!」


佐藤「うるさい!!!」


櫻井 下等「…」


佐藤「静かにして…」


櫻井 下等「ごめんなさい」


佐藤「………」


櫻井「………」


下等「………」


部長「これは先が長そうだな」




沖縄到着


森「先輩、海が青いです」


櫻井「そりゃそうだ」


森「先輩、砂浜が白いっていうほど白くはないですけど白いです」


下等「素直に白いって言おうよ、そこは」


櫻井「いいのかな?作者は沖縄行ったことないのに沖縄を書いちゃって」


下等「いいんじゃないの?他にもプリクラ撮ったことないけどプリクラの描写を書いたり、メイド喫茶行ったことないけどメイド喫茶の描写したり、東京タワー

行ったことないのに東京タワーを爆発させたりしたけど気にするな」


櫻井「チャレンジャーだな、作者」


下等「グチグチ言ってないで作者の妄想の沖縄を楽しもうじゃないか」


櫻井「妄想の沖縄とか言われたら素直に楽しめないんだけど…」


下等「ぶっちゃけ95%くらい妄想だよ!小説なんて!」


櫻井「そんなこと言うなよ、悲しくなるから」


下等「現実に目を向けないと前に進めないだろ?」


櫻井「っていうか、俺たちは沖縄まで来てなんの話をしてるんだ?」


下等「そうだよな、もっと沖縄らしいことしないとな」


櫻井「で、この後どうすんだ?」


下等「目のまえに海があったらおまえどうするよ?」


櫻井「そりゃおまえ…津波に気をつけるだろ」


下等「地震も起きてないのに?」


櫻井「おまえ津波をなめてんのか!?ぶっちゃけおまえあれだろ、高さ50センチの津波って聞いたらたいしたことないじゃんって思うタイプの人間だろ!?」


下等「まぁ、たしかにたいしたことないなって思うな」


櫻井「おまえ死ぬよ!人間ってこんなにも無力なんだなって思いながら死ぬよ!」


下等「なんでそんなに津波に注意すんだよ?…もしかしておまえ、津波に飲み込まれたことあってそれ以来泳げなくなったとか?」


櫻井「…だとしたらなにか問題でも?」


下等「え?おまえカナヅチなの?」


櫻井「…なにか問題でも?」


下等「………」





みなさん水着に着替えました(一応櫻井も)


森「え?櫻井先輩ってカナヅチなんですか?」


下等「らしいよ」


森「カナヅチって…またベタなキャラ付けですね、櫻井先輩」


櫻井「ほっとけ」


森「そんなにもキャラ立ちしたいんですか?まぁ、そりゃそうですよね、主人公にしては地味すぎますし」


下等「さいきん森ちゃんの毒舌が冴えてる気がする」


森「佐藤先輩、部長、聞きました?櫻井先輩ってカナヅチらしいですよ」


部長「カナヅチって…バカだったのか?おまえも」


櫻井「なんですか?そのカナヅチ=バカっていう方程式は?」


佐藤「…近年まれに見る希少人種」


櫻井「そんなめずらしい?カナヅチって?」


下等(いましゃべったぞ、櫻井と佐藤が)


森(部長がなにか吹き込んだんでしょうね)


部長「よし、手始めに櫻井のカナヅチっぷりを見てみよう」


櫻井「無駄ですよ、おれは海から半径10万キロメートル以上近づかないって決めてるんですから」


下等「すくなくとも日本では生きられないぞ、それだと」


佐藤「…海に飛び込むか、放り込まれるか…どっち?」


櫻井「なにが違うの!?その二択って!?」


佐藤「…心意気」


櫻井「とにかく俺は海に入りたくない!!」


下等「だ、そうです隊長。彼は放り込まれたいらしいです」


部長「了解、各自配置につけ」


櫻井「止めてくれ~!!俺はあれなんだ!海につかるとふやけて大きさが10倍になっちゃうんだ!!」


下等「どんな体内構成!?」


森「昔そういうおもちゃありましたよね」


部長「言い訳が苦しいぞ!櫻井。あきらめて深海まで沈め!」


櫻井「なんか俺に恨みでもあるの!?」


部長「ない!ただせっかく作ってやった朝飯をまずいと一蹴されたのが少しむかつくだけだ!」


櫻井「まだ根にもってたの!?あれ」


佐藤「…じゃあね、櫻井。いままで楽しかった」


下等「大丈夫だ。おまえはおれのなかで生き続けるから」


森「さよならです。とくに言い残しておくことはないです」


部長「以下同文、じゃあな、櫻井」


櫻井「ちょ、待って…」


空から海へ落ちているわずかな間に


僕は沖縄の青空を見た


いままで見たなかで一番青く、澄んでいた


来てよかったな、沖縄


まぁ、作者の妄想の沖縄なんだけどね


バシャアアアアアアン!!!




櫻井「あれ?おれどうなったの?」


佐藤「…おぼれて死にかけてた」


櫻井「…またトラウマが増えたな…みんなは?」


佐藤「…泳いでる」


櫻井「もしかして見ててくれたの?」


佐藤「………」


櫻井「ありがとね…でもみんなと泳いでてもよかったのに…」


佐藤「…いいの…ここにいたいし…」


櫻井「…なんで?」


佐藤「…じつは……」


櫻井「……じつは?」


佐藤「…………わたしもカナヅチなの…」


櫻井「…さっきカナヅチのことを近年まれに見る希少人種って言ってなかった?


佐藤「…いままで自分以外見たことなかったから…」


櫻井「そうなんだ…」


佐藤「………」


櫻井「………」


佐藤「…さっきはごめん……うるさいなんて言って」


櫻井「ああ、飛行機のことね。いいよ、べつに気にしてないから」


佐藤「…わたし決めたの」


櫻井「なにを?」


佐藤「…いろいろあったけど…今日は忘れる」


櫻井「そっか…ありがとう」


佐藤「…せっかくの沖縄だし…楽しまないと…」


櫻井「そうだね、楽しもっか」


森「あ!櫻井先輩起きたんですか!!いま下等先輩を割ろうとしてるんですけど、みんなで殺りませんか?」


下等「なにとんでもないこと口走ってんの!?」


櫻井「わかった!いま行く!」


部長「ほら、おとなしく割られろ、下等!」


下等「いやだ!おれの人権を尊重して!!」


櫻井「行こう、佐藤さん」


佐藤「…うん…かんぷなきまで粉砕したい、下等を」


櫻井「…もうちょっと下等に優しくしようよ」




下等割りの後


下等「この小説には欠けているものは数多くあるが…そのなかでも一番欠けてるものってなんだと思う?」


櫻井「おまえの頭とか?」


下等「考えてみろ、櫻井」


櫻井「スルーかよ…」


下等「おれたちはさっきなにをしてた?」


櫻井「殺人未遂」


下等「そう、泳いでたんだよ!」


櫻井「少しはおれの話を聞いたらどうだ?」


下等「おまえの話を聞くとすぐ話が脱線するんだよね、こんな感じで。テンポよく会話したいんだよね、おれは」


櫻井「相手の話を聞かないことを会話っていうの?」


下等「でだ、話を戻すぞ。泳ぐのに必要なものってなんだ?」


櫻井「水に浮く体」


下等「聞く相手を間違えたよ…。まぁ、確かにおまえの沈没っぷりはすごかったが…。水着だよ、水着」


櫻井「それがどうした?」


下等「ふつう水着を着た女子が登場したらくわしく描写しないか?」


櫻井「まぁね」


下等「それなのになに?この小説は?『みなさん水着に着替えました(一応櫻井も)』、これだけですませたんだぞ!もはやこれは失礼だ!女子に!」


櫻井「まぁ、たしかに少なすぎるな」


下等「っていうかこの小説は人物像の説明が少なすぎる!」


櫻井「まぁ、森ちゃんは小さい、佐藤さんはけっこう人気がある、部長にかぎっては女子ってこと以外なにも書かれてない」


下等「そこんとこどうなの?」


作者「これはあれだ、読者が自由に人物を想像できるようにあえて人物像を書かないマルチイマジネイションって呼ぶことにした技術だ」


下等「『呼ぶことにした技術』ってどういう意味だよ!!?」


櫻井「どうせあれだ、めんどくさかっただけだよ」


作者「そういうこと」


下等「もうちょっと頑張れよ!!」


作者「しょうがないな…みんな可愛い!これでいいだろ?」


下等「雑すぎだろ!!」


作者「俺そろそろ帰る。あんまり登場回数が多いと書いてて恥ずかしくなるから」


櫻井「帰っちゃったよ…」


下等「なんだったんだよ!この件!」






櫻井「花火をもってくるなんて準備いいですね、部長」


下等「よく飛行機に乗るときに没収されなかったね」


部長「わたしの手にかかれば爆発物の一つや二つを機内に持ち込むことぐらい朝飯前だ」


櫻井 下等(この人がテロリストじゃなくて本当によかった)


佐藤「…はやくやろ、花火」


森「じゃあ、わたしは最初はこれを…」


櫻井「じゃあ、おれはこの線香花火を…」


森「空気って知ってますか?櫻井先輩」


櫻井「冗談、冗談」




下等「おれときどき思うんだよね、花火が楽しいのはさ…」


部長「花火が楽しいのは?」


下等「花火ってさ、危ないじゃん」


部長「そうだな」


下等「こうやってさ、危ないことやってさ、自分のなかにあるスリルってものを満たしてるからって思うんだよね、あんな風に」


アルカパ「キャハハハハ!楽しいですよ!花火を10本持って振り回すのって!


佐藤「…あぶないよ、森ちゃん」


部長「そうかもな…でも、いいんじゃないか?変なところでスリルを満たすよりは」


下等「まぁ、そうだね」


櫻井「あ!もうねずみ花火と線香花火しか残ってない!」


佐藤「…森ちゃん、使い過ぎ」


アルカパ「それなら今度はねずみ花火を一斉爆破しましょう!」


佐藤「…あぶないよ…やめたほうがいいよ」


アルカパ「残念ながらもう全弾着火してしまいました…さぁ、カーニバルを始めましょう!」


部長「そろそろ止めたほうがいいな」


アルカパ「さぁ、ねずみ花火よ!ねらいは下等先輩です!」


下等「なぜか全部おれの方に来てんだけど…」


櫻井「逃げないと死ぬぞ!下等」


下等「わかてる」


アルカパ「無駄です!わたしのネズミ花火は超高速でターゲットを追跡します!どのくらい速いかというと風圧で着火した火が消えるくらいの速さです!!」


櫻井「爆発しないじゃん!!」




櫻井「線香花火…ちょうど5本」


下等「一人一つだな」


森「やっぱり最後はみんなでまったり線香花火ですね」




森「やっぱり線香花火はいいですね…」


部長「そうだな」


佐藤「あ!…落ちた…」


下等「早くない?俺まだ火もつけてないんだけど」


佐藤「…これで終わりか…」


部長「そうでもないぞ。まだ打ち上げ花火が残ってるぞ」


森「え?まだあったんですか?あ!落ちちゃいました…」


下等「え?だから俺まだ火も点けないんだけど」


櫻井「はやく点けないおまえが悪い。ちなみにおれはとっくのとうに落ちた」


部長「さて、わたしも落ちたことだし、打ち上げ花火をやるか」


下等「おれ今火がついたとこなんだけど!」





下等「じゃあ、火を点けるぞ」


部長「筒を上から覗いてみろ、おもしろいもんが見れるぞ」


下等「あの世とか?」


シュウーー


佐藤「これで…今日は終わりか…」


隣でさみしそうにそうつぶやいてた


パン!!


森「たっまやーーー!!!!!」


どうして花火はあんなにもきれいなんだろう


ひとつだったものが


ばらばらになって


消えて行くだけなのに


佐藤「たっっっまやーーーーーーー!!!!!!!!」


大きな声に反して


彼女は泣いていた


そのせいなんだろうか


こんなにくやしいのは


櫻井「また…来たいな、みんなで」


今度は


全部終わったら

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