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悪の手先の風上にも置けぬ  作者: なおほゆよ
第1章 悪の手先編
13/95

スクランブル下等(瀕死)はさすがに長いしくどい

Write9



あれは大雨が降っていた夜だった




だから眠れなかった




だからたまたま外を眺めていた




だから知ってしまった




だから変わってしまった




見なければよかった




そうすれば信じていれた




あの人を




知らなければよかった




そうすれば幸せでいられた




あのままずっと




あの一瞬の閃光に照らされた者を




今でも憶えている




鮮明に、はっきりと




記憶の隅にこびりついて




忘れることができない




さよならを告げた




あの人が大好きだった自分に




幸せだったあの頃に




そうしなければわたしは…







…寝てたのか…仕方ないか、最近徹夜だったし…


またあの夢を見てしまったか…


パソコンがつけっぱなしになっていた


映っていたのはある人のメール


中山さんの携帯に入っていたものだ


実は春休み中にデータの修繕は終わっていた


嘘をついてしまった


でも


悪いな、櫻井…これは



部長「教えられない」





部長「おはよう、お母さん」


部長母「おはよう…ご飯できてるよ」


部長「あれ?二人分?」


部長母「なんか遅刻しそうだからいらないって…」


?「すまないがコーヒーを一杯いれてくれないか?」


部長母「もう入れてますよ」


?「ありがとう」


部長「そろそろ時間なんじゃないの?」


?「おっと、そうだった」



さとられてはいけない



?「今日は朝からショッカー対策の会議だったんだ」


部長「まもるんジャーの責任者のトップが遅刻しそうになってどうするんの?」



わたしがこの人の



?「そうだな……オテンバ馬のように楽しむんだぞ、学校」


部長「…どういう意味?」


?「気にするな、それじゃあ行ってくる」


部長母「行ってらっしゃい」




敵だということを



部長「行ってらっしゃい、お父さん」





ピンポン球工場



工場長「今日はバイトが終わったらみんなで飲みに行かないか?おごるぞ」


櫻井「ならお供します」


ピンポン球監視員1「家に帰っても借金取りしか待ってないんでお供します」


櫻井「夢ちゃんに貢ぎ過ぎです」


ピンポン球監視員2「家に帰ったらリエが待ってるんでお供できません」


櫻井「同じピンポン球監視員なのになんだこの差は?」


三谷「家に帰ったら妹が待ってるのでお供できません」


櫻井「妹っていうのはその手に持ってる今日見つけたつぶれたピンポン球のことですか?」


三谷「家に帰ってたら先日もらったピンポン球が成長してるかもしれない」


櫻井「そんなことは絶対ないんでいっしょに行きましょう」


三谷「妹がいる場所にしか行かないぞ、俺は」


櫻井「大丈夫です、どこにでも居ると思いますよ、三谷さんの妹は」






居酒屋


メグみょん「お帰りなさいませ!!ご主人様!!4名様でしょうか?」


工場長「は、はい…よ、よきゅめいで、です」


櫻井「行きつけの居酒屋で人見知りしないでください」


メグみょん「わかりました!4000名様ですね!カウンター席にご案内します」


櫻井「それは冗談を言ってるだけなんですよね?」


メグみょん「も、もちろんですよ!大部屋じゃないと4000人なんて入りませんもんね!」


櫻井「むしろ案内してくださいよ、4000人も入る大部屋に」





工場長「僕はね、生まれてからずっとエリート街道を進んできたんだ」


工場長「有名私立の小学校に通って、そのまま有名大学に入学してな、大学院に通って教授をやってたんだ」


櫻井「すごいですね、すみませーん、軟骨の唐揚げください」


工場長「教授じゃあき足らず、政界にも踏み出したんだ」


工場長「そのかいあって、一時はいい役職を手にいれたんだ」


櫻井「すごいですね、あ!軟骨来ました」


店員「お待たせいたしました、鳥の軟骨揚げです」


櫻井「てっきりメグみょんが持って来ると思ったけど…違うのか…」


店員「すみません。彼女はさっきクビになってしまったんで…」


櫻井「………」


工場長「でもな、ちょっとヘマしてな、天下りすることになったんだ」


工場長「それでもな、いいところで働けると思ったんだ」


工場長「天下りだけど一生懸命働く気でいたんだ」


櫻井「おいしいですね、軟骨」


ピンポン球監視員1「ほんとにおいしい…一週間ぶりの食べ物は」


工場長「でもな、なぜか知らんけどな…工場長になったんだ、ピンポン球の」


工場長「普通はな、会社のお偉いとかな、病院のお偉いとかなのにな」


工場長「なんで工場長なの!?ピンポン球の」


櫻井「貢ぐの辞めたらどうですか?」


ピンポン球監視員1「だから貢いでるんじゃないんだって、レモンかけていい?」


櫻井「いいですよ」


工場長「そのときはさすがの僕も嘆いたよ、小さいころからずっと努力してさ、その結果が工場長だよ!?」


櫻井「すっぱいですね(レモンが)」


工場長「そうでしょ!すっぱい人生だよ、でもね僕は決めたんだ、この工場を日本、いや世界一のピンポン球工場にすると」


三谷「…グスッ」


工場長「感動してくれたのか?三谷くん」


三谷「はい、軟骨についてきたパセリに…妹に似てる」


櫻井「妹さんは色彩を豊かにしてくれるんですね」


三谷「色彩だけじゃない!マヤはこころも豊かにしてくれる!!」


ピンポン球監視員1「夢ちゃんもこころを豊かにしてくれる!!」


櫻井「財布は乏しくなりますけどね」


工場長「話聞いてる?」


櫻井「聞いてますよ、世界一のピンポン球になるんですよね?頭皮が」


工場長「言っておくけど僕は君のバイト先で一番エラい人だからね」




櫻井「そろそろ帰らないと…」


三谷「それじゃあ僕も帰ろうかな、妹の成長も気になるし…」


櫻井「工場長、ごちそうさまでした」




ピンポン球監視員1「みんな帰っちゃいましたね」


工場長「二人で飲もう、日頃の苦労を酒にして」


ピンポン球監視員1「それなら場所を替えましょう!近くにいいキャバクラ知ってますから」


工場長「君は貢ぐことにけなげだね」




三谷「櫻井君も家がこっちなんだね」


櫻井「はい」


三谷「櫻井君は高校生だよね?」


櫻井「そうですよ」


三谷「部活は何かやってるのかい?」


櫻井「まぁ、一応…ショッカー研究部ってのをやってます」


三谷「…そうか、変わった部活をやってるね」


櫻井「そうですね…三谷さん、変なこときいてもいいですか?」


三谷「なんだい?」


櫻井「…三谷さんは、悪の組織と戦ってたりします?」


三谷「…ブッ!ほんとに変な質問だね」


櫻井「吹かないでくださいよ」


三谷「なんでそう思ったんだい?」


櫻井「じつは僕の高校は以前ショッカーに襲われたことがあるんです」


三谷「そういえば近所の高校が襲われたってことを聞いたね…櫻井君の高校だったんだね?」


櫻井「はい、幸いけが人はいませんでしたが」


三谷「…それと僕が関係あるかい?」


櫻井「そのときまもるんジャーを初めて見たんですが、そのなかに三谷さんと同じようなシスコンがいたんです」


三谷「…僕はシスコンなんかじゃないよ」


櫻井「残念ながら気持ち悪いくらいのシスコンです」


三谷「そうか…僕はシスコンだったのか…」


櫻井「自覚なかったんですか…」


三谷「僕は家がこっちだからここで失礼するよ」


櫻井「変なこときいてすみませんでした」


三谷「いや、おもしろかったよ、君の冗談は…じゃあね」



櫻井「否定は…しないんですね」





ショッカーアジト



面接官「今日はデ◯ズニーランドに行くぞ」


櫻井「とうとう夢の国にショッカーが現れる時代になったのか…」


スクランブル下等「……ぁ…」


櫻井「ブツブツと何言ってんだよ?」


スクランブル下等「……ぃ……ぅぇ…ぉ」


櫻井「テイション低いな…」


ショッカー「あの…櫻井さんですか?」


櫻井「そうだけど…あ、森ちゃんか」


森「いま身長の低さで私と判断したんですか?」


櫻井「いや、違うよ、30センチ定規5本分にも満たないってことから判断したんだよ」


森「ようするに低身長ってことですね」





森「ところで一つきいてもいいですか?幼女強姦犯先輩」


櫻井「だから幼女強姦犯先輩って誰!?」


森「やっぱり櫻井先輩だったんですね!?」


櫻井「そうだよ」


森「じゃあこっちはスクランブル下等勝先輩ですね?」


スクランブル下等「…ぅ…」


森「…どうしたんですか?今日のスクランブル下等先輩は?朝はテイション低かったりするんですか?」


櫻井「いや、こいつは基本いつでもハイテイションが唯一の取り柄な変態カマドウマだよ」


スクランブル下等「…ぃぅ」


櫻井「なんて言ってんだ?こいつ」


森「『ハイテイションだけが俺の取り柄じゃない!他にもあるだろ、例えば……ええっと…ごめん、何もなかった』って言ってます」


櫻井「結局何もないのかよ、で、お前はなんでそんなにローテイションなんだ?」


スクランブル下等「…ぁぉ」


森「『実は先日部長にデートに誘われたと勘違いして天にも昇るような気持ちで喫茶店について行ったら、部長が俺に『辛いものを食べられる人ってカッコいい

よね』って言って俺をおだてるもんだから、調子乗った俺は辛さ20万倍カレーを注文して、というか注文を促されて、食べることになったんだよ。部長は最初

からそれが狙いだったんだなとわかった俺は泣きながらカレー食べたんだよ。もうその後は記憶がない、気がついたら家で死んでいた、天国から地獄に突き落と

されたらさすがの俺もテイションが低くなる』と言ってます」


櫻井「『…ぁぉ』にそんな長い言葉を詰め込めたことを褒めてやるよ」


スクランブル下等「…ぇぁ」


森「『ちなみに俺は部長から『二度と口を開くな』って言われたから口を開かないでもしゃべれるように腹話術をマスターした、だからこれは口を開かないでし

ゃべってる』と言ってます」


櫻井「適応能力は優れているな」





森「ところで、部長や佐藤先輩は櫻井先輩たちがショッカーだということを知ってんですか?」


櫻井「知らないよ、教えたら爆発するもん」


森「…どのような仕組みになってるんですか?背中の爆弾って」


面接官「電波を感知して爆発する仕組みになっている」


スクランブル下等「…ぅぅ」


森「『どうしてそんなこと知ってるんですか?』と言ってます」


櫻井「自分できけよ」


面接官「一応悪将軍の秘書だからな、いろいろ知ってるさ」


森「その電波の元を壊したりできないんですか?」


面接官「無理だな、全国に複数ある」


櫻井「その全部を一斉に壊したりできないんですか?」


面接官「言っておくがそれは日本のすべての電波塔を壊すことだぞ」


櫻井「じゃあ方法はないんですか?悪将軍を倒す方法は」


面接官「一つ作戦がある」


森「どんな作戦ですか?」


面接官「それは…ライトパウアーに入るなら話してやる、もし入る気があるなら今日帰ってきたときに例の隠し部屋に来てくれ」




夢の国



レッド「もういいやってあきらめて、終わってしまったと憂いても、どうにもならないと嘆いても、そこにある真実は紅色のダックスフンド!まもるんジャーレ

ッド!!」


イエロー「人は僕をシスコンと言うけれど、僕はシスコンじゃない!まもるんジャーイエロー!!」


グリーン「I am THE MAMORUNNJAA GREEEEEEEEEEN!!!」


ブルー「………」


レッド「4人合わせて」


レッド イエロー「「まもるんジャーファイブ!!」」


グリーン「YAAAAAHAAAAAAA!!」


櫻井「さすがはヒーローだな…拘束されてる状態でもアレをやるとは…」


レッド「どんなときでもあいさつすることの大切さを子供たちに伝えることは我々の義務だからな」


森「やはり本物のヒーローは違いますね…」


櫻井「そうだね…ところで、森ちゃんはどうして色紙なんて持ってるの?」


森「もちろんサインをもらうためです!」


櫻井「前回もらえなかったからね」


森「今回は前回の反省をふまえて色紙を25枚もって来ましたから」


櫻井「何をどう反省したら25枚ももってくるの?」


森「それではもらってきます」


櫻井「いやいや、敵にサインをあげないでしょ」


森「大丈夫です、まもるんジャーのサービス精神には仏も土下座します」


櫻井「なに?そのレッドみたいな表現力?」


森「最近高校生に流行してるレッドの例え、略してレド例です」


櫻井「初耳だよ、そんなよごれた日本語」


スクランブル下等「…ぇぁ」


森「『お前高校生なのにレド例知らないの?やばくねぇ?ミトコンドリアのブレイクダンスくらいやばくねぇ?』って言ってます」


櫻井「あ、本当に流行ってんだ…でも腹話術で他人を媒介にしゃべるカマドウマにやばいなんて言われたくない」


森「さすがは櫻井先輩、そうとうハイレベルなレド例ですね」


櫻井「そんなにセンスなかった?俺の例え」





レッド「人質を解放しろ!!悪将軍」


悪将軍「拘束状態でよくそんなことが言えるな…それより、ピンクはどうした?」


レッド「問題です!ピンクはいまどうしてるでしょうか?」


悪将軍「…なんで問題形式?」


レッド「正解は…CMの後!」


悪将軍「結局黙秘すんのかよ…」


イエロー「問題です!僕の妹はいまどうしてるでしょうか?」


悪将軍「おまえも知らねえだろ」


イエロー「正解は…家で成長してるでした」


悪将軍「たまごっちなの?おまえの妹って?」


ブルー「プッ…たまごっちとか…古」


悪将軍「言っとくけどお前ら捕まってんだからな」


グリーン「What is this rice cake?(この餅はなんですか?)」


悪将軍「お前にいたっては何がしたいかまったくわかんねぇ!!」


レッド「正解は、エチゴセイカ!」


悪将軍「なんでお前が答えんの!?」





悪将軍「そこ210番と211番と235番!」


櫻井(211) 森(235) スクランブル下等(210)「「「!」」」


悪将軍「ピンクを探せ!このへんにいるはずだ!!」




櫻井「ピンクなんていんのかよ、このへんに」


森「櫻井先輩、あの高い建物の上とかならあたりを見回せると思いますよ」


櫻井「そうだな、行ってみるか…」






ピンク「………」


櫻井「…まさかピンクがこんなところにいるとは…」


森「あれはライフルでしょうか?」


櫻井「たぶんな…なにを狙ってんだ?」


森「悪将軍だと思いますが…」


櫻井「こんなところから狙えるのか?」


森「まもるんジャーピンクは目がとてもいいんです」


櫻井「そうなんだ……止めるぞ」


森「どうしてですか?このまま悪将軍を倒してくれれば…」


櫻井「言ってなかったけど悪将軍が死んだらショッカーは全員爆発するからね」


森「そうなんですか…でもまもるんジャーを止めるのは難しいとおもいますが…」


櫻井「時間を稼ぐだけでいい、森ちゃんはその間に悪将軍にこのことを報告しに行ってくれない?」


森「わかりました」


櫻井「下等、行くぞ」


スクランブル下等「…ぉぅ」


櫻井「…いい加減テイションあげろよ」


スクランブル下等「…ぅぃ」


森「『無理』だそうです」


櫻井「そのくらいは自分で伝えろよ」


森「わたしもう行きますね」


櫻井「待って!こいつにエールを送ってからにして!」


森「いいですけど…どんなエールを送ればいいんですか?」


櫻井「『下等先輩は今日も変態ですね』って言ってあげて」


森「…それで元気が出るんですか?」


櫻井「出るんだよ」


森「…人として大丈夫なんですか?それは」


櫻井「カマドウマなんだからしょうがないよ」


森「カマドウマって変態って言われて元気が出るもんなんですか?」


櫻井「…森ちゃんはどうしてこいつがカマドウマって呼ばれてるか知ってる?」


森「…どうしてですか?」


櫻井「俺も知らない、部長がなぜかカマドウマと認識したからな」


森「…じゃあなんできいたんですか?」


櫻井「いいから早く変態って言ってあげて」


森「…わかりました、下等先輩は今日も変態ですね」


スクランブル下等「…っぅ」


森「『世界が俺を中心に回ればいいのに』って言ってます」


櫻井「地球の自転運動に文句言うなんてそうとうな重症だな」


森「むしろ今ので元に戻ったらわたしは正直ドン引きします」


櫻井「しょうがない、森ちゃん、こいつに『あ/あの/今日はわざわざ日本海溝に来ていただいてすみません/大変でしたよね?/あ/あの/その/…も/もし

よかったら/い/一緒に/プルトニウム爆弾でランデブーしませんか!?///』って言ってやってくれない?」


森「…なんですか?プルトニウム爆弾でランデブーって?」


櫻井「こいつの理想の告白のされ方らしいよ」


森「いまの告白なんですか!?」


櫻井「そうだよ」


森「どうして愛の告白に大量殺戮兵器が出てくるんですか!?」


櫻井「こいつにとって愛は核兵器みたいなもんだからじゃない?」


森「なんでわざわざ日本海溝で告白したんですか!?」


櫻井「なんでだろね?こいつの愛も真っ二つに割れたらいいのにね、日本海溝み

たいに」


森「別にうまくないですよ!」


櫻井「いいから言ってやってくれない?」


森「全力で拒否します!!」


櫻井「まぁ気持ちはわかるけど…そうだ!言ってくれたらピンクからサインもらってきてあげる!」


森「クッ!そう来ましたか…………しょうがないですね…」


櫻井「ありがとう、森ちゃん」


森「サインもらってきてくださいね」


櫻井「わかってる」


森「…じゃあ、言います…すぅー



めんどくさいので割愛



スクランブル下等「なんで割愛した!?」


櫻井「やっと復活したか…」


スクランブル下等「ありがとう、君のおかげだ森ちゃん、俺も君の愛にチョモランマの山頂に行ってウラン爆弾で応戦するよ」


森「けっこうです」


櫻井「一人で放射能に萌えて死ねだって」






櫻井「さぁ、どうやって時間を稼ごうか…」


スクランブル下等「世間話に花を咲かせる」


櫻井「…できんのかよ?カマドウマに」


スクランブル下等「まかせろ!俺の最近のマイブームは『初対面にも共感できる今日天気いいですねから始める世間話』を考えることだぞ!」


櫻井「人が共感できる話をカマドウマにできるのだろうか…いや、できはしない!」


スクランブル下等「なんで反語表現?…まぁ見てな」




ピンク「………」


スクランブル下等「今日天気いいですね」


ピンク「………」


スクランブル下等「ほんとうにいい天気ですね……突然ですが僕は鳥人間になりたかった!」


櫻井「ほんとに突然だな…」


スクランブル下等「鳥人間になったら…電線にぶらさがって…スズメと世界経済について語りたかった!!!」


櫻井「共感できるかぁ!!!!」


ピンク「……その気持ち…わかる!」


櫻井「マジか!?この人」


ピンク「鳥人間になって…近所のハトと…労働問題について語りたかった!」


櫻井「精神病院でおまえらの頭について語ったほうがいいんじゃねぇ?…まぁ、卵と会話してたオレの言うのもなんだけど…」


ピンク「でも気がついてしまった…鳥人間にはなれないと……中学卒業時に」


櫻井「気がつくの遅!!」


ピンク「気がつくのが遅い自分に…愚かさすら感じてしまう…」


スクランブル下等「そんなことないさ、俺なんて…殺人カレーを食うまで気づかなかった」


櫻井「つい最近じゃねぇか!!」


ピンク「…おまえと敵であることが……残念だ」


スクランブル下等「ああ、まさか鳥人間トークに花が咲くなんて思わなかった…」


櫻井「おれも今日天気いいですねから鳥と世界経済について語る話にをもっていくとは思わなかった」


ピンク「…もっと話をしたかったが…やらねばいけないことがある」


スクランブル下等「悪いがそれは阻止させてもらおうか」


ピンク「…邪魔するつもりか…なら………容赦はしないぞ!」


スクランブル下等「結局は実力行使か…残念だ、おまえとは友になれたかもしれなかったのに……さぁ!見せてみろ!おまえの実力を!そしてその目に焼き付け

るがいい!我の力を!!」









櫻井「アホが散ったか…」


スクランブル下等(瀕死)「もうちょっと気遣えないの?」


ピンク「…お前も…邪魔する気か?」


櫻井「待ってください!その前にサインをくれませんか?」


スクランブル下等(瀕死)「こんな状況でサインを書くやつはヒーロー失格だと思う…」


ピンク「…色紙ある?」


スクランブル下等(瀕死)「こいつヒーローにした人だれ?」


櫻井「あります、どうぞ」


カキ、カキ


櫻井「『to 小学生へ』って書いてください」


ピンク「…これでいいか?」


櫻井「ありがとうございます」


ピンク「…礼にはおよばない」


櫻井「ついでにもうひとつお願いあるんですが…」


ピンク「…なに?」


櫻井「友達の分のサインも書いてください!24枚」





13枚目


ピンク「…これでいい?」


櫻井「できればここに『to プリウス プルトニウムプラスチックスプリンセスプレゼントプロヤキュウ プーさんへ』って書いて欲しいです」


スクランブル下等(瀕死)「なんて地味な時間稼ぎなんだ…しかもプロ野球って

入ってるぞ」


ピンク「…プルトニウム…プラスチック…プリウス…プレデター…プロ焼うどん…だっけ?」


櫻井「違います、プルトニウムアルミニウムマグネシウムカルシウムナトリウムです」


下等「…なんで全部原子の名前になってるの?」


ピンク「…プルトニウムアルミニウムマグネシウムカルシウムナトリウム……変わった名前……どこの国の人?」


櫻井「しいていうならゲンシキゴウの住民です」


スクランブル下等(瀕死)「いいわけが苦しすぎるぞ」




21枚目


櫻井「『to 吉田翔がいやいや生徒会長をやっている学校で一番かわいいと言われている五十嵐愛を一目見ようと頻繁に現れる体の30%は脂肪でできている不審

者を捕まえた体脂肪率30%の地元住民もその子を一目見たいと思ったので写メを撮って来てと頼まれた娘が部活で仲良くなった友達が昼休みになったらダッシ

ュでアスファルトでできた廊下を駆け抜けて行く図書室に18禁の本が置いてあることが自慢である学校で好き放題に権力を乱用している教師に異議を唱えた校

長に陰で思いをよせている保健室の先生に相談したいことがある五十嵐愛が憧れている生徒会で一番偉い人へ』って書いてください」


ピンク「…ようするに…吉田翔っと」


スクランブル下等(瀕死)「案外冷静なんだな…」




ピンク「…書き終わった…」


櫻井「ありがとうございます」


ピンク「…じゃあこんどこそ…これで」


櫻井「あ、待ってください!」


ピンク「いい加減にしろ…これ以上…邪魔をするなら…」


櫻井「するなら?」


ピンク「おまえも…あいつの二の舞にする!」


櫻井「…これ以上は無理か…仕方ないですね、戦いましょう!」


スクランブル下等(瀕死)「気をつけろよ!あいつの武器はライフルだぞ!」


櫻井「こんな至近距離でライフルを撃てるのか?」


スクランブル下等「違う!殴ってくるぞ!ライフルで」


櫻井「ライフルで?」


ブン!!(ライフルを振る音)


櫻井「うわっ!」


櫻井「なんでこの人ライフル振り回してくんの!?」


ピンク「…ライフルは…振り回すにかぎる!」


ブン!!ブン!!ブン!!ドゴオオン!!!


櫻井「なに!?『ドゴオオン!!!』って効果音は!?」


スクランブル下等(瀕死)「ライフルで床に穴を開けた音だ」


櫻井「どんだけ力強いの!?」


ブン!!ブン!!ドゴオオン!!!ドゴオオン!!!ドゴオオン!!!ズゴオオオオン!!!!!


櫻井「勝てるかぁぁぁぁああああ!!!!こんなやつに!!」


スクランブル下等(瀕死)「勝たなくてもいいんだぞ、時間を稼げば」


ドゴオオン!!!ズゴオオオオン!!!!!バズドゴオオオオオオオオン!!!!!!!!!!


櫻井「無理無理無理無理無理無理!!!!だって聞いたないよ『バズドゴオオオオオオオオン』なんて効果音!!」


ズガアアアアン!!ペキ!ドゴオオオン!!ペキペキ!バズドガオオオオン!!!ぺキペキペキ!!


櫻井「なに?『ぺキ!』って?」


スクランブル下等(瀕死)「もしかして破壊し過ぎてこの建物の耐久性が弱くなってるのかもな」


櫻井「マジでか!!うわっ!」


スクランブル下等「なぜそこでこけるんだ!櫻井」


ピンク「…終わり」


ヤベェ、避けらんねぇ…



パシ!!!!



スクランブル下等(瀕死)「し、真剣白刃取り…間違えた、ライフル取りだと!」


ピンク「…やるね……でも…」


櫻井「……クッ」


ピンク「…力じゃショッカーには負けない」


スクランブル下等(瀕死)「絶対ライフルから手を離すなよ!離したらそのままライフル直撃するぞ!」


櫻井「わかってらい!でも無理っぽい、力が半端じゃない」


ピンク「…ショッカーにしては…たいした力だ……なら…今度は本気で」


櫻井「……ウガ」


ペキ!


スクランブル下等(瀕死)「頑張れ!櫻井!」


メキメキ!!


櫻井「お前も…見てないで…助けろ…よ」


スクランブル下等(瀕死)「無理だ。言っておくが俺今足の骨とか折れてるかもしれんし…。(瀕死)が見えないか?」


櫻井「…知る…か」


ピンク「…ショッカーのくせに…しつこい」


メキメキメキメキメキ!!!


スクランブル下等(瀕死)「なんの音だ?」


ベキベキベキベキ!!!!!


スクランブル下等(瀕死)「…もしかして…建物壊しすぎた?」


バキバキバキばきばき!!!


スクランブル下等(瀕死)「建物が崩壊するぞ!!!」



バゴオオオオオオオオオオオオオオオ大大オオオオオン!!!!!!!!!!!!


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