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異世界引きこもりダンジョンライフ  作者: 竜巻タコ焼きノート
第2章
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第六話:初めての襲撃

「おおおおおおおおおおおおおお!!!!なんてこったああああああ!!!!」


俺は喉からオタクの咆哮とも呼べるどちらかというと汚い部類の声が部屋中に響き渡った。


「な、何事でありますか?」

「ゴブえもん~!聞いてくれよ、ネクサス先生が虐めるんだ!!」

「は、はぁ…ネクサス殿が主を……」

《ゴブリン爺さま、実はですね……》


どうやら俺がゴブえもんに泣きついている間にネクサス先生から今さっきの出来事の説明が終わらしてしまった。

俺は無視するなんていい度胸だなおい、おじさんまた泣いちゃうぞ。


「しかし主様、聖霊剣 (せいれいけん)でありますか…それはまたとてつもないものをお持ちでいらっしゃいますな」

「ん?なんだ、ゴブリン爺はこの剣の事を知っているのか?」

「はい、この聖霊剣 (せいれいけん)っというのはーーー」


ゴブリン爺がすべてを言い終わる前に突如、ダンジョンに設置した警報システムがダンジョンコア部屋に鳴り響いた。


《マスター、ダンジョン入り口付近に人間が近づいております》

「え……こんなにも早くダンジョンにくるもんなのか…」


おいおい、マジかよ。

まだ具体的な対応案なんて考えてないぞ。


《マスター、人間たちがダンジョン入り口前にきました》

「まぁそらダンジョン前にくるよねー……先生はダンジョン内の様子が分かるかもしれんが何か俺も見れないものなのか?」

《マスターはダンジョンマスターでありますので目を閉じてダンジョン内を想像すると見ることが可能だと存じます》


俺はそう言われ半信半疑だったがとりあえず目をつぶってみて。

そうしてみるとあら不思議!

脳内で動画をリアルタイムで見ている感じでダンジョンのありとあらゆるところが覗けてしまう!!

おっほw

これはいい!とても良い!!

前世でも使いたかったぜ。


《マスター、目的から外れていますよ。あと、「おっほw」はさすがに気持ち悪いです》

「悪かったな気持ち悪くて、どうせ俺は気持ち悪いですよー!」

《はぁ……そんなことよりもマスター…》

「へいへい、入り口入り口~っと」


全く、ネクサス先生は真面目なんだから……まぁシステムっぽいしそうなってしまうのか。

そんなことを思いながら目を閉じてダンジョン入り口の様子を見る事にした。


ダンジョンの入り口では、四人の冒険者らしき者達が立っていた。

彼らは武装しており、リーダーらしい男が中央に立って、他の三人と看板に向けて指を指したりして話し合っていた。

リーダーらしき男は赤銅色の鎧を着込んでおり、銀の細工が施された長剣を背中に担いでいた。

彼の横には、ローブを纏った魔法使い、巨大な斧を手に持った巨漢の戦士、そして琥珀色の瞳を持つエルフの弓使いが並んでいた。


「あれって俗にいう冒険者なのか?」

《はい、装備から推察するに中級の冒険者といった所でしょうか。雑魚ですね》

「いやいやいや!!俺たちはダンジョンを始めたばかりの初心者でルーキーなんですよ?あんな強そうなしかも中級冒険者とか雑魚なわけないでしょうが!」

《マスター、ジャイアント・レッドスパイダーを向かわせれば一瞬でミンチにすることが可能です。向かわせてもよろしいでしょうか?》


…え?

あの筋肉スパイダー、そんなに強いんだ……なんかいろいろと解せないな。


「ちなみにレッドスパイダー君は脅威度A-って言ってたけど、冒険者が戦うとなるとどれくらいの戦力がいるんだ?

《ジャイアント・レッドスパイダーを討伐するには上級冒険者が最低でも1パーティーは必須です。中級冒険者ではまず勝ち目はないですね》

「ふむ……だがあいつはこのダンジョンの最高戦力で防衛をしてもらわないといけないから迂闊に前線には送りたくないしなーう~ん……」


冒険者たちを殺してDPは欲しい。

しかし、レッドスパイダー君を今ここで出して蹂躙すれば危険な洞窟として認定されてしまうし、かと言ってゴブ爺やがいこつたちを向かわせてもアイツらを無駄死にさせるだけだ。

やはりここは当初の予定で冒険者たちを迎え入れるべきか…


《あの、マスターよろしいでしょうか?》

「いや、でも今は洞窟内の魔物の掃討していないし今俺がこの部屋を出るのは……」

《マスター!》

「うおぉ!なんだ急に、ちょっと今考えてるから待ってくれ」

《いえ、冒険者たちが引き上げていきます》

「……ふぁ!?」


なぜ!どうして!Why Japanese people!!!

あ、冒険者たちは日本人じゃないか。


「いったい何があったんだ?どうして急に……」

《はい、マスターが設置を命じた看板を見てエルフの方が字を読めた為、”案の定”怪しいとパーティー内で話し合い撤退していきました》


”案の定”のところだけやけに強調して言うじゃないかこいつ…


「あ、あの主様。やはりわたくしめが撤去しに行きましょうか?」

「いや、ならん!ならんぞゴブ爺よ!あの看板は撤去などしないからな!」

「そ、そうでありますか……主様がそうおっしゃるのであれば」


このまま撤去なんてなんか負けた気がするから絶対に撤去しない!じっちゃんの名に懸けて!

関係ないが金O一とコOンの死神コンビをこの世界に召喚したら面白そうだな…


《マスター、しょうもないことを考えるよりこれからの事について話し合うのが得策かと思います》

「お、そうだな!今後の事を……え?今しょうもないっていったか?言ったよね!」

《はいはい、会議を行いますよマスター》


俺の悲痛な叫びはネクサス先生には届かず軽く流されてしまった。

ぴえん。


俺はダンジョン内のモンスター達の招集をネクサス先生にお願いした。

やはり先生のモンスターたち全員と意思疎通ができる能力には重宝する。


モンスター全員といっても野生モンスターを掃除してもらってるレッドスパイダー君とどうせその辺で遊んでいるがいこつたち以外はもうすでに集まってはいるんだけどね。


「さて、これから忙しくなるな…」

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