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アラフォー鍼灸師、異世界で我が道をゆく。  作者: しがない鍼灸師の男
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1.K.N.アラフォーは何を思うか?

取り敢えず1話目投稿。

中山が目を開くとそこには二人の人物が立っていた。

一人は老人、一人は若い感じの男。

だがどちらも並々ならぬオーラを感じる。


老人の方はそれこそ見た目は街中を歩いている老人そのものだがまるで全てを包み込むかのような、それでいて深くそして広い泉のようなオーラを放っていた。


若い男はまず見た目が人ではなかった。

背中には大きな白い翼、頭には光の輪。

そして神々しいオーラからみて明らかに神様に準ずる何かだということはすぐにわかった。


中山がそんなことを感じつつ、呆然と二人を見ていると老人が口を開いた。


「ですから言ったじゃあないですか鍼神(はりがみ)さん。多少強引でも加護なり何なりつけて彼を守ればよかったと...」


「いやね?加護つけるってなかなか大変なのよ?確かに彼は地球で大きな事を成し遂げる予定だったけどそれでも加護を渡すって難しいんだよ?ただでさえニッチな神様やってるせいで神力が無いんだから加護なんてそうそう与えられないしそもそも……」


神のような人物の言葉は尽きず、老人をまくし立てているが、老人はため息を吐いて呆れていた。


「あのぉ……すみません」


中山もようやく目の前の状況になれはじめ、声をかける。


「ん……ああ!ごめんね!いきなりこんなとこに呼び出した挙句放置プレイしちゃって!」


「いえ……私もようやくこの状況に慣れてきたので……。」


「ごほんっ!まずは自己紹介からだね。私は人呼んで鍼灸の神様!君も使っている鍼灸を司る神様だね。気軽に鍼神と呼んでくれたまえ!」


鍼神がそう説明すると、今度は老人に自己紹介を振る。


「あっしは杉山と言います。杉山和一と言った方がわかるでしょうかね。今は鍼神さんの補佐をしています。よろしくお願いしますわ」


中山は驚きと同時に頭の処理が追いつかなくなった。

百歩譲って神様の方はいい。神様はそもそもいるかどうかも分からん存在だったので理解しないで置いておくことができる。


だが、中山の頭が処理しきれなくなったのは老人の方であった。


(杉山?杉山和一って言ったか?あのじいさん。え?あの管鍼法を作った日本の鍼灸の原点を作ったと言われてるあの杉山和一先生?)


中山の頭が処理しきれず呆然としていると鍼神が口を開く


「ちょっと杉山先生!この人鍼灸の歴史研究とかもしてるんだからいきなり杉山ですなんていったら処理しきれないでしょ!?」


「だからといって自己紹介しないとなにも始まらんでしょうに……」


鍼神と杉山が言い争っている間、中山はただただ呆然としていたのであった……

取り敢えず教科書に出てくるような人物を出してみましたがこの場合法律的には大丈夫なのでしょうか?

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