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アラフォー鍼灸師、異世界で我が道をゆく。  作者: しがない鍼灸師の男
1/2

0.プロローグ

初投稿です。

最初なので鍼灸という用語の説明はあまりないです。

申し訳ない!

もう少ししたらわからない人向けの鍼灸用語解説の話を作ります。

「あー疲れた……。明日の予約はっと」


22時を回ったことを時計が示す。

男は机の上にあるパソコンを見てつぶやく。


「明日は10人か。まあいつも通りぐらいかなぁ」


着ていた長白衣を脱ぎ、洗濯機に入れ男はパソコンの電源を消した。

そしてベランダに出るとお気に入りのタバコを

ポケットから出し火をつける。


「すぅ……ふぅ。この店始めてからもう10年か。あっという間だったなぁ」


男はタバコを吸い殻入れに入れると近くに置いてある消臭スプレーで全身をくまなくスプレーした。


部屋に戻りパソコンのある部屋の奥にあるもう一つの部屋に行く。そこには2台のベッドと治療に使う(はり)やら(きゅう)やらの治療器具。

そして体を鍛えるためのトレーニングベース。


「最初の1、2年は赤字だったけどなんとか黒字になってよかったなぁ。今日で丁度開店してから10年な訳だし、店のみんなでぱーっとやりたいなぁ」


そう言いながら男は店の外に出てシャッターを閉める。上には看板があり大きく()()()()()()()の文字が出ていた。


この男の名前は中山幸助(なかやまこうすけ)

今年ついに40歳(アラフォー)を迎えた自称冴えない鍼灸師である。


(最近は店の評価も上々だし、鍼灸の広報の方も上手く行きそうな気配がする。あとはあれを進められれば……)


中山は物思いに耽っていたが、赤信号に気づくと横断歩道手前で止まった。


(危ない危ない……。気をつけないとな)


そう思い、信号が青になるのを待っていた中山が道路の方に目をやると、そこには明らかにスピードオーバーな走りをする暴走トラックが中山目掛けて突っ込んでくる姿だった。



中山幸助。享年40歳。死因は事故死。


ここでこの男の物語は終わる……。予定ではなかった。


「えっ!!!なんでこのタイミングで死んだの!?

予定と全然違うじゃないの!?」


「まあまあ、落ち着いてくだせぇ。そりゃあ事故死なんてのはいつ起こるかわからないもんですから……」


死んだはずの中山の耳に聞こえてきたのはそんな騒がしい声だった。






いかがでしたでしょうか。

少しずつですが進められればと思います。

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