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事故ったのですが!?

 俺は水彩絵の具と、筆、ペーパーパレットと水入れを用意し、水を入れた。

 さて、やりますか…。

 何か、物足りない感じがする絵だな…。と思いつつ俺はまず絵の中の鳥に色を付けることにし

 がたっ 

「きゃぁぁぁぁぁあ!!」

「!?」

 あのぼそぼそ声の灰崎が急に悲鳴を上げた。どうさしたものかと目を向けると俺はその意味に気付いてしまった。

 俺の水入れの水が溢れ、灰崎のタブレットは水びたし。猫を型どったスタンドグリップがギラリと光る。灰崎が急いで取り上げて電源をつけたもののもうつかなくなっていた。やばい。 

「…どうしてくれるの…!このタブレットはお母さんが誕生日に買ってくれた液タブなのに…! 中のイラストデータはもう戻らないし!」

「…っ。それはごめんっ…。」

 ほんの少し涙目の彼女を見つつ俺は爆発の音を聞いた。





          ✐




 

 今回は流石に申し訳なかったなぁ…。俺はかなり罪悪感を感じていた。しかし都合の良いことにまた、12月6日の朝だった。良かった。  

 俺はノートをしっかりリュックに入れて、放課後は水を零しても灰崎のタブレットが濡れないよう、反対側においたし、水の量も物凄く少なくしたため、零さなかった。

 そうして、12月7日の朝を迎えた。

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