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爆発したのですが!?

           ✎

12月6日


「起立、礼!」 

「ありがとうございましたー。」

 ふぅ、やっと授業終わったぁぁあ! まじ6時間目古文とか寝るしかない。助動詞も古文単語もぜんっぜん分からんし…。

「悠人、ちょっと来て」

 そう俺を呼んだのは、この1-2HRホームルーム委員(学級委員みたいなものだ)こと水名ドロシー。日本とイギリスのハーフ故に英語がペラペラで、美術部で油絵を描いている。理由は後ほど…

「何で呼ばれたか、分かってるよね?」

 え、知らん。

「…いい加減自分からノート出せよ。それ朝のHR後で毎っ回集めてるのにいっつも悠斗出さないじゃん!」

「えっあーーごめん忘れてた…」

 この高校は二ヶ月に一回国語のノート提出がある。本を一冊読んで感想を書くと言うものだ。俺は急いでリュックを漁った。リュックに色々詰めすぎて中々見つからない。数分後…

「…あ、ごめん忘れた…。」

 その時だった。爆発した。ちなみに比喩ではない。その聴き飽きた爆音は、中学生の時に理科でやった水素の実験のとは比べ物にならない大音量。

 爆発して校舎が吹っ飛び、意識は朦朧とし始めた中

またか…と思いつつ俺はやってくる痛みに恐怖を感じた。




           



 

 …まぁ、死にはしないし、気がついたら"その日の"朝に戻っているのだが、何せくっっそ痛い。熱い。戻ってからはなーんにも無かったかのように痛みは消えてるけど。

 何故、この学校の女子美術部員はこんな力を持っているんだ? ちなみにたちが悪いことに、彼女達は自分が怒ると爆発してその日の朝に戻ることに気づいていないのである。

「次こそノート出さなきゃ…。」

 俺はまた、“12月6日の”朝、窓から雪を眺めながら支度をした。

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