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僕、猫、異世界  作者: アタオカしき
第1章〜僕と猫と異世界と
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日の祈り

全てを照らされる我らが主よ。


願わくは御力(みちから)をあがめさせたまえ。


御力が夜を退けるが如く我らの災いをはらいたまえ。

御力が草木を巡り、それらを()む器に巡り、それらの器を食む器へと巡るように、御力を我らの(かて)となさせたまえ。


我らに、何者にも(くじ)かれぬ御力を与えたまえ。大いなる力に我らが()まれたとしても、我らを灰にくすぶる永き停滞から遠ざけ、天の巡り、地の巡りへと導きたまえ。


巡りによりて生まれ出づる御力と栄えとは、限りなく汝のものなればなり。

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