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夜警はいつしか彼と共に

作者: 蓮薔薇 揺麗

巡回に来た警官は玄関の扉をノックする


何もなかった空間に淀みが生まれる


いつぶりかの人工的な蝋燭に火が付く


警官は何かに恐れるように扉を開ける


何もないはずだったそこには


点々とタンポポが咲いているようだ


誰も植えず誰も世話せずの土には


タンポポが咲き誇っていた


警官は彼を見た



元気か


元気だ



そしてタンポポを潰しできた道を戻る


彼はまた消える


何も無い空間に戻る


それが空間として最も安定しているらしい


道も消える


タンポポが咲く



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