大自然に感謝を。
無いんだね。作品の内容が。
だから、短編です。
管理者と言う最高位な存在が暇潰しの樣に監視している次元があった。
世界のルールに縛らない特異な存在が偶然に生まれ、管理者に挑み、最後は儚く散って行く物語である。
アポロン‼これで最後だ!
私達はアポロンの分体を取り込んだ事により小型の太陽をエネルギー源とし、爆発的な動きで迫ったが、やはり届かなかった。
お前最後だ!次元の果てまで飛んで、砕けて無くなれ!
アポロンの攻撃を受け、私達の身体も意識も砕けて無くなった。
それは地球と言う星の深海で生まれた。
何か大きな爆発により不法投棄されていたドラム缶状の
容器に亀裂が入り、内容物が漏れた。
この事により、周辺を漂っていた何千何万何億との微生物が死滅して行く中で、とうとう適応してしまった。
微生物は一心不乱に只生き残る為に、捕食吸収した。
最初は大量な微生物の死骸。
次に、周辺に漏れた紫色の液体。
当然、ドラム缶状の容器も食べた?
貝や蟹、魚類と・・・。
魚も取り込んだ結果、泳げる樣になり、移動が広範囲で出来る樣になったが、まだ自我は無い。
暗い海底から光に誘われて、ちょっと浮上してみる。
そこは明るい別世界だった。
大量な魚に混じって、錆びた大きな金属の中で暫く過ごして見る。
粘体だった身体も捕食吸収により貝や蟹、魚になれる樣になり、更に海上に行く前に、取り敢えず錆びた大きな金属も全て捕食吸収し、体積を増やして見た。
ついでに砂も取り込んで見たが、砂に含まれる金属しか捕食吸収出来無い事が判った?
自我がまだ無いから、理解はしていない。
身体が波に負け無い樣になったので、兎に角光に向かって浮上してみる。
もう少し。と言う所で、身体を突き破る樣に何かが落下?して来たので、思わず捕食吸収。
急に自我?意識?と呼べる物が理解出来た。
この日初めて人類を取り込んだ。
はっ、私は確か砲撃と銃撃で海に落ちて、死んだはず。
確かに貴女は上から落ちて来ましたね~。
何か気の抜ける声が聞こえた気がした。
何っ、誰だ。
何故、頭の中で話をしてくる。
誰?と言われてもね~。
私、俺?は名前も無いし、貴女と同化したからね~。
逆に貴女は誰よ~。捕食吸収したのに何故、自我を失わないのかな~。
でも、貴女のお蔭様で、こうして話が出来たけどね~。
私は自我を持っていなかったからね~。
むっ、私も良く解らないが、貴女?のお蔭で、こうして生きているわけだ。
ん~。お話も良いけどね~。
私は海の上、光の世界に行きたいかな~。
ん、そう言えば、海の中じゃん。
私、息して無いし。
やっぱり死んでるよね。
考えが細かいね~。
大丈夫、生きてるよ~。多分?
もう飽きたから早く行こうよ~。
ふう。確かに軍服にも、穴や焦げた痕も無いし。
何故、帽子も海から出たら頭の上にあるの~。
もう細かい~。
無視ね~。無視だからね~。
ごめんなさい。
事象に回答はなるべく考え無い樣にする 。
そこは考え無い。と言い切らないんだね~。
良いわ。
良いのか?
それに~。
しないのね。
細かい!
それにしても、此処は何?一面観瓦礫に燃えてるじゃん。ね~。
あぁ、それね。戦争だよ。世界大戦。
何処も燃えているのよ。世界中が燃えているのよ。
此処は日本と言う国だったの。
でもその辺で死んでる人とは、見た目が違うのね~。
因みに私はドイツと日本のハーフだから。
父親ドイツ、母親日本ね。
その辺に死んでる人とは、服装違うね~。
それは第三帝国の軍服だから。日本とは違うよ。
ん~。そうなんだ~。
何でそんな場違いな人がいるわけ~。
あぁ、火事泥棒だね~。
違う 私は日本が前回大戦時に密かに開発しようとした軍艦の情報をわざわざ盗みに来てはいない!
誰も其処まで聞いてはいなかったけどね~。
良く判ったよ~。
ちょっと見せてみ~。
でも、海に落ちたからって、なんとも無いね。これ。
ん~。もっと良く見せて~。
ひとの話を聞いてる?
ん~。無視だよ~。
無視かい。
判ったよ~。ちょっと待っててね~。
砂から足りない部分を再現する~。
何をする。?
・・・・・。
無視かい。
はい~。良いよ~。良く出来てるね~。
んって、これはって『大和』大和じゃん。
私が見せたのは『紀伊』紀伊だからね。
違うじゃん。
大和は小さいから、それよりも取り回し良い。よ?。
何故そこも疑問系なのだ。
ん~。細かい~。もう細かい~。
無視だからね。
だいたい海底で魚の寝床だった場所が大きな鉄屑で、吸収して再生したら、大和だっただけだよ~。
なっ。
紀伊?知らないよ~。
もう良い~乗って見ようよ。もう~。
そっ、そうだね。折角だから、乗ろう。
凄い まさか大和に乗れる日が来るとは。ね。
じゃ~。出発進行~。
北北東に舵を取れ~。
ヨーソローって言わないんだ。
?。
何で私らしか乗っていないし、触れてもいないのに動いているわけ。ってか何で私がもう1人いるのよ。
細かい~。分隊?だよ。
漢字違くね。はぁ
じゃぁ、分体~。
私が捕食吸収した物を再現して出しているから、この場合は貴女も大和も私な訳よ~。
判ったかな~。
本当に凄い ね。
私はフードリヒ。軍人だ。
階級は少将だ。
貴女?は。
貴女はって~。
寄生?している時点で人間じゃ無いのよね~。
聞き方間違ってるね~。
私は人間の環境破壊から生まれたんだよ~。
まぁ、海の怒りでは無いから。
考え無いでね~。
人間は滅んだほうが良いのでは~。っては思う。
人間は良くも悪くも結果、破壊しかしないからね。
人間はね。
話を戻すけどね~。
紀伊?戦艦1隻で、何が出来たのかな~。
使用装備は私の好き勝手に出来るけどね~。
まぁ、捕食吸収して強くなれば良い。だけどね~。
考えて無かった。
とにかく不沈戦艦と噂を聞いたから。
第三帝国は前の戦いで、ビスマルクもグラーフも失い、駆逐艦すらもう何も無いから、同盟国だった日本なら。
って思って部下とUボートで来たけど、日本事態も爆撃でほぼ全土壊滅だとはね。
日本は今回の大戦には参加していなかったのに、邪魔だった?んだろうね~。
だから、地図から消される勢いで、大戦開始と同時にミサイルが殺到した見たい~。
だから、世界中が燃えているのよ。
ん~。
じゃあさ。
海に沈んでいる船をこのまま大和で探して、捕食吸収してから使って艦隊作ろう‼
まさに、ロマンだね~。
巨大な一物ってね~。
こいつは本当に私の話を聞いてる?
後は、貴女の記憶にある戦闘機等々や戦車にイージス艦も、欲しいかな~。
順番で残骸を確保して行こう。
かね~。
その前に拠点が必要になるかも知れないから、港周辺の瓦礫を吸収してから行こう~。
こうして私は何と無く、暗い海底から出て来て、良かった~。?と思ったかなぁ~。
あ、でも、見た目は現状でも1人だから、貴女の仲間を吸収して置くのがお勧めだけど、どうする~。?
何故かって?私はフードリヒしか知らないからね~。
分体はフードリヒばっかりになっちゃうよ~。
でも捕食吸収だから、漏れ無く人間辞めちゃう話だけどね~。
でも、それでもね。
みんな死んでるなら。
どんな形でももう一度会いたい。
わかった~。
貴女見たいには、不死身にはならないかな~。
え、私は不死身なの?
理由は簡単で、私は貴女にしか付いていないから、端末化しか出来無いのよね~。
爆裂で消滅すると、復活出来無いから~不滅では無いはずだけど~。
いや、ちょっと待ってって。
手足位なら、再生可能だけど、頭を壊されるとね~。
その人の自我は再生出来無いのよね~。
・・・・・。
再生後は見た目はその人で、自我は私になります。?
えっUボート動かす人数なんだけど。
全て私になる。の。
貴女だけが、何故か例外なだけよ~。
こいつは本当に私の話を聞いていない。
どうせ貴女の仲間も、もう死んでる?だろうしね~。
じゃあ。
探しに行こう~。
後ね~。
現状貴女は頭の中で考えが、口から言葉になっているから、恥ずかしいよ~?。
・・・・・。
その頃
アポロン様。
ん。
アポロン様聞いていますか!
ん。
悪い。聞いていない。
最近つまらん。私の世界に刺激が足りない!
何を言っているのですか。私達は管理者。刺激を求めるのはどうかと思います。
硬いね。
貴女は。
かっちかちね一物‼
何を言っているのですか。はぁ
アポロン様。大変です。
地球の生物が死滅していますよ。
お前は何を言っている。
破壊を繰り返す人間でもそこまではやらないだろうよ。
じゃ、ご自身で確認して下さい。
おっ。
って、本当に大陸上は死滅しているな。
でも、海の生物は平気と。
ん?。
海上に新種がいるな。
お前が創造したのか?。
趣味悪いな。お前。
捕食吸収生物って、何よ。
キモすぎ‼
私ではありません。
そうか。
では、私の管理する世界に必要ないな。
あっちょっと待って下さい。
ってアポロン様。
砕けて飛んでけ。
果てまで。
ふん。
あ~またやっちゃいましたね。
また他の管理者から苦情来ますよ。
何処に飛ばしたのですか。
知らん顔。
・・・・・。
またこっちは
えへへ~。
全部で大小合わせ300隻は超えたか。
見渡す限り、お舟ばっかりだね~。
何を言っている。
空も海中もいるし、戦車も搭載しただろう。
凄い数だ。
やはり人数足りないな。
何処か燃えていない島に上陸して、基地作ろうよ~。
ロマンだね~。
秘密基地作ろう~。
見える拠点はチャッチーやつ~。
そうだな。
拠点は必要だ~。
秘密基地作り~。
基地作り~。
凄いな。
結局、基地も残骸情報から再現出来るとは。
凄い~。
見直した~。
褒めても良いのよ~?。
ん。
んんん。
何だ‼。
ヤバい‼地震か‼
あぁ大地震‼地球の最後か。
本当の終わりか。
ぉぉぉ~。
ほほほ~。
って、止まったね~。
落ち着いたね。?違うか~。
取り敢えず、基地直すね~。
大分殺られたわ~。
でも外に出たら~空気が美味しい~キレイ~って、何かヘンダヨ~。
お菓子~。
何を言っているの。
何で漢字違うのよ?
ん。
本当だ。
確信無いけど、違うね。
何故か横に大きな島も増えているし。
取り敢えず~全部排出~。
ぺっぺっぺ~。
うわっ。
唾吐くみたいに出て来た。
ぅげ~。
ぉえ~。
何か色々と台無しで、可哀想。
偵察に飛行機飛ばそう~。
それっ~。
飛んでけ~。
もう何も言わないけど。
考えたくも無い。
ぉっ。
島発見?村人見たいなのがいるって~。
どうする~。
墜落させて~見てから、確認させる~。
それは墜落させた時点で駄目だろうよ。
んっもう~。
細かいね~。
何を言っているんだ。
墜落させて頭が駄目になっちゃうよ。
じゃぁさ~。
お舟で見に行きますか~‼
どれだよ。
戦艦?駆逐艦かな。
残念~。Uボートでした~。
何でさぁ。
私は今、大きな問題に挑み、敗北しそうだ。
何処だ。
村人とは日本語では会話が可能だが、聞いた事も無い国だ。って、何で頭の上に耳が付いているだ。
駄目だ。
何を言っているんだ。
会話出来ても意志の疎通は無理そうだな。
貴女は誰~。
私はアン・ケートよ。
貴女は?
私はフードリヒだよ~。
違う。
フードリヒは私だ。
そいつは・・・。
そうだな。フードリっヒだ。
ふーん。
女なのにカッコいい名前ね。
私はフードリっヒ~。私はフードリっヒ~。
何か可哀想な子ね。
そっ、そうだな。
良く言われる?。
まぁ、良いわ。何処から来たの?
あっちだよ~。
それじゃ解らないわ。
そっちの方向は行っても、大きな無人島もしか無いはずだけど。
さっき来たの~。
そこから~ギターの?。
本当に可哀想な子ね。大丈夫かしら。