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ダンスは下手です その2

何かにつけて断っていた夜会だが1週間後に控えた王宮での夜会は他国の要人も来るとの事で第1王子が不参加では話にならないらしく朝から晩までダンスという名のイビリ?特訓を受けていた。


「はいっそこでターン そう、良いですわよ」


何とか及第点とまではいかないが、それなりの動きができるようになってきたのでホービット伯爵夫人もにこやかに、そして微笑ましく見守ってくれるようになった。


「な~んだ、上達しちゃってるじゃない 面白くないの」


「またシルフィーはそんな事を言って、でも僕もこの仕上がりは意外でしたね下手のままでいくと思ったのですが予想外の結果です」


こいつら本当に同腹の兄弟なのか?


「シルフィー殿下、本日は天気にも恵まれておりますし庭園でお茶にしませんか」


シルフィー付きの侍従が声をかける


「そうね、お兄様の下手ダンスが見れなくなったし お茶にしましょうか レイドリックはどうする」


「そうだね、僕もお茶を頂くよ お兄様の予想外の進歩に驚かされたけど さすがに飽きたかな」


こいつらは・・・


あっさりと出て行った2人と侍従を見送り、さて頑張るかねと考えてた時


「さて、では次のパートに進みますわよ」


「はぁっ えっと今までのレッスンはなに」


「あれはパートの一部ですわ いまから次のパートに進みますのでよろしいですわね」


「えぇぇ」


もう無理だ・・・


そうして残りの1週間ようやく一つのダンスが及第点手前で出来るようになった時に王宮に出入りしている商人から他の転生者の情報を耳にした。





ヴェルティガ王国より東に位置するエ・スファンテロ公国、王国とは同盟関係にあり先々代時には婚姻関係もあった友好国、この国のとある領地では急速に経済が発展していた。

話は数年前に遡るが、まず作物の生産量が年々増えてきたのである。

新たなる農機具の開発や作付けの改良など領地全体で行われた結果であったが、この件に一人の商人の子供が関わっていた。

名はオルクス 

ファブリオン伯爵領の領都に店をかまえるエンデックス家の次男である。


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