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龍人な少女の召喚記~一人一人が主役な舞台の世界~  作者: スカイア=ライメト
第二部:クラン編 第三章:誰かが描く贄の戦争
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第八十二話 発進!基地すら無い模様

「何とか荷造りは出来ました。では、先に到着し準備している売買班と合流します。高速移動をしたいので、こちらの全地形対応型・軍用六輪駆動車両、ATM-ACで行きます。正式名称はAll(オール) Terrain(テレイン) Military(ミリタリー) Armored(アーマード) Car(カー)となります。機能としては名称が全てを言い表しておりますが、改めて説明をします。全地形対応の装甲車となります」

 一々英語にする必要なくない?

「変わって無いですよ?」

「ええ、言いたいだけですとも」

「運転は誰がしますか?私は免許を持ち合わせていませんので、乱雑な代物になりますがよろしいですか?」

「では、俺がやろう」

「鳥兜さんですか。アディルさん、例の機器をお願いできますか?」

「いいのですよ。少し待つのです」

「え?機器って何さ!?」

 口調が戻ってるんだけどぉ。

「ゴホン、機器を取り付ける理由は?」

「AIが現在作れません。ですので、外部からの直接操作(コントロール)すれば良いのでは?と思いまして。はい、こちらの席に座り、ケーブルを接続します。調子はどうですか?気持ちが悪いようなら、調整もしますが」

「あ、ああ。気持ちが良い位だ。怖い程にな」

 あれ?こいつ、口開けてないのに喋ってる。どういうこと?

「それは車内スピーカーから聞こえているものですね。鳥兜さんが流暢に話せる理由は、機人内にある発声出力を車内に変更しているためです。又、感覚器を接続しているだけです。なので、全てを繋ないでいないので、違和感は漢字難いようにしました」

「私等も補助として操作するのです。だから、安心してほしいのです」

 誰がするんだろうか。残りは雑談している鋼翼さんと露梨、刀を磨き始めた静鈴、説明中の二人に聞いてる俺。

「アディルさんと鴉さん。お願いします」

「分かったのです」

「あ、俺なのね」

 さっき運転したバイクとか、ゲームで運転した車とは勝手が違うだろうなぁ。アディルさんに聞きながら頑張ろうか。

「では、出発を。目的地は表示されるので、その都度確認していただければ」

そして雑談の中に入っていくと言う。あ、結構静かに進むのね。もっと揺れるのかと思ったよ。

それにしても馬力が凄いのか、景色が数秒で過ぎる程には速いね。オフロードなのに。

「鴉ちゃん」

「はいはい。何のご用でしょうか?」

「計器の四番確認するのです。場所は右手の方向なのです」

 これかな?数値が…二百三十六と。

「減ってきているのです。んー鴉ちゃん。そこのケーブルを掴んで、魔力を流してほしいのです」

 え?俺の役目って魔力貯蔵容器オドタンクなの?確かに龍人だから基礎スペックは高いし、魔力量もクランメンバーの中では上位には入るけどね?せめて魔石とか用意しとこうよ!仕事ならやるけどさ。

「そこまでです。魔力を流すのを止めるのです。又、そのメーターが半分を切ったら入れて欲しいのです。何か知りたいことでもあるのですか?」

 ティタンの術式とか?多分、四人の中では一番近いし。

「その通り、私なのです!鴉ちゃんの着眼点は、良いものを感じるのです。ルクハからも聞いたのですが、本人からも話を聞きたいと、そう思っていたのですよ!」

 何から話した方が良いのか。取り敢えずは、進捗とか成果かな。

「成る程なのです。残っている単語が、その能力に成るわけですから、換装能力と学習能力、成長系です。残りの二つは未だ、推察の材料すら揃っていないのです。地道にしていけば良いと思いますよ?」

 やっぱりアディルさんでも残りの二単語は分からないか。俺も目星はつけていたし、同じ答えだったよ。そう言えば、さっきから烏頭が一言も言葉を発していないのは何故?

「それは、主に運転しているのが、鳥兜さんだからなのです。私達は補助をしているに過ぎないのです。勿論、負担に成らないようには、しているのですよ?んー簡単に言えば、初めてやることには不安が沢山あるってことなのです」

 成る程?確かに、ティタンに乗ったときは操作に手一杯で、あまり話したくなかったし。難易度がハードだと集中し過ぎて無言プレイになる感じかな?

「もう少しで着くのですよ」

「アディルさんのもう少しは当てになりませんので、もう少し詳細な時間を教えて頂けますか?」

「ルクハは私をそんな目で、見ていたのですか!因みに後、一時間程となっているのです」

 到着後直ぐにログアウトになるなこれ。はぁ、イベントが明日から本格的に開始するとは言え、残念。

ま、イベント中はゲーム内と現実での時間比が四対一から、六対一のなんと一.五倍に変わるからな。これは、イベントに参加しなくても適用されるから、普段ログイン出来ない人でも遊ぶ時間が増える事に。

 だけど、法律の関係上常時とはいかずに、指定時間だけしか無理だけども。えーと二時間が上限で、時間帯が八時から十二時の合間か。

 それにしても、運営は綱渡るねぇ。法律のアウトラインに触れそうだよ? でも、越えてはいないからセーフかな。とは言え、仕事が始まってからはログインし難くくなっているから、素直に有り難いよ。

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